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この穂先、ちょっと異次元。小さな変化を逃さない一本

この穂先、ちょっと異次元。小さな変化を逃さない一本

ライトアジで釣果を伸ばすには、アジの活性やアタリの出方に合わせてロッドを選ぶことも重要です。

今回は、繊細な目感度を追求した「極鋭ライトアジ 153フィール」を実釣インプレし、「165テク」との使い分けについても紹介します。

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

ライトアジでも繊細さが求められる場面がある

極鋭ライトアジ

ライトアジには、比較的釣りやすいというイメージがありますが、いつでも明確なアタリが出るわけではありません。

活性が低い時間帯には、穂先がわずかに震えたり、少しモタれたりするだけで、針掛かりしない場面もあります。

こうした小さな変化を捉え、素早く掛けられるかどうかが、渋い状況で釣果を伸ばす鍵です。

渋い状況を打破するために購入

ロゴ

筆者はこれまで『極鋭ライトアジ 165テク』を愛用してきましたが、低活性時に小さなアタリを捉えるための新たな選択肢が欲しいと考えていました。

そこで半年前に購入したのが、繊細な穂先による目感度を追求した『極鋭ライトアジ 153フィール』です。

購入後は、それぞれの特性を活かし、状況に応じて「165テク」と使い分けています。

▼「極鋭ライトアジ 165テク」のインプレ記事

「極鋭ライトアジ 153フィール」の特徴

1.53mのショートレングスと長めのリアグリップ

全体像

全長1.53m、自重75gという短さと軽さが最大の特徴です。

短く軽量に仕上げることで、細かなコマセワークやアワセを軽快に行える設計となっています。

リアグリップ

リアグリップは脇に挟みやすい長さが確保されており、ロッドを安定して構えやすいことも特徴です。

極細の「SMT」を採用した変則7:3調子

SMT

穂先には、ダイワのライトアジロッド史上もっとも繊細とされる、先径0.8mmの細径「SMT」を搭載。

極めてしなやかな穂先から、張りとパワーを備えたベリー、バットへ急速につながる変則7:3調子に設定されていることが特徴です。

小さなアタリを捉える目感度と食い込み性能を備えながら、細かなコマセワークや素早いアワセにも対応します。

感度と軽さを高める「AGS」

AGS

ガイドには、カーボンフレームを採用した「AGS(エアガイドシステム)」を搭載。

軽量で剛性の高いカーボンフレームは、ラインから伝わる小さな変化を吸収しにくく、ブランクへダイレクトに伝達します。

穂先部分の軽量化にも貢献し、「SMT」との組み合わせによって「153フィール」の優れた感度を支えています。

使ってわかった5つの魅力

ごく小さなアタリを目で捉えやすい

動画では、仕掛けを細かく揺さぶるなかで、穂先が一瞬だけ深く入る変化を捉え、すぐにアワセて掛けています。

もっとも大きな魅力を感じたのが、ごく小さなアタリまで目で捉えやすいことです。

全長1.53mのショートレングスで穂先までの距離が近く、ロッドを構えたまま細かな動きを目で追いやすいと感じました。

40号ビシをぶら下げた様子

40号ビシを吊り下げると、極細の「SMT」はその荷重に追従して大きく垂れ下がります。

しなやかに曲がった状態を基準として、ごくわずかな荷重の変化にも穂先が追従するため、アジが付けエサに触れたときの震えやモタレが動きとなって表れます。

手元には明確な感触が伝わらないほど小さなアタリでも、穂先を見ていれば違和感に気づける場面は少なくありません。

山下

穂先を確認しやすいショートレングスと、微細な変化を大きく表現する「SMT」の組み合わせにより、渋い状況でも掛けるきっかけを見つけやすいロッドだと感じました。

ショートレングスで素早く掛けにいける

素早く掛けにいける

ごく小さなアタリを捉えても、アジがエサを吐き出す前にアワセられなければ、針掛かりには持ち込めません。

「153フィール」は全長1.53mと短く、アタリを確認してから素早くロッドを動かせます。

ショートレングスでアワセの幅を細かく調整しやすく、手首を使った小さな動作で掛けにいけることも利点です。

仕掛け全体をタナから大きく動かさずに1匹目を掛けやすいため、残った針をコマセの帯にとどめながら、追い食いを狙えます。

山下

小さなアタリを素早く捉えて掛けるだけでなく、そのまま多点掛けへつなげやすいことも、ショートレングスならではです。

潮の変化点を捉えやすい

喰い芯

ライトアジでは、一定のレンジに生じる潮の流れの中で、プランクトンやコマセが留まったり流れたりし、それを目当てにアジが集まると捉える考え方があります。

こうしたアジがエサを食う流れの層を「喰い芯」と捉え、そこを集中的に攻める考え方が「喰い芯理論」です。

山下

実釣では、ビシが受ける水流抵抗の変化を手掛かりに、「喰い芯」の位置や範囲を探ります。

海底の起伏など地形の影響で流れが変化するため、「喰い芯」は必ずしも底から一定の高さにあるとは限りません。

「153フィール」は、極細の「SMT」がわずかな水流抵抗の違いにも追従するため、「喰い芯」に入ったときや抜けたときの変化を捉えやすいと感じました。

「喰い芯」の位置を把握したら、その付近でコマセを撒き、コマセのなかへ付けエサを通過させるイメージで仕掛けを操作します。

狙うべき層を細かく絞り込み、コマセと付けエサを同調させやすいことも、「153フィール」の感度が活きる大きなメリットです。

穂先は繊細でもビシを操作しやすい

コマセワークを行いやすい

穂先がここまで繊細だと、ロッドを動かした際に力が吸収され、ビシを操作しにくいように思えるかもしれません。

しかし、「153フィール」は、ビシを振ったときに穂先がしなやかに曲がる一方、ベリーまで深く曲がり込みすぎません。

ベリーがビシの負荷をしっかりと受け止め、そこで曲がりが止まるような感覚があるため、ロッドを動かした力が逃げにくいです。

山下

繊細な穂先を備えながらもビシを明確に動かしやすく、小さなシャクリを多用するコマセワークにも対応できます。

長めのリアグリップで脇挟みしやすい

脇挟みしやすい

「165テク」はリアグリップが短めで、脇に挟んでロッドを支えるにはやや長さが足りないと感じていました。

一方、「153フィール」は、全長1.53mのショートロッドでありながら、リアグリップの長さがしっかりと確保されています。

山下

魚を掛けて巻き上げるときはもちろん、魚が掛からずにビシを空巻きするときにも、リアグリップを脇に挟んでロッドを安定させやすいです。

半日船での105匹の釣果

ライトアジでは仕掛けの投入と回収を頻繁に繰り返し、ときには半日船で100匹を超える釣果に恵まれることもあります。

長めのリアグリップによって脇に挟んでロッドを支えられるため、腕だけでロッドと40号ビシの重さを受け止めずに済み、仕掛けを回収する際の負担をかなり軽減できました。

「165テク」と「153フィール」の使い分け

フィールとテク

現在、筆者は大西釣具工房の『ライトアジ斬』をメインにしつつ、穂先で小さな変化を追いたい場面では「153フィール」、高活性時には「165テク」を使用しています。

ここからは、性格の異なる「153フィール」と「165テク」をどのように使い分けているか紹介します。

極鋭の2本は季節や直近の釣果で使い分ける

最初の1本を選ぶ

普段はライトアジ斬を軸にしていますが、極鋭の2本を使うときは、季節や直近の釣果を見て最初のロッドを選びます。

筆者は、活性が高くなる傾向にある秋や、直近の半日船で100匹近い釣果が出ているときには「165テク」から釣りを始めています。

アタリが頻繁に出ると予想できる状況では、張りのある調子を活かし、テンポよくコマセを撒きながら数を伸ばしやすいためです。

一方、活性を予測しにくい場合や、直近の釣果がいまひとつ伸びていないときは「153フィール」を選択。

山下

まずは繊細な釣りでアタリの出方を確認し、その後の状況に応じてロッドを使い続けるか、持ち替えるかを判断します。

アタリが出るまでの時間と大きさを見て持ち替える

アタリまでの時間で持ち替える

最初に選んだロッドを使い続けるとは限らず、釣りを始めてからは、アタリが出るまでの時間や大きさを見ながら持ち替えています。

「153フィール」で探り、コマセを撒いてから短時間で明確なアタリが出る場合は、アジの活性が高いと判断。

強めのコマセワークを続けながら多点掛けを狙いやすい「165テク」へ持ち替えます。

フィールに持ち替える

反対に、「165テク」でアタリが出るまでに時間がかかったり、小さなアタリが増えたりした場合は、「153フィール」に変更。

山下

ロッドの使い分けと同時にコマセワークも調整し、そのときのアタリの出方に合う釣りへ切り替えるイメージです。

トゥイッチ撒きで多点掛けを狙うなら「165テク」

165テクでのトゥイッチ撒き

「165テク」は、「ライン引き」の中でも「トゥイッチ撒き」と呼ばれる釣り方で多用しています。

リールのハンドルを小刻みに回しながらロッドを細かくシャクリ、小さなコマセの塊を縦方向へ連続して作っていく方法です。

ブランクスに張りがあるため、連続した細かなシャクリでも操作がぼやけにくく、一定のリズムでコマセを撒き続けられます。

コマセワークの途中でアタリが出てもすぐには動きを止めず、そのままロッド操作を続けます。

1匹目を掛けたあとも残りの針を動かし、追い食いによる多点掛けを狙うためです。

山下

アタリが早く出る高活性時に、テンポよくコマセを撒きながら多点掛けへつなげる釣りでは、張りと操作性が活きます。

繊細なコマセワークで探るなら「153フィール」

繊細なコマセワークにはフィール

「153フィール」は、アタリが出るまでに時間がかかり、強いコマセワークでは反応を得にくい状況で使用しています。

このような場面では、弱めのライン引きでコマセを撒くほか、タナで仕掛けを細かく揺さぶりながら、長めのステイを取ります。

完全に動きを止めるのではなく、ロングステイの中で仕掛けをわずかに動かし、その動きの最中に出るアタリを捉えるイメージです。

山下

さらに細かくタナを探るときは、ロッドをシャクったあと、ロッドを下げながらリールを10cmずつ巻いて仕掛けの位置を調整します。

アタリが出るレンジが狭い状況でも、タナを大きく外さず、少しずつ探れる方法です。

「喰い芯」を狙う際にも、潮の抵抗が変化する位置を捉え、その付近で繊細に仕掛けを操作します。

強くコマセを撒き続ける釣りではなく、小さな誘いや細かなタナ調整を組み合わせてアタリを作るときに、「153フィール」の繊細な穂先が活きます。

渋い状況を攻略する新たな一手に

渋い状況にマッチするフィール

「極鋭ライトアジ 153フィール」は、ごく小さなアタリや潮の変化を捉えながら、繊細に掛けていく面白さを味わえるロッドです。

「165テク」とは得意とする釣り方が異なり、状況に応じて使い分けることで、ライトアジ攻略の幅がさらに広がりました。

渋い時間帯の釣果を伸ばしたい方や、より細かなタナ調整やコマセワークに挑戦したい方は、ぜひチェックしてみてください。

撮影:山下 洋太

ダイワ 極鋭ライトアジ 153フィール

全長 1.53m
継数 1本
仕舞寸法 153cm
自重 75g
錘負荷 15-60号

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