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「保冷力...大丈夫なん?」Amazonで見つけた“お洒落でめちゃ安い”クーラーBOXをレビュー!

「保冷力…大丈夫なん?」Amazonで見つけた“お洒落でめちゃ安い”クーラーBOXをレビュー!

見た目はお洒落、しかも値段は激安。

──でも、真夏の釣行で本当に保冷力は大丈夫なのか?

Amazonで見つけたSANKA「バン セレーノ」24.5L(ジャーマンカーキ)を、4年間釣りやアウトドアで酷使してきた筆者が、実際の使い勝手と保冷性能を本音でレビューします。

価格・デザイン・機能、そのすべてを釣り人目線でチェックしました。

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

SANKA バン セレーノ 24.5Lを4年使ってみた

数年前、クーラーボックスは白物家電同様に白が主流。アースカラーは高級ブランドに限られ、価格も高めでした。

そんな中で出会ったのが、SANKA「バン セレーノ」24.5L(ジャーマンカーキ)。価格とデザインのバランスが絶妙で、「これだ」と即決した一台です。

2021年の購入以来、釣行やアウトドアで酷使してもなお現役。2025年8月現在も販売が続いており、今も手に入る頼もしい相棒です。

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今回は、その4年間の使用を踏まえ、このクーラーボックスの性能や使い勝手を忖度なくレビューしていきます。

製品概要と基本スペック

出典:Amazon

  • モデル:SANKA VENT sereno(バン セレーノ)24.5L
  • 容量:24.5L
  • サイズ:約幅48 cm×奥行30 cm×高さ32 cm
  • 重量:約2.14 kg
  • 素材:発泡ポリスチレン+ポリプロピレン外装
  • カラー:アッシュブルー/ジャーマンカーキ
  • 収納力:500 mlペットボトル 約17本、350 ml缶 約36本(目安)
  • 付属品:ショルダーベルト

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VENT(バン)のロゴはシールになっており、簡単に剥がせます。

サイズ展開も豊富で、5.7L〜36L間で選べますよ!

SANKA バン セレーノのインプレ

落ち着いたカラーリング

娘ウケを狙ったクマのステッカーはダイソーで買いました。

まず何と言っても、この色味が魅力です。

ジャーマンカーキは自然環境にもインテリアにも溶け込む、落ち着きのある渋いカラー。

今でこそアースカラーは街中にあふれ、逆に没個性に感じられることもありますが、この色は今でも十分にクールだと思います。(クーラーだけに……ね)

日帰り釣行には十分な保冷力

出典:Amazon

断熱材はスチロールで、その内外をポリプロピレン(プラスチック)の壁で挟み込む構造です。

スチロールはハードクーラーで使われる断熱材としては最もグレードが低い部類。

一見「性能が低いのでは?」と思うかもしれませんが、発泡スチロールは軽く、断熱性・耐水性に優れ、コスト面でも優秀。鮮魚輸送の現場でも広く使われている素材です。

扱いやすい構造

ロングハンドルのおかげで持ち運びは軽快です。

クーラーボックスにはさまざまな形状のハンドルがありますが、片手で担いだまま船に乗り込む場面を想定すると、この形状の持ちやすさは外せません。

また、ワンプッシュで蓋が開くため片手でもスムーズに操作可能。

蓋の留め具が二つではなく一つというシンプルさも、購入の決め手になりました。

さらに、蓋は取り外し可能で丸洗いできるため、衛生管理も容易です。

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蓋の裏面にある注意書きのシールは、それこそ注意して剥がさないと、画像のようになりますよ……

容量の目安

写真は2Lと500mlのペットボトルを入れた様子

内寸は幅38cm。メーカー公称では500mlペットボトルが約17本入るサイズですが、「魚だとどれくらい入るの?」と思う方も多いはず。

私がこれまで収納した最大サイズは、陸から釣った73cm(5kg)の真鯛。尻尾を落とせばギリギリ収まりました。

——え? スペック紹介にかこつけた自慢じゃありませんよ?

60cm程度の魚なら少し曲げれば難なく収納可能で、岸釣りには十分すぎる容量。船釣りでも安心して使えるサイズです。

圧倒的な安さ

出典:Amazon

価格変動があるため注意が必要ですが、現時点ではおおむね3,000円台で購入可能です。

ちなみに私は4,000円台で購入しており、今の価格を見ると、正直ちょっと悔しい気持ちになります。

座ったりはできない

構造自体は決して貧弱ではありませんが、座れるほどの堅牢性はありません。

大人が腰を下ろすと、蓋が「ベコッ」と歪みます。

座れないことはありませんが、長く使いたいのであれば、腰掛けとしての使用は避けたほうが賢明です。

釣具メーカー品のような機能性はない

水抜き栓がないため、水を処理するときは本体をひっくり返す必要があります。

私の場合、クーラーボックスを洗うとき以外はそれほど不便を感じませんが、釣魚を現場で氷締めする(現場で水を抜く)方は、水抜き栓付きモデルのほうが扱いやすいでしょう。

また、上蓋の投入口や底面の滑り止めなどもない、きわめてシンプルな構造です。

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釣りにおいての機能性を重視する方には、釣具メーカー製の高機能モデルのほうが適しているかもしれません。

保冷力は大丈夫なん?

SANKA「バン セレーノ」24.5Lの保冷力を確かめるため、実地検証を行いました。

用意したのは、2Lのペットボトル氷と500mlのドリンク。一定時間ごとに内部の様子とドリンクの冷え具合を確認します。

検証日は8月上旬。天候は曇り、最高気温29.3℃、最低気温25.0℃。

設置場所は屋外の日陰とし、午前10時からスタート。この条件下での保冷性能を記録しました。

3時間後(13:00頃)

氷がやや溶け始めましたが、少なく見積もって90%程度は保たれています。

ドリンクも十分に冷たさをキープ中です。

8時間後(18:00頃)

潮が一回りする6時間に、さらに2時間を加えた計8時間が経過。

多少の水は出ていますが、氷は少なく見積もっても70%以上残り、ドリンクも十分に冷えたままです。

実際の釣行では蓋の開閉や直射日光で氷の消耗は早まりますが、それでも半日(約12時間)の保冷には不安はないと言えるでしょう。

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ちなみに、条件は異なりますが、外装のない発泡クーラーボックスでも12時間は氷を保持できることが確認されています。

\発泡スチロールクーラーの保冷力を検証した記事です/

普通に良いクーラーボックス(褒め言葉)

特別な機能こそありませんが、“普通に使える”というのは、日常使いでは最高の評価だと思います。

デイキャンプでの食材入れや普段の買い物、魚を持ち帰らない釣行(例:レンタルボートでのバス釣り)など、幅広いシーンで活躍します。

毎週のように魚を持ち帰る方には、メンテナンス性に優れた釣具メーカーの多機能モデルをおすすめしますが、月1回程度の使用なら、このモデルで十分でしょう。

しかも実売価格は3,000円前後とリーズナブル。デザインが気に入れば、買わない理由はありません。

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私は、もし象に踏み潰されて壊れてしまっても、迷わず同じものを買うでしょう。

ちなみに……

私がもう少しリッチマンで、なおかつ1日以上の保冷力を求めるなら、この一台を選びます。

内寸45cmで大型魚も折らずに収まる20Lサイズ。底面真空パネルとウレタン断熱構造により、最大95時間の高保冷力を誇ります。

四隅ロック×UNISHIELD構造で密閉性が高く、水漏れにも強い安心設計。

左右両開きの蓋やワンアクション水栓、抗菌内装など、釣り現場で役立つ機能も充実。

落ち着いたチャコールカラーは、道具感を抑えつつ大人の釣りスタイルにも馴染みます。

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バン セレーノが5~6個買える値段ですが、やっぱり釣具メーカー製は憧れますよね。

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