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「どうしてなのぉ……(泣)」釣りの前日に寝られなくなってしまう理由と対処法

明日はいよいよ早朝から釣り!

でも「早く寝なきゃ」と焦るほど、目が冴えてしまって眠れない……。これって、釣り人ならではの“あるある”ですよね?

この「遠足前夜」状態、心理的な高揚と生理的な要因が関係しているんです。

なぜ釣りの前夜は眠れなくなるのか、ちょっとだけ科学的な話も交えつつ、分かり易く解説します!

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

本記事で使用されている一部の画像は、画像生成AIを使用して生成されたものでありフィクションです。登場する人物、団体、名称、場所などはすべて架空のものであり、実在するものとは一切関係ありません。

釣りに行く前日に限って、眠くならない謎。

「明日は早朝から釣りに行くぞ! だから今日は早く寝たい!」

そんな日の夜に限って、目が冴えて眠れない──そんな、子どもの頃の「遠足前夜」みたいな状態って、釣り人あるあるかも。

じつは、眠れないのは気持ちの面だけでなく、体内時計やホルモンの分泌リズムが影響していることもあるんです。

この記事では、「なぜ釣行前に眠れなくなるのか?」を科学的なエビデンスをもとに解説。

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釣行前夜でもぐっすり眠るための対策も紹介します!

なぜ釣り前日に眠れないのか?4つの主な要因

釣行の前夜に眠れなくなるのは、おもに心理的な高揚生理的な要因が関係しています。

それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう。

1. 「楽しみ」が脳を覚醒させる!

釣り前日、脳は「楽しみだ!」「早く釣りがしたい!」という気持ちでいっぱいになります。

この楽しみな気持ちは、脳を興奮させ、覚醒レベルを上げてしまう作用があるんです。

さらに、脳内で「釣りのシミュレーション」や「ルアー選び」など、ワクワクしながら考えていると、脳が過活動を起こします。

このような脳の活発な動きは心拍数を上昇させ、身体を活動モードへ切り替える交感神経を活性化させます。

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本来眠るためのリラックスモードが邪魔されてしまうのです。

参考:睡眠とストレスの関係

2. 脳が「寝るな!」と指令を出す「睡眠禁止ゾーン」の罠

私たちの体には、起きている時間が長くなるほど眠くなる「睡眠圧」というものが溜まります。

睡眠圧が十分に溜まると、自然と眠くなって、眠りにつきます。これは、水が満タンになると傾く「ししおどし」のようなイメージです。

しかし、この睡眠圧がしっかり溜まっていても、じつは「最も寝つきにくい時間帯」があるんです。それが、就寝する2〜3時間前の「睡眠禁止ゾーン」という時間帯。

普段23時に寝る人が、釣りのために朝早く起きようと20時や21時に寝ようとすると、まさにこの「睡眠禁止ゾーン」にド直撃。

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脳がまだ「寝る時間じゃないぞ!」と指令を出しているのに、無理に寝ようとするから、なかなか眠れないというわけです。

参考:Ultrashort sleep-waking schedule. III. ‘Gates’ and ‘forbidden zones’ for sleep

3. 眠くなるホルモンが、まだ出ていない

朝起きてから14〜16時間後、眠気を誘うホルモン「メラトニン」が増え、自然と眠りに入ります。

たとえば、普段から朝7時に起きる人なら、21〜22時頃にようやく体が「寝る準備OK」になるイメージですね。

でも、釣り前夜って「早く寝なきゃ!」って焦って、メラトニンの分泌が増える前からベッドに入りがち。

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これだと、脳も体も眠る準備ができてないから、寝つきが悪くなってしまいます。

参考:The Relationship Between the Dim Light Melatonin Onset and Sleep on a Regular Schedule in Young Healthy Adults

4. 明るすぎる部屋が脳を覚醒させてしまう

出典:PhotoAC

釣り道具の準備や天気チェック──それらに夢中になっているとき、部屋の明かりやスマホの画面、明るすぎませんか?

夜に強い光を浴びると、体内時計は「まだ昼間だ!」と勘違い。眠気を誘うホルモン「メラトニン」の分泌が抑えられ、目が冴える原因になってしまうんです。

「スマホやPCの画面のブルーライトが睡眠に悪い」という情報は聞いたことがあるかもしれませんが、じつはコンビニの明るすぎる照明やリビングのLEDライトも同じこと。

つまり、寝る前に明るい部屋で釣りの準備をしたり、スマホで天気予報をチェックしたりすると、脳が覚醒してしまい、結果的に眠れなくなってしまうんです。

早く眠りたいなら、釣りの準備は寝る2時間前までに済ませて、寝る前はスマホを手放し、薄暗い空間でゆっくり過ごしましょう。

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この「光のコントロール」が、想像以上に心地よい眠りを導いてくれるかもしれません。

参考:Evening home lighting adversely impacts the circadian system and sleep

釣り前日にぐっすり眠るための主な対策

眠れない原因が分かったところで、ここからは実践あるのみ!

釣行前夜にしっかり睡眠を確保するためには、まず興奮や緊張をしずめること、そして体内時計と睡眠ホルモンを味方につけることが重要なポイントです。

1. 「早起き」から始める!体内時計を味方につける習慣術

出典:PhotoAC

私たちの身体には、「脳の時計」と臓器などの「末梢の時計」という2つの体内時計があります。

どちらも周期は24時間より少し長く、地球の時間に合わせるため毎日リセットが必要です。

「脳の時計」は朝の光で、「末梢の時計」は朝食のタイミングでリセットされます。

つまり、朝起きたらすぐ光を浴び、朝食をしっかり摂ることで、脳と末梢の時計が「朝だ!」と認識しリセットされるのです。

その約14〜16時間後、眠気を誘うホルモン「メラトニン」が分泌され、自然と眠くなります。

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朝はカーテンを開け太陽光を浴び、できれば軽い散歩も。朝食は、ご飯と魚、パンと卵など炭水化物とタンパク質を組み合わせましょう。

参考:Effects of light on human circadian rhythms, sleep and mood
参考:Meal Timing Regulates the Human Circadian System

2. 寝たい時間の1〜2時間前までに40℃くらいのお風呂に入る

出典:PhotoAC

寝たい時間の1〜2時間前に、お風呂にお湯をためて、ゆっくりと浸かってみましょう。

40℃くらいの湯船に10〜15分浸かると、体の奥の体温(深部体温)がグッと上がります。その後、深部体温が下がっていく過程で、自然と眠気が訪れる仕組みなんです。

肩まで浸かるのが苦手なら、もちろん半身浴でもOKです。

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ただし、熱すぎるお風呂は交感神経が高まるので、できるだけ控えるのがベスト。どうしても熱いお湯に浸かりたい場合は、5分前後で上がるようにしてみてください。

参考:快眠と生活習慣|厚生労働省

3. 眠れないときは、いったん布団を出てみよう

眠れないときは、いったん布団を出て、リラックスして過ごしましょう

眠れないまま布団にいると、「なんで眠れないんだ」「明日起きられなかったらどうしよう」と、不安がどんどん膨らみます。

そのままスマホで釣りの情報を見始めれば、光で脳が覚醒し、興奮してさらに眠れなくなるという悪循環に。

そんなときは、思い切って布団を出てみてください。軽くストレッチをしたり、道具をゆるく見直したり、買ったままの雑誌をぼんやり眺めるのもおすすめです。

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眠気が戻ってきたら、あらためて布団に入りましょう。気持ちをゆるめるだけで、ふっと眠れることもあります。

参考:Cognitive Behavioral Therapy for Insomnia (CBTI): Stimulus Control

快眠に役立つアイテム紹介:釣行前夜のお助けグッズ

最後に、睡眠の質を高めるアイテムをいくつか紹介します。どれも手軽に試せて、釣行前夜のみならず普段の睡眠にも役立つグッズです。

「環境を整える」と言っても自力では限界がありますが、便利な助っ人を使うことで驚くほど快眠できることもあります。ぜひ取り入れてみてください。

目元をじんわりとあたためてくれるアイマスク。

開封すると目元のパットが約40度まで温まり、温かさが約20分間持続します。

目がじんわりと温まる心地よさと、アイマスクから香るほのかなアロマに癒されて、寝落ちしてしまうことも。

無香料もあるので、香りが苦手な方や、ペットと一緒に寝ている方でも安心です。

カナル型イヤホンのような形状のイヤーピースに、発熱体をセットして使用するアイテム。

耳栓効果で睡眠を阻害する雑音を防ぎつつ、耳がとろけるような温かさが感じられます。

なぜ耳?と思うかもしれませんが、使ってみると、想像以上にぐっすり眠れる安眠アイテムです!

睡眠中の口呼吸を防ぎ、鼻呼吸を促すためのアイテム。

口呼吸は喉の乾燥やいびきの原因にもなるため、鼻呼吸を促すことで睡眠の質を向上しやすくなります。

睡眠の質を改善したい方はもちろん、家族やパートナーと一緒の寝室でいびきを指摘されがちな方にもおすすめです。※常にいびきをかく場合は、医療機関に相談してください。

就寝1~2時間前にゆったりと入浴すると、寝つきがよくなると言われています。

そんなバスタイムを、より心地よく、楽しくしてくれるのが入浴剤。

炭酸ガスがお湯に溶け込むタイプなら、より効率のよい疲労回復が期待できそう。

自分の眠りの状態を「見える化」してくれるスマートウォッチ。

日頃からFitbitで睡眠の量や質を記録しておけば、釣行前のコンディションがコントロールしやすくなります。

眠っているあいだは無意識になるので、何時に眠って、何時に起きて、どれくらいの睡眠時間が取れているのかって、自分ではなかなか正確に把握できません。

Fitbitなら腕につけて眠るだけで睡眠時間を客観的に把握できるので、スケジュールに合わせて睡眠時間をコントロールしやすくなります。

釣りの前日に早く寝たいなら、朝から対策を!

出典:PhotoAC

「楽しみすぎて眠れない」のは釣り人ならではの悩みですが、最高のコンディションで釣りを楽しむためにも、できる対策は講じておきたいものです。

まずは、寝る前の過ごし方や環境を少し変えてみてください。ぐっすり眠れて頭も体もスッキリすれば、きっと最高の釣りができるはずです。

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適度な休憩と安全第一で、皆さんの釣行が充実し、最高の釣果に繋がることを願っています!

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