「クールライン S 600X」 をインプレ

購入時にどのサイズを選ぶか、悩む人も多いクーラーボックス。
とくにライトな釣りでは、大きすぎると持ち運びが面倒で、小さすぎると保冷力が不安になります。
そんな中で見つけたのが「クールライン S 600X」。
6Lのコンパクトサイズで、小物釣りやちょっとしたレジャーにも良さそうなサイズ感と、リーズナブルな価格に惹かれて購入を決めました。
クールラインのラインナップ
クールラインにはS・GU・SUのモデルがあります。
Sモデルはスチロール製、対してSU・GUモデルは断熱材にウレタンを採用しており、保冷力に優れた構造。
容量は6Lと8Lの2タイプが用意されています。

イシカワ
私が購入したのはクールライン S 600Xですので、断熱材はスチロール。容量6Lです。
「クールライン S 600X」 の機能
持ち運びしやすいサイズ

「軽い!」
実際に手に取ってみた第一印象です。
容量6L・自重1.5kgと軽量で、持ち歩いてもストレスを感じません。
外寸23×33.5×23cmとコンパクトで、「とりあえず車に積んでおく」といった使い方にも便利です。
肩に下げたまま釣りができる

持ち運びは付属のベルトで肩がけになります。
筆者は移動しながら釣りをすることが多く、斜めがけで持ち運びながらそのまま釣りができる点が便利です。

イシカワ
ハンドルが欲しい方は、ハンドル付きのGU・SUモデルを検討するのもありですね。
投入口が便利

投入口が付いているため、魚を入れる際にとても便利。
フタをいちいち全開にする必要がなく、冷気が逃げにくい構造になっています。
その結果、冷気をしっかり閉じ込め、効率良く保冷力を保てます。

筆者は100円ショップで購入したボックスを内部に設置し、魚を投入しやすくしました。
ハゼやキス狙いの小物釣りで重宝しますよ。

注意点として、投入口があるぶん、上フタまわりの剛性は構造的にやや落ちるつくり。
実際に強度が低いとは言い切れませんが、上に腰をかけるような使い方は控えたほうが安心です。
メンテしやすい

上フタが外れるフリージョイントタイプなので、フタを外してジャブジャブ洗えます。

イシカワ
隅々まで洗浄できるので、汚れやすい釣りには嬉しい機能ですね。
気になる保冷力を検証

クーラーボックスで一番気になるのは保冷力。
そこで、クールライン S 600Xの保冷力を検証してみました。
氷とペットボトルを入れて、氷の溶け具合やペットボトルの冷え具合を定期的にチェック。
検証をおこなったのは10月中旬。当日は晴れていて、最高気温は25℃、最低気温は12℃。

イシカワ
検証するにはもってこいの、季節外れに暑い日でした。
1時間後(午前10時)

釣り場に持っていき、午前9時に検証スタート。
1時間後の午前10時に確認すると、氷がうっすら汗をかいた程度でとくに変化はありませんでした。
ペットボトルもしっかり冷えています。
4時間後(午後1時)

日の当たるところに置き、30分ごとにチェックしましたが目立った変化がありませんでした。
ジリジリと暑くなりクーラーボックス本体も温かくなった4時間後の午後1時、クーラーボックスを傾けると少し水が確認できるように。
氷は少し溶けましたが、ペットボトルはよく冷えています。
8時間後(午後5時)

8時間後の午後5時には、氷はおよそ3割ほどが溶けた状態に。
それでもペットボトルは「冷たすぎる」と感じるほど、しっかりと冷えていました。
ここで釣りを終えて帰宅となりましたが、晴天の中で過ごした日中、クーラーボックスの保冷力は保たれた状態でした。
十分な保冷力

12時間後の午後9時に様子を確認すると、氷は半分ほど溶けた状態でしたが保冷力は保たれている様子。
日中は汗ばむほどの気温の中、約30分おきにフタを開閉していました。

イシカワ
実際の使用環境では開閉頻度が増えると考えても、半日程度の釣りやレジャーなら十分な保冷力ではないでしょうか。
おすすめの利用シーン
ハゼやキス釣りに

コンパクトなので、ハゼやキス釣りなどの小物釣りにおすすめ。
小型のターゲットが対象であれば、投入口がとにかく便利です。

軽くて持ち運びが楽なので、エギングなどのライトゲームにも活躍します。
投入口から入らない魚でも、メバルなどのライトゲームであれば6Lは十分なサイズ感です。
食事や餌の持ち運びに

肩がけで持ち運びできるので、食事や餌の持ち運びにも便利。
コンパクトなので、メインのクーラーボックスのサブとして持っていくのにも良いです。
キャンプなどのレジャーでも

見た目がシンプルなので、キャンプなどでも使えます。
車に積んでおいても場所を取らず、筆者は買い物時の保冷用にも活用しています。
コンパクトで使いやすい!

実売5,000円前後でリーズナブルながら、保冷力十分で便利な機能も搭載のクールライン S 600X。
コンパクトで扱いやすく、釣り以外のシーンでも幅広く活躍してくれるクーラーです。

イシカワ
小型のクーラーボックスを検討している方はぜひ参考にしてみてください!
撮影:イシカワヒデカズ
ダイワ クールライン SU 800X
| 容量(リットル) | 8 |
|---|---|
| 自重(kg) | 2.1 |
| 内寸(cm) | 15×28×19 |
| 外寸(cm) | 22.5×37.5×25 |
| 断熱材 | ウレタン |
ダイワ クールライン GU 800X
| 容量(リットル) | 8 |
|---|---|
| 自重(kg) | 2 |
| 内寸(cm) | 15×28×19 |
| 外寸(cm) | 22.5×37.5×25 |
| 断熱材 | ウレタン |
ダイワ クールライン S 800X
| 容量(リットル) | 8 |
|---|---|
| 自重(kg) | 1.7 |
| 内寸(cm) | 15×28×19 |
| 外寸(cm) | 23×35×25 |
| 断熱材 | スチロール |
ダイワ クールライン GU 600X
| 容量(リットル) | 6 |
|---|---|
| 自重(kg) | 1.7 |
| 内寸(cm) | 15×23×17 |
| 外寸(cm) | 23×33.5×23 |
| 断熱材 | ウレタン |
ダイワ クールライン S 600X
| 容量(リットル) | 6 |
|---|---|
| 自重(kg) | 1.5 |
| 内寸(cm) | 15×23×17 |
| 外寸(cm) | 23×33.5×23 |
| 断熱材 | スチロール |





