釣りの日の前は眠れない
どんなに釣り歴が長い釣り人でも、釣行前夜は色々な妄想が膨らんでしまったり、興奮してしまったりで、なかなか寝付けないという方は多いのではないでしょうか。
また、そこまで寝つきが悪くないという人でも、普段と違う時間に寝るというのはなかなか難しい事ですよね。かと言って、寝不足で釣りに行っては、疲れを残す原因にもなりますし、折角の釣行は万全の体調で臨みたいですよね。今回は、釣行(前日)前夜にしっかりと睡眠をとる方法を考察していきます。
いっその事、現地で寝る(車中泊)
どうせ眠れないのであれば、思い切って現地で寝てみるのはいかがでしょうか。目的の場所に着いてみたら、意外と移動の疲れから眠りにつくことが出来るかもしれません。とは言っても、車中泊では普段のように「ぐっすり眠る」というのはなかなか難しいですよね。そんな時は、窓を覆うためのカーテンやシート、クッション、アイマスクなどのグッズで、少しでも快適な空間になるよう工夫してみましょう。
それでも眠れなければ、朝マズメだけ釣り、時合いが過ぎたら車で仮眠。夕マズメの時間帯になったらまた釣りを再開。というような形で、自分にピッタリのプランを立ててみてください。
車中泊での注意
※近隣住民の迷惑とならないよう、エンジンは切って眠りましょう。
※エンジンを切った車内の温度調整は非常に難しく、真夏や真冬などの車中泊は出来るだけ避けるか、ご自身の安全を一番に考え、装備や計画をしっかりと整えましょう。
車中泊にお勧めのグッズ
肌触りに優れ、背骨や首への負担を軽減してくれる「人間工学設計」の枕です。カバーは取り外して洗濯することができるため、清潔を保つことができます。
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前乗りする(ビジホ・サウナ・健康ランド)
車がない方や、体質的に車中泊は出来ない!という方にお勧めなのは、前日に目的地の付近へ入ってしまう「前ノリプラン」です。駅周辺に多いビジネスホテルなら比較的安価で宿泊することができ、適温の中でしっかり体を休めることができます。
目的地まで車で3時時間程度なら…
仕事終わりに出発し、21時頃に現地に到着できれば、現地でリラックスする時間は十分に作れます。宿泊はしないまでも、24時間営業のサウナや健康ランド等で移動の疲れをとり、仮眠スペースで眠る。といったプランもありますよ!
ひと汗かいた後のビールとおつまみ……。折角の釣りです。どうせなら小旅行気分で、思いっきり楽しんじゃいましょう!
色々な快眠法を試してみる
ここでは快眠に良いとされているテクニックをいくつかご紹介します。実際の効果効能は個人差があるかとは思いますが、はじめから効果がない諦めるのではなく、まずは試してみる事も重要です。もしかすると毎日の睡眠の質も上げれるヒントがあるかもしれません。
就寝前のカフェイン・アルコールの摂取を控える
コーヒーや紅茶などに含まれる「カフェイン」は交感神経を刺激し、眠気を押さえる効果を持っています。また、市販されているエナジードリンクにも、カフェインを多く含むものが少なくありません。就寝の5時間程前からは、そういった飲み物を口にするのは控えたほうがいいでしょう。また、アルコールも眠りを妨げる原因物質となります。飲みすぎを避け、就寝の3時間前からはアルコールの摂取は控えるようにしましょう。
ランニング・ウォーキングをしてみる
人体は入浴などで体温が上がった後、1~2時間程度かけて体温が下がり、眠くなります。また、血中の糖の濃度が下がった時にも眠くなりやすくなります。そのため、眠る1~2時間ほど前にランニングやウォーキングを行い体温を上げて、心地よい疲労感を得るのがオススメです。
湯船につかる
38~40度のぬるま湯にゆっくり浸かることで、副交感神経が刺激されてリラックスすることができます。また、徐々に体温が下がっていくため、睡眠の質も高まります。熱いお湯は体温がなかなか下がらないだけでなく、循環器系に負担をかけてしまうため、注意が必要です。
就寝前にはテレビを見ない
テレビやスマートフォン、PCなどの画面からは「ブルーライト」が出ています。ブルーライトは眠りを誘うホルモンであるメラトニンを減少させ、また機器の操作によって脳が覚醒してしまいます。就寝30分~1時間前には、これらの機器の画面を見ないようにしましょう。
耳セン・アイマスク
眠れない原因というのが、光や音であるという可能性は往々にしてあります。そんな時こそ、耳センやアイマスクは必需品です。誰にも、何物にも邪魔されずに眠るための定番のアイテムです。
万全の体調で、レッツ大漁!
限られた時間の中で行う釣行には、鋭い観察力や判断力が求められます。それらの能力を最大限に活かすためにも、睡眠は大切です。疲労などを感じている場合は特に無理をせず、しっかり睡眠・仮眠を取って楽しい釣りに臨んでくださいね!