釣り車としての答え合わせ

以前、「愛車はプリウス」ということを記事でご紹介しました。
あれから8年。
徳島の海や山を駆け巡り、過酷な環境で乗り倒した結果、走行距離はなんと20万kmを突破しました!
ハイブリッド車で20万kmといえば、「バッテリーの寿命は?」「高額な修理費がかかるのでは?」と敬遠されがちな未知の領域です。しかし、実際のところはどうなのでしょうか?
今回は、8年間プリウスを釣り車として酷使してきた僕が、これまでの修理歴やリアルな不具合、そして「本当に釣り車として正解だったのか?」という答え合わせを包み隠さず公開します。
KOBAYASHI
次期釣り車選びに悩むアングラーの皆さん、ぜひ参考にしてみてください。
月15日ペースの釣行を重ね、20万kmへ

前の記事で「釣行回数は月平均15日ほど」と書きましたが、ここ数年は少し落ち着き、現在は月に5〜10日ほど。
それでも月間走行距離は2,000kmほどに達しており、一般的なドライバーと比べればかなり走り込んでいる部類だと思います。
僕は徳島県の限界集落に暮らしているため、釣りはもちろん、日々の買い物やちょっとした移動でも必然的に走行距離が伸びてしまいます。
例えばコンビニまで行くのに片道8km。そんな距離感です。
KOBAYASHI
ただ、ストップ&ゴーの多い街なかと違い、信号の少ない細く曲がりくねった田舎道が中心になりますので、エンジンよりも足回りに負担がかかる環境だと思います。
燃費は20万km走っても変わりなく

前回の記事では、季節変動を含めて「リッター28km〜35km」という実効燃費をご紹介しました。
そこから走行距離を重ねたことで数字が落ちたのかどうか。これは中古のハイブリッド車を検討している方が一番気になるところだと思います。
結論から言うと、平均でリッター28kmぐらいに落ち着くことが多く、体感値としてはほぼ変わっていません!
20万kmを走破した現在でも、暖房を使う冬場やエアコンをフル稼働させる夏場を除けば、カタログ値に近い驚異的な燃費をしっかり維持してくれています。
KOBAYASHI
少なくとも“僕のプリウス”では、走行距離が伸びてもハイブリッドシステムの効率が極端に落ちた実感はありません。
なので今でも燃費に臆すことなく、釣り場に通えるのはプリウスのお陰なのです。
駆動用バッテリーは無交換

プリウスの話になると必ず話題に上るのが、「駆動用バッテリーの交換に何十万円もかかるのでは?」という懸念です。
中古のハイブリッド車が敬遠される一番の理由も、ここにあるのではないでしょうか。
僕の場合、20万kmを走破した現時点でも駆動用バッテリーは一度も交換していません。
インジケーターの警告灯が点灯したこともなく、加速感やアシスト機能にも不調を感じたことは皆無です。
KOBAYASHI
もちろん走行環境や個体差はあるでしょうが、「20万kmを超えたら即バッテリー寿命」というわけではないことを示す、ひとつのリアルな実例にはなるはずです。
修理した箇所は足回り

エンジンやハイブリッド本体のトラブルは皆無ですが、さすがに20万kmともなると足回りのパーツには寿命がやってきます。
実際に修理・交換したのは、走行時の異音(ゴロゴロ音)の原因だったハブベアリング。
車検で細かなパーツは交換しているとは思いますが、大きな修理はこれぐらい。
KOBAYASHI
20万km走っているので、その他の足回り部分も注意が必要なタイミングではあると感じており、近々点検に出そうかと考えています。
塩害と釣り車としての消耗

前の記事には書いていなかった視点があります。「海に通う車としての消耗」です。
釣り人の車はどうしても潮を浴びます。港でも磯でも風向き次第で車体は潮をかぶりますし、濡れた道具を積み込めば車内にも塩分が入ります。これは走行距離とは別の種類の劣化です。
結論から言うと、「防錆コーティングなどはとくにしていないものの、ほとんど気にならない」というのが正直なところです。
もちろん潮風を直に受けたり、濡れた道具を載せたりしています。しかし、走行に支障をきたすような重大なサビが発生することもなく、年式相応の見た目を維持できています。
KOBAYASHI
強いて言えば、紫外線でヘッドライトのカバーが少し黄ばんできたり、ルーフの塗装がダメージを受けているくらいでしょうか。
ただ、これは海辺だからというよりも、屋外駐車による一般的な経年劣化だと思います。
「悪路は許容範囲」という判断は正しかったか?

購入前に最も不安だったのが、「車高の低さで悪路に対応できるか」という点でした。
細い山道や、ゴロタ場・砂利道の駐車スペースへ入る際、底を擦らないか心配だったのです。
8年乗り倒した結果としては、今でも強引に乗り切っているといった感じです(笑)。
秘境の渓流ポイントを目指し、軽トラしか通らないような山道も走ってきましたし、それなりに酷使してきましたが、思えば行きたいポイントにたどり着けなかったことはなかったように思います。
さすがに本格的なオフロードには入れませんが、圧倒的な燃費性能や長距離移動の快適さを考えれば、この程度の制限は十分にお釣りがきます。
KOBAYASHI
超局所的な悪路を除けば、釣り車としてプリウスで困る場面はほぼありませんでした。
30万km目指して、走り続けます!

20万kmを突破した現在のプリウスですが、エンジンも快調で目立ったトラブルもなく、まだまだ現役で元気に走ってくれそうです。
8年乗り倒して実感したのは、プリウスという車の圧倒的なタフさでした。
「ハイブリッド車は維持費がかかる」「過走行は危険」というイメージは完全に払拭され、むしろ遠征時のガソリン代を気にせず走れる最高の相棒だと確信しています。
釣り車としての性能も十分で、費用対効果は抜群。ここまでの耐久性を見せつけられたら、手放す理由が見当たりません。
KOBAYASHI
目指すは前人未到?の30万km!
これからも相棒と一緒に、徳島の海と山を走り続けたいと思います。
撮影:DAISUKE KOBAYASHI
