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エクスセンスのリールの画像

【徹底比較】エクスセンスのリール全機種をリールマニアが全機種解説!

シマノのシーバスブランドであるエクスセンスには、5機種のスピニングリールがラインナップされています。しかし「どう違うかわからない」という方も多いでしょう。リールマニアがエクスセンスのスピニングリール5機種の特徴を詳しく解説します。

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目次

アイキャッチ画像出典:シマノ

エクスセンスのスピニングリールは全5種!

エクスセンスのリールの画像

出典:シマノ

シマノのシーバスフィッシングブランドであるエクスセンス。大名作サイレントアサシンなどのルアー展開を始め、ロッドやリールも豊富にラインナップされています。

今回は、エクスセンスのスピニングリール全5機種を徹底解説します!

エクスセンスBB

エクスセンスBBの画像

出典:シマノ

エクスセンスシリーズの入門機であるエクスセンスBBは、実売1万円台とは思えないほどのスペックが充実。

ランカーシーバスとのやり取りやウェーディングに耐えうる強さと繊細さを有しています。

リールマニア的!エクスセンスBBのチェックポイント

不意の大物がかかった際、魚に主導権を渡さないためには素早いドラグ調整が必須。エクスセンスBBは瞬時にドラグ調整が可能なラピッドファイアドラグを装備。

防水機構Xプロテクトもしっかりと備えられており、ウェーディングなどの過酷な状況にも十分耐えうる耐久性を持っています。

エクスセンスBBの特徴

  1. Xプロテクトで防水性能が良好。
  2. 瞬時に調整可能なラピッドファイアドラグを搭載。
  3. ガタ付きの少ないねじ込み式ハンドルを標準装備。
  4. 非金属ボディでサビの心配ナシ。
  5. HGNギア搭載。
  6. ベアリングを5個搭載。
  7. 実売価格は16,000円前後。 

ラインナップ

シマノ エクスセンス BB C3000MHG

自重:240g ギヤ比:6.0 ベアリング数(本体):5ベアリング数(ローラー部):1 ドラグ力:実用 3.5kg/最大 9.0kg 糸巻量 PE(lb-m):1.2号-150m 巻上長(ハンドル1回転あたりの長さ):88cm ハンドル長さ:55mm

シマノ エクスセンス BB 3000MHG

自重:250g ギヤ比:5.8 ベアリング数(本体):5ベアリング数(ローラー部):1 ドラグ力:実用 3.5kg/最大 9.0kg 糸巻量 PE(lb-m):1.2号-150m 巻上長(ハンドル1回転あたりの長さ):85cm ハンドル長さ:55mm

シマノ エクスセンス BB 4000MHG

自重:280g ギヤ比:5.8 ベアリング数(本体):5ベアリング数(ローラー部):1 ドラグ力:実用 6.0kg/最大 11.0kg 糸巻量 PE(lb-m):1.5号-200m 巻上長(ハンドル1回転あたりの長さ):93cm ハンドル長さ:55mm

シマノ エクスセンス BB 4000MXG

自重:280g ギヤ比:6.2 ベアリング数(本体):5ベアリング数(ローラー部):1 ドラグ力:実用 6.0kg/最大 11.0kg 糸巻量 PE(lb-m):1.5号-200m 巻上長(ハンドル1回転あたりの長さ):99cm ハンドル長さ:55mm

みんなのインプレ

シーバス用に作られたこちらのリールですが、私はサーフや磯からのヒラメ、ブリ、サクラマス狙いで9フィート?10フィートのロッドに合わせるのに4000番のリールが必要な為購入しました。 Xプロテクト搭載で防水機能も優れてるという事で、耐久力に優れていて2万円を切っていたので即購入しました。

私は10フィートのディアルーナにこちらを装着してますが巻き心地も気持ちよく軽く、一日中巻いていても疲れません。 色もただのブラックではなく艶のないブラックでディアルーナと合わせるとカッコいいです。

性能的に一昔前の高級なリールよりも優れているのではといった印象です。個人的意見ですが値段が倍以上するような高級リールを買ってもそれほど大差無いのではと思います。コスパ高いエクスセンスBBはお勧めです。

シーバス、ショアジギ用として購入しました。巻き心地は正直良くも悪くも価格相応と言った具合です。しかしその他の諸機能に関してはワンピースベール、ねじ込み式ハンドル、ラインローラー部など私が求めていたもの全てが備わっていたので非常に高い実用性を感じました。

また、全面に施したマッドブラックのデザインがとても高級感を与えます。シーバスはもちろん、サゴシやタチウオ、イナダなどのショアジギターゲットにもピッタリだと思います。。

エクスセンスCI4+

エクスセンスCI4の画像

出典:シマノ

エクスセンスシリーズでもっとも軽量なモデルがこのエクスセンスCI4+。

モデル名に冠されている通り、ボディとローターにCI4+(炭素繊維強化プラスチック)を採用することにより、軽量ながらも高い剛性を誇ります。

リールマニア的!エクスセンスCI4+のチェックポイント

BBにも搭載されているラピッドファイアドラグを採用していることはもちろん、スプールを支持する部分がボールベアリングを用いた構造(リジッドサポートドラグ)なのは大きなポイント。

ローターも軽量なので、BBよりも格段に回転レスポンスが良いことも魅力です。

エクスセンスCI4+の特徴

  1. Xプロテクトで防水性能が良好。
  2. リジッドサポートドラグによってドラグ性能が向上。
  3. 瞬時に調整可能なラピッドファイアドラグを搭載。
  4. ボディとローターにCI4+を採用。
  5. 非金属ボディでサビの心配ナシ。
  6. エクスセンスシリーズ最軽量。
  7. ベアリングを9個搭載。
  8. 実売価格は27,000円前後。

ラインナップ

シマノ エクスセンスCI4+ C3000M

自重:195g ギヤ比:5.0 ベアリング数(本体):9ベアリング数(ローラー部):1 ドラグ力:実用 3.5kg/最大 9.0kg 糸巻量 PE(lb-m):1号-220m 巻上長(ハンドル1回転あたりの長さ):73cm ハンドル長さ:50mm

シマノ エクスセンスCI4+ C3000MHG

自重:195g ギヤ比:6.0 ベアリング数(本体):9ベアリング数(ローラー部):1 ドラグ力:実用 3.5kg/最大 9.0kg 糸巻量 PE(lb-m):1号-220m 巻上長(ハンドル1回転あたりの長さ):88cm ハンドル長さ:55mm

シマノ エクスセンスCI4+ 3000MHG

自重:205g ギヤ比:5.8 ベアリング数(本体):9ベアリング数(ローラー部):1 ドラグ力:実用 3.5kg/最大 9.0kg 糸巻量 PE(lb-m):1号-220m 巻上長(ハンドル1回転あたりの長さ):58cm ハンドル長さ:55mm

シマノ エクスセンスCI4+ 4000MXG

自重:245g ギヤ比:6.2 ベアリング数(本体):9ベアリング数(ローラー部):1 ドラグ力:実用 6kg/最大 11.0kg 糸巻量 PE(lb-m):1.5号-200m 巻上長(ハンドル1回転あたりの長さ):99cm ハンドル長さ:55mm

みんなのインプレ

使い始めて1年と少し経ちますが、非常に性能が良いと感じてます。

まず、軽い!巻きも滑らか!ドラグ性能も素晴らしい!ランカーも上げましたがパワーもあります。

19ヴァンキッシュが気になってますが、当面はこいつを使い倒します♪

主にショアからヒラメ狙いで使っています。全身マットブラックで前モデルよりさらに精悍になり一目でエクスセンスっていうことがわかるデザイン。

PE1.2号で30g前後のルアーを使用。トラブルもほとんど無く手返しよく攻めることができます。何よりメンテ中にも使用中にもかっこいいデザインが所有欲を満たしてくれます。

エクスセンス

エクスセンスの画像

出典:シマノ

エクスセンスシリーズのハイエンドが、このエクスセンスです。

2016年にリリースされたヴァンキッシュをシーバス専用機としてブラッシュアップして作られたモデルで、スペックに関して一切の不足はありません。

リールマニア的!エクスセンスのチェックポイント

ステラなどの限られたリールにしか搭載されていないDLCラインローラーを搭載しています。DLCとはダイヤモンドライクコーティングの略称で、摩擦が生じにくいのでPEラインへのダメージやライントラブルが最小限になることが特徴。

マグネシウム製HGNボディやHGNギア、MGLローターが搭載されており、パワーと回転性能は最高クラスです。

エクスセンスの特徴

  1. Xプロテクトで防水性能が良好。
  2. リジッドサポートドラグによってドラグ性能が向上。
  3. 瞬時に調整可能なラピッドファイアドラグを搭載。
    1. 軽快なレスポンスを実現するMGLローターを搭載。
  4. 剛性と軽量さを両立するマグネシウムボディ。
  5. ライントラブルを最小限に防ぐDLCラインローラー。
  6. ベアリングを11個搭載。
  7. 実売価格は46,000円前後。 

ラインナップ

シマノ エクスセンス C3000M

自重:200g ギヤ比:5.3 ベアリング数(本体):11ベアリング数(ローラー部):1 ドラグ力:実用 3.5kg/最大 9.0kg 糸巻量 PE(lb-m):1号-220m 巻上長(ハンドル1回転あたりの長さ):77cm ハンドル長さ:50mm

シマノ エクスセンス C3000MHG

自重:200g ギヤ比:6.0 ベアリング数(本体):11ベアリング数(ローラー部):1 ドラグ力:実用 3.5kg/最大 9.0kg 糸巻量 PE(lb-m):1号-220m 巻上長(ハンドル1回転あたりの長さ):88cm ハンドル長さ:55mm

シマノ エクスセンス 3000MHG

自重:215g ギヤ比:5.8 ベアリング数(本体):11ベアリング数(ローラー部):1 ドラグ力:実用 3.5kg/最大 9.0kg 糸巻量 PE(lb-m):1.2号-220m 巻上長(ハンドル1回転あたりの長さ):85cm ハンドル長さ:55mm

シマノ エクスセンス 4000MXG

自重:245g ギヤ比:6.2 ベアリング数(本体):11ベアリング数(ローラー部):1 ドラグ力:実用 6kg/最大 11.0kg 糸巻量 PE(lb-m):1.5号-220m 巻上長(ハンドル1回転あたりの長さ):99cm ハンドル長さ:55mm

みんなのインプレ

最初に使用した時は軽すぎて3千円程度のリールを持っているような、華奢なおもちゃのリールを持っているような衝撃の軽さでした。しかし投げる、巻く、止めると基本的な動作から違いを実感し、リーリング時のルアーの挙動がノイズが少なく、抵抗の少ないルアーでも動きが以前よりクリアに感じる事が出来ました。

50cmのマングローブジャックを釣った時はスムーズなドラグにとても助けてもらいました。ドラグの音は少し乾いた軽めな音がします。私はファイト中ドラグを頻繁に緩めたり締めたりするので、ラピッドファイアドラグが性に合っていると思いました。

メンテナンスしていて気になっていた事がラインローラーの整備性の悪さです。性能に申し分は無いのですが、グリスが切れやすく、さらにグリスアップしにくい。このクラスのリールとして高価な方だと思いますが、性能は割高には思えず 購入を後悔する事はありませんでした。

エクスセンスLB C2000

エクスセンスLBの画像

出典:シマノ

シーバス用リールとしては異端とも言えるエクスセンスLB C2000。C2000番とレバーブレーキの組み合わせは他に類を見ないパッケージングです。

レバーブレーキの有効性と、軽さによる操作性・感度の良さが融合したシーバスリールと言えます。

リールマニア的!エクスセンスLB C2000のチェックポイント

最大の特徴は、やはりそのパッケージング。とくに軽量ローターとローギア(パワーギア)の組み合わせにより、抜群の回転レスポンスを誇ります。

そのため、ワームやシンペンなどを用いたスローな釣りとの相性が最高。ダブルハンドルなのでスローな低速巻きが簡単にできます。

エクスセンスLBの特徴

  1. C2000番(1000番ボディ)とレバーブレーキを組み合わせた唯一無二のパッケージング。
  2. 等速巻きを簡単にし、逆転をスムーズにするダブルハンドル。
  3. レスポンスに優れるMGLローターを搭載。
  4. 軽量なCI4+ボディ。
  5. スローリトリーブに特化しローギア。
  6. 専用設計のストレートレバー。
  7. シーバス用LBリールの中で最軽量。
  8. ベアリングを10個搭載。
  9. 実売価格は37,000円前後。 

ラインナップ

シマノ エクスセンス LB C2000MDH

自重:195g ギヤ比:5.0 ベアリング数(本体):10ベアリング数(ローラー部):0 ドラグ力:最大 3.5kg 糸巻量 PE(lb-m):0.6号-200m 巻上長(ハンドル1回転あたりの長さ):68cm ハンドル長さ:45mm

みんなのインプレ

ハイパーフォースC2000をベースとした小型のレバーブレーキリールで、ローギアとダブルハンドルが特徴。借りて使ってみたものの、C2000のローギアなのでかなり巻き取りが遅いです。

スペックから分かる通り、良くも悪くもマニアックなリールなので番人ウケはしないかな。いろいろ使いたい人には、ハイパーフォースC2000のHGかXGがおすすめです。

エクスセンスLB C3000

エクスセンスLBの画像

出典:シマノ

コアなシーバスアングラーに強く支持されているレバーブレーキリール。そんなレバーブレーキシリーズのフラッグシップモデルがエクスセンスLBです。

リールマニア的!エクスセンスLBのチェックポイント

ボディはマグネシウム、ローターはCI4+とハイエンドにふさわしい妥協のないパッケージング。この機種独自のEXSブレーキは、ブレーキのオンとオフの中間を自在にコントロールすることが可能。

ラインローラーにはDLCが用いられており、最上級のスペックが与えられています。

エクスセンスLBの特徴

  1. コアプロテクトで防水性能が良好。
  2. 専用のブレーキシステム、EXSブレーキを搭載。
  3. 軽快なレスポンスを実現するMGLローターを搭載。
  4. 剛性と軽量さを両立するマグネシウムボディ。
  5. ライントラブルを最小限に防ぐDLCラインローラー。
  6. 専用設計のストレートレバー。
  7. ローギアモデルとハイギアモデルを設定。
  8. ベアリングを13個搭載。
  9. 実売価格は65,000円前後。 

ラインナップ

シマノ エクスセンス LB C3000MPG

自重:225g ギヤ比:4.6 ベアリング数(本体):13ベアリング数(ローラー部):1 最大ブレーキ力:3.0kg 糸巻量 PE(lb-m):1.0号-180m 巻上長(ハンドル1回転あたりの長さ):69cm ハンドル長さ:50mm

シマノ エクスセンスLB C3000MXG

自重:225g ギヤ比:6.6 ベアリング数(本体):13ベアリング数(ローラー部):1 最大ブレーキ力:3.0kg 糸巻量 PE(lb-m):1.0号-180m 巻上長(ハンドル1回転あたりの長さ):98cm ハンドル長さ:55mm

みんなのインプレ

高いだけあって、各性能はどれも超上位の間違いなく良いリールです。オープンエリアがもっとも適しているかと思います。ブレーキや回転などは素晴らしく、糸を出したり巻いたり繰り返したりする流し込みなど、かなりテクニカルな釣りがしたい方には、もってこいだと思います。

ビッグベイトの煽ったあとの軌道でそのまま糸を出して、行くような釣りも、途中アタリがあってもレバーブレーキを握ってアワセられるので安心です。

こうだったらよかったのになという点は、レバーがもっと短ければ干渉しなかったのではないかという点。このリールの悩みの大半はキャスト問題に尽きます。

良くも悪くも、使い手と使い場所を選ぶリールだと思います。オープンエリアの流し込みには最高です。

スペックの比較表

機種自重(C3000番)ベアリング数ボディ素材ローター素材ボディの防水機構ラインローラーの防水機構ドラグ実売価格年式
エクスセンスBB 240g 5高強度樹脂高強度樹脂XプロテクトXプロテクトラピッドファイア16,0002020
エクスセンスCI4+195g9CI4+CI4+XプロテクトXプロテクトラピッドファイア・リジッドサポート27,0002018
エクスセンス200g11MgCI4+XプロテクトXプロテクトラピッドファイア・リジッドサポート46,0002017
エクスセンスLB C2000195g10CI4+CI4+シール防水37,0002015
エクスセンスLB C3000225g13MgCI4+シール防水コアプロテクト65,0002016

5機種の主要なスペックを表にしてまとめました。

スペックを比較しつつ、実際に手に取り、ベストな1台を選んでくださいね!

筆者について

佐藤稜真
某リールチューンメーカー在籍時、Facebook・Instagram運営を手がけながら全国のイベントで年間100台以上のリールをメンテナンスしていた経験を持つ。
中学生の頃からカタログのスペックを暗記するほどのリール好き。関東のフィールドでのエリアトラウト・シーバスフィッシングをメインにしている。

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