タイノエの生態
タイノエは魚の表面・口内・エラの中にペアで寄生し、宿主(魚)の中で自然と性転換が行われます。産卵時にはメスの体内に卵を持ち、生まれた子供は宿主を求め親元を離れ、新たな宿主を探すと言われています。
しかしタイノエがどのようにして生まれ、寄生するようになったのか?という詳しい生態は明らかになっておらず謎の多い生物ですが、2017年の最新調査では深海に住んでいた祖先が寄生生活に特化した進化を遂げたのではないか、という調査報告がされています。
タイノエが付いた魚は食べても大丈夫?
タイノエ自体を食べても、タイノエが付いた魚を食べても害はありません。食品衛生上の問題もないので、スーパーの魚に付いていても、安心して食べることができます。
ただし、タイノエが寄生している間に体液を吸われた魚のサイズによっては、身がやせていたり、脂の乗りが今一つだったりと味の面で影響が出る事もあるようです。