ハクレン
学名 | Hypophthalmichys molitrix |
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分類 | コイ目コイ科 |
特徴 | 体長が大きいもので1m以上、体重60㎏になることもある大型の淡水魚です。 アジア大陸東部原産で明治以降タンパク質確保を目的に持ち込まれたものが日本各地で定着しました。 |
分布 | 東北から九州の河川・湖沼で見られ、淀川水系で繁殖が確認されています。 |
生息環境 | 大きな河川の下流エリアにある緩流域や、浅い湖沼・池に住んでいます。 川では流速がある表面から中層あたりに群れをなすこともあります。 |
食性 | プランクトン食性。 主に植物性プランクトンを好み、アオコ駆除の目的で放されることもあります。 |
その他 | 産卵の際にはジャンプする習性をもち、集団ジャンプが見られる場所は観光名所にもなっています。 釣りでは同じプランクトン食性のヘラブナ釣りが参考になりますが、大型のため耐久性があるタックルが必要です。 |
主な食べ方 | 1.揚げ物 2.煮物 3.鍋物4.焼き物5.ムニエル |
味わい | 淡水魚独特の生臭みが強いため水質のよいエリアで釣れたものを使用し皮を剥ぐと食べやすいと言われています。 コイ科の魚なので煮物系がおすすめ。 本場中国では揚げたものにあんかけをかけて食べます。 淡水魚のため寄生虫の関係から生食はおすすめできません。 |
ハクレンの釣り方
ハクレンは1メートルを超える大きな魚体が印象的な魚ですが、捕食する餌は植物性のプランクトンが多く、練り餌を使った釣りが一般的です。
磯竿
ハクレンは引きも強い魚であるため、4メートル以上の磯竿などがおすすめ。
合わせるリールにはスピニングリールの4000番台が使われます。
仕掛けはウキ釣りが多く、フックは強い引きにも耐えられるパワーのあるモデルを選びましょう。
ちょっと驚きますが、餌にはマッシュポテトなどが使われます。
同じく淡水の大型魚である鯉竿を使った釣り方もおすすめです。
ルアーフィッシング
ハクレンはシーバスやブラックバス用のロッドを流用して楽しむことができます。
パワーは最低でもMLからMクラス、可能であればベイトロッドの釣りがおすすめです。
仕掛けには通常と同じウキ仕掛けが必要ですが、ルアーフィッシングの外道として手軽に釣りが楽しみたい方にはぴったりです。
ハクレン釣りの時期
ハクレンは河川で通年で狙うことができる魚です。
しかし、利根川などの一部水系では産卵が絡む5月〜7月に禁漁になるため注意が必要。