大型魚の収納に適したスペーザシリーズ

シマノのスペーザは、横長形状を採用した大型クーラーボックスの定番シリーズ。
青物やマダイ、タチウオなどを狙う船釣りでもよく見かけ、筆者の周りにも愛用しているアングラーが少なくありません。
スペーザ ホエールを含め、25〜65Lの幅広いサイズを展開。
山下
断熱構造もモデルごとに複数用意され、釣り物や用途に合わせて選びやすいと人気を集めています。
筆者が選んだのは『スペーザ リミテッド 350 キャスター』

豊富なラインナップのなかから、筆者が選んだのは35Lの『スペーザ リミテッド 350 キャスター』です。
タチウオやアマダイなどの船釣りで使いやすく、複数人分の釣果をまとめて入れるライトアジ釣行でも活躍。
さらに、真夏でも安心できる保冷力と持ち運びやすさを重視し、3面一体型真空パネルとキャスターを備えたリミテッドを選びました。
スペーザ リミテッド 350 キャスターの特徴
内寸60cmの横長形状

スペーザ リミテッド 350 キャスターは、内寸60cmの横長形状を採用。
長さのある魚を収納しやすく、60cmまでの魚であれば曲げずに入れられる設計です。
タチウオや小型・中型青物をはじめ、さまざまな魚種に対応しやすいサイズとなっています。
3面一体型真空パネルを採用

断熱材には、底面と側面を覆う3面一体型真空パネルと発泡ポリスチレンを採用。
シマノ独自の保冷性能を示すI-CE値は60hで、長時間の保冷にも対応。
真夏の釣行や遠征など、保冷力を重視したいシーンにも適した仕様です。
キャスターとハンドルを搭載


本体には大型キャスターとハンドルを搭載し、地面を転がして移動できます。
35Lのクーラーボックスは、氷や魚を入れるとかなりの重量になるため、持ち運びの負担を軽減できるのがポイントです。
キャスターは段差を乗り越えやすい設計で、大型クーラーボックスで気になりやすい持ち運びにくさを軽減します。
大人が座れる頑丈なボディ

堅牢なボディを採用しており、大人が腰掛けても問題ない強度を確保。
船上ではもちろん、乗船前に仕掛けやタックルを準備するときにも、腰を掛けながら作業できます。
ちょっと座りたい場面で気兼ねなく使えるのも、実釣で役立つポイントです。
釣りで役立つ機能が充実

フタは左右どちらからでも開閉でき、取り外しも可能。
魚を入れるときはもちろん、使用後のお手入れもしやすい仕様です。

さらに、本体内部の水をスムーズに排出できる水栓も備えています。

このほかにも、ワンアクションで開閉できるレバーなど、釣りでの使いやすさを考えた機能が備わっています。
保冷力を実際に検証

スペーザ リミテッド 350 キャスターの保冷力を確かめるため、実際に検証しました。
今回は普段の釣行でよく使う組み合わせとして、凍らせた2Lペットボトルを2本、同じく凍らせた500mLペットボトルを4本用意しました。
さらに、魚に見立てた2Lペットボトル(中身は水)を入れました。
検証を行ったのは、最高気温が30℃をゆうに超える真夏の2日間。
この状態で屋外に設置し、一定時間ごとに氷の残量と水の冷え具合を確認しました。
3時間後

氷は表面がうっすらと溶け始めていましたが、量はほとんど変化していません。
フタを開けると冷気が感じられ、クーラーボックス内はしっかりと冷えた状態。
魚に見立てた2Lペットボトルも徐々に冷え始め、ここまでは順調な経過でした。
6時間後

3時間後と比べると氷はやや溶けていましたが、ペットボトル内にはまだ十分な氷が残っています。
魚に見立てた2Lペットボトルの水もさらに冷たくなっており、真夏の屋外に6時間置いた状態でも、保冷力に余裕を感じました。
12時間後

6時間後と比べると氷はさらに溶け始めているものの、目測では9割以上が残っている印象です。
確認したのは夜でしたが、外気温はまだ27℃ほど。

長時間気温の高い環境に置いていたにもかかわらず、氷の減りはわずかでした。
魚に見立てた2Lペットボトルの水もしっかりと冷えており、12時間が経過した時点でも、十分な保冷力を感じられました。
24時間後

2Lペットボトルの氷は4割ほど

500mlペットボトルは半分ほど溶けている印象でした。
確認したのは翌日の朝で、この日も外気温は33℃ほど。
厳しい暑さの中でも、どちらのサイズのペットボトルにも氷は十分に残っていました。
真夏の屋外に丸一日置いたことを考えると、保冷力の高さを実感できる結果でした。
36時間後

36時間が経過すると氷はかなり溶けていましたが、それでも全体の3分の1ほどが残っていました。
魚に見立てた2Lペットボトルの水も冷たく、クーラーボックス内は冷えた状態を維持。
氷が残っていたため、検証は48時間後まで続けることにしました。
48時間後(検証結果)

48時間後に確認すると、ペットボトルの氷はすべて溶けているように見えました。

中身を出して確認したところ、氷は完全に溶け切っていました。
山下
それでも水には冷たさが残っており、真夏の屋外でも36時間後まで氷が残る保冷力を確認できました。
実際に使って感じた魅力
キャスター付きで持ち運びが楽

35Lの大型クーラーボックスながら、キャスターを搭載しているため持ち運びは快適です。
実際にサワラ3匹、ワカシ1匹、マダイ1枚を収納して移動した際には、さすがに重量を感じたものの、持ち上げて運ぶよりもはるかに楽でした。

また、ライトアジを150匹ほどと、外道で釣れたクロダイを入れ、船着場から10分ほど離れた駐車場まで運んだ際も、キャスターのおかげで楽に移動できました。
山下
大型魚が釣れたときはもちろん、数釣りでクーラーボックスが重くなったときにも、キャスターのありがたさを実感しています。
真夏の釣行でも安心できる保冷力

スペーザ リミテッド 350 キャスターは、真夏の船釣りでも安心して使える保冷力を備えています。
外気温が35℃を超える日に朝から夕方まで釣りをし、海水や釣った魚を入れながら使用したこともありますが、釣行後まで氷はしっかりと残っていました。
山下
気温が高くなる夏場でも、1日の釣行であれば保冷力に不安を感じることなく使用できています。
大型魚が釣れても安心

船釣りでは、思わぬ大型魚がヒットすることもあります。
ハタゲームを楽しんでいた際に50cmほどのクエが釣れましたが、35Lの容量があるため、ほかの魚と一緒に入れても余裕がありました。

また、別の釣行でキャッチしたサワラは80cm近いサイズ。
対角線に沿って入れることで、頭付近がやや曲がりながらも収納できました。

山下
細長い魚や大型魚が釣れたときにも対応しやすく、さまざまな魚を狙う筆者にとって頼りになるサイズ感です。
大型ながら洗いやすい

35Lの大型クーラーボックスながら、使用後の手入れがしやすい点も気に入っています。
とくに便利なのが水栓で、内部を洗ったあとの水は、本体を持ち上げずにほとんど排出可能。
山下
最後に残ったわずかな水だけ本体を傾けて流せばよく、洗浄後の排水も簡単です。
本体重量はやや気になる

スペーザ リミテッド 350 キャスターの重量は7.9kgあり、空の状態でもそれなりの重さを感じます。
キャスターが使える場所では楽に移動できる一方、車への積み下ろし時や段差を越えるときは負担になる重さ。
山下
とはいえ、35Lの容量と保冷力を考えれば、筆者としては許容範囲です。
船釣りで頼れる大型クーラーボックス

スペーザ リミテッド 350 キャスターは、魚を収納しやすい横長形状に加え、真夏の船釣りでも頼れる保冷力と持ち運びやすさを備えたクーラーボックスです。
35Lの大容量ながら、キャスターや水栓を備え、移動から使用後の手入れまで快適。
船釣りを中心に、大型魚にも対応できるクーラーボックスを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
シマノ スペーザ リミテッド 350 キャスター
| カラー | リミテッドホワイト/ダークグレー |
|---|---|
| 容量 | 35L |
| I-CE値 | 60h |
| 断熱材 | 3面一体型真空パネル+発泡ポリスチレン |
| 内寸法 - 中央値 | 26.0×60.0×23.0cm |
| 内寸法 - 底部 | 25.2×59.2×23.0cm |
| 外寸法 | 34.7×79.4×32.0cm |
| 重量 | 7.9kg |
