本記事で使用されている画像は、画像生成AIを使用して生成されたものでありフィクションです。登場する人物、団体、名称、場所などはすべて架空のものであり、実在するものとは一切関係ありません。
釣りウマは魚も人も惹きつける!?

「釣りの上手い人はモテる」——そんな話を耳にしたことはありませんか?
私の仲間内では、よく酒のつまみになる話題であり、「いや、それは関係ないのでは」と心の中でツッコミを入れながらも、ひと盛り上がりあったりなかったり……(笑)
もちろん、釣りのスキルと恋愛の成功率は比例するものではありません。魚が釣れるからといって、恋愛も同じように釣れるとは限らない。これは誰もが理解しているはずです。
ただし、両者には無視できない相関があるのでは——という考えは捨てきれません。
それは「釣りしてる姿がカッコいい」とか「魚を捌けるのがカッコいい」といったフィジカルな話ではなく、「ある共通の能力」を持っているかどうか。
“モテる釣り人”には共通して獲物を獲るための哲学がある、と私は思っています。

ナギ
その哲学(能力)とは何か。少し掘り下げていきましょう。
人間にも魚にもモテる人の共通能力とは
徹底した「状況観察力」と「分析力」

釣果を上げる釣り人は、水温、潮の流れ、風向き、ベイト(餌となる小魚)の有無、水中の地形変化など、目に見えない情報を総合的に分析し、最適な場所とアプローチを導き出します。
釣れていない時間ほど観察の密度を上げ、わずかな変化を逃さず拾い続ける。これこそが釣り人の真価といっても過言ではありません。

これは恋愛においても同じです。モテる人は、「相手が何を求めているのか」「次は何をすべきか」を、正確に察知する能力に長けています。
例えば、焦って早急に関係を進めようとしたり、自分の欲求を一方的にぶつけたり……そんなことは御法度。
釣り人の「状況観察力」と「分析力」が備わっていれば、相手の表情、声のトーン、会話の間、わずかな仕草などから、相手の脈ありサインを正確に読み取ることができるはずです。

ナギ
釣りウマなのに恋愛下手な人は、これらのスキルを人に対して使えていないということなのかもしれません。
目的達成のための「圧倒的な根気強さ」

大物を狙う釣りでは、数時間、時には丸一日、アタリがないことも珍しくありません。
しかし、そんな状況でも釣果を上げる釣り人は、「必ずチャンスは来る」という信念を持って粘り強くキャストし続けます。
すぐに結果が出なくても、適切な距離感を保ちながら焦らず魚に近づいていく、そんな根気強さが釣り人に備わっているはずです。

この根気強さは、恋愛における「本命の相手の心を射止めるまでのプロセス」と一致します。
相手のペースを尊重し、信頼関係が築けるまで適切な距離感と時間を保てる。だからこそ、結果的に相手からの信頼を得て、意中の人の心を掴むことができるのです。
信頼関係を築ける人は、長期的な関係を育てる上で、圧倒的に有利。それは恋愛に限らず、人間関係のすべてに通じる“釣り人の強さ”といえるでしょう。

ナギ
せっかちな人は、釣りでも恋愛でもチャンスを逃すということかもしれません。
釣りの上手い人は実際モテるのか?
【実録】釣りウマ男子とデートに行った話
ここで一つ、実際に私が体験したエピソードを紹介させてください。

趣味が同じ「釣り」ということもあり意気投合し、ようやく迎えた初デート。
素敵なレストランに招待してもらい、雰囲気も良く、会話も弾んでいました。
「これは良い流れかも」と思ったその時、彼が突然、目を輝かせながらこう言い放ったのです。

「そういえばさ、この前買ったあのルアーが最高でさ。重心移動システムがもう完璧で、飛距離が全然違って……」
釣りの話になると、終わりの見えないマシンガントークが炸裂。
——その瞬間、私は“無”の境地に。
「あ、今この人は私じゃなくて、そのルアーに恋してるんだな〜」と冷静に受け止め、一気に冷めてしまったのです。

相手がそのルアーを話る時の熱量は、私に対する10倍以上の熱量といっても過言ではありません。
その瞳は、まるでそのルアーのホログラムのようにキラッキラ——。
「釣りに興味ない相手とのデートではこんな話しないでよ」と切に願い、その逢瀬を終えたのでした。
私自身も釣りを愛するべきからこそ、その釣りへの熱量は理解できます。ただ、恋愛関係として発展してくか否かという場面においては……
お察しかと思いますが、この方とのデートは一回の食事のみで終わり、もちろん恋愛には発展しませんでした。

ナギ
釣りはお上手だったようですが、それ以前の問題だったのは言うまでもありません(笑)
重要なのは、熱量の“矢印”

大前提として、釣りへの熱量が高いというのは本当に素晴らしいことです。歳を重ねても子供のように熱中できる趣味は、そう多くありません。
ただし、恋愛においては目の前の相手がどう感じるかがすべて。
その瞬間に相手が必要としているのは、ルアーのインプレではなく、「自分に興味を向けてもらえている」という安心感だったりします。

つまり大切なのは、熱量の矢印の向け先。
魚やルアーに全振りしていた熱量を、ほんの少し目の前の相手に向けてみる。
相手に興味を持ち、相手の反応を丁寧に観察し、ペースに合わせて距離を縮めていく。
そのプロセスは、釣り人が最も得意とするはずの動きなのではないでしょうか。

ナギ
沈黙を恐れて、釣りうまアピールや釣果自慢に逃げてはいけませんよ!(笑)
結局、釣りと恋愛は別モノ

ここまで散々語っておいて身も蓋もないのですが……結局のところ、釣りと恋愛は別モノです。
恋愛において、目の前にいるのは攻略する対象ではなく、大切にすべき相手。
釣りで培った集中力や忍耐は、恋愛にもそのまま活きる場面があるかもしれませんが、何よりもそこに相手への思いやりが一つ加わるだけで本来は十分なはずなのです。

ナギ
普段釣りに使ってるエネルギーを、恋愛にも同じように向けてみたら……もしかしたら恋愛力が爆上がりするかもしれませんね(笑)
【結論】モテるポテンシャルはある…はず

結論、『釣りが上手い人がモテる』というわけではありません。
もし、周りにモテてる釣りウマの人がいるのであれば、それは“モテる人の趣味が釣りだった”ということに過ぎないでしょう。
しかしながら、釣りを極める過程で身につく「冷静な分析力」「相手の状況を観察する集中力」「釣果を上げる根気強さ」といった精神的な要素が、恋愛においても活かせることができれば、モテる可能性は十分にあるはず。
もしデートをする機会があれば、釣り自慢はグッと堪えて、“相手の笑顔”を惹き出すことを目標に頑張ってみてくださいね。

ナギ
ちなみに初デートで男性を釣り負かしてばかりいる私に、2度目のデートはありません(泣




