アイキャッチ画像撮影:山下洋太
レイジーソリッドが手放せない!

アジングやメバリングで絶大な実績と人気を誇る、ダイワのライトゲームブランド「月下美人」。
筆者自身も、ブランドデビュー当時のファーストロッドを購入してから、かれこれ20年近くルアーや小物などを多数愛用している大ファンです。
今回は、そんな月下美人シリーズからリリースされているレイジーソリッド(澪示威 SOLID)を実釣インプレ!
おもにメバリングで使用していますが、その釣れっぷりがすごいんです……。
レイジーソリッドのスペックとラインナップ

レイジーソリッドは、40Sと50S、アジング向けに作られた20Sの3種類を展開。
50Sはノーウエイト仕様である一方、20S、40Sはウエイトを内蔵している違いこそありますが、いずれも中身が詰まったソリッドボディを採用しています。
メバルだけではない!その釣れっぷりを紹介!
おもにメバルプラッキングで使用していますが、

メバルはもちろん……

カサゴもゲット!

時には、このルアーでシーバスもキャッチ! いろんな魚からの反応が得られるルアーですね。
平磯のウェーディングゲームでは、レイジーソリッドのみで一晩でメバルを中心に50本以上の釣果を記録した日も少なくありません。
山下
今では、レイジーソリッドがボックスに入っていないと落ち着かないほど溺愛しています。
レイジーソリッドが釣れる“4つの理由”

レイジーソリッドは、飛距離が出せるため広範囲を探りやすく、また簡単な操作で釣果が出せる魅力的なルアーだと自信を持っておすすめできます。
とくに他のプラグで釣れない状況下で釣果につながることが多く、食わせ力が抜群に高いルアーなんです。
山下
よく飛んで、よく釣れる!
その釣れる理由を詳しく解説します!
①遠投性能が高い

中空ではなく、中身が詰まったソリッドボディを採用しているため、小粒で軽量ながら遠投しやすいのが特徴。
飛行姿勢が安定しやすく、風がある状況下でもしっかりと飛距離を出せます。
「広範囲を探りたいけど、重たくて大きなプラグを使うとなかなかメバルが食いつかない……」そんなときに活躍するのがレイジーソリッドです。
②弱々しいアクション
アクションは、いずれのサイズも弱々しい動きで、ナチュラルに誘える印象。
上の動画は、50Sの動きを撮影したものですが、表層付近をテロテロと動いているのがわかると思います。
この弱々しいアクションが、派手な動きを嫌うメバルを狙う場面で、大活躍すること間違いありません。
山下
メバルの活性が低くなる12〜2月の低水温期には、とくに必携プラグといえます。
③透明度が高いボディ

ソリッドボディを活かしたクリアカラーのラインナップが豊富なのもレイジーソリッドの特徴。
ボディを透かしてみると、中空プラグでは再現できないほど透明度が高いのがわかります。
とくにラメが散りばめられたカラーは、アミパターンに大きな効果を発揮しそうな印象を受けます。
④刺さりの良いサクサスフック

いずれのサイズにも、フッ素メッキ加工を施して貫通性能がアップしたサクサスフックを搭載。
かなりの細軸のものを搭載しており、メバルのわずかなバイトでも絡め取れるのが魅力です。
ほかのフックではバイトを弾いてしまう状況でも、レイジーソリッドであれば釣果を伸ばすことができるでしょう。
【筆者流】メバリングでの使い方

レイジーソリッドは操作が簡単なものの、より釣果を上げるためには適材適所での使い分けが重要です。
ここでは、実際に使用して「こうするとさらに釣れる」と感じたポイントを交えて、筆者流の使い方を紹介します。
40Sと50Sはただ巻きが基本

40Sと50Sの基本的な使い方はただ巻きです。
リーリング速度としては、いずれのサイズでも2秒でハンドル1回転が目安となります。一定の速度で巻くことを意識しましょう。
釣果アップのキーとなるのはロッドの角度。ロッドを立てたときにはより表層付近、ロッドを寝かしたときには1枚下のレンジを通過します。
一投ごとにロッドの角度を変えて、レンジを刻みながらメバルが反応する層を探りましょう。
山下
アタリがあってもフッキングしないときは、レンジが合っていないと言えます。
ロッドの角度を微調整し、フッキングしやすいレンジを見つけましょう。
20Sはリフト&フォールも有効

20Sはただ巻きだけでなく、ジグ単を操作するようなリフト&フォールも効果的です。
ロッドをサビキながらリールを数回転させる(リフト)↔︎数秒待つ(フォール)、を繰り返すのが基本的な動作。
アタリが出やすいリールの回転数や待つ時間の長さは、その日によって異なるので、さまざまな組み合わせを試しながら、メバルの反応を探りましょう。
山下
「リフトアンドフォールならジグ単でいいのでは?」と感じる方も多いのではないでしょうか。
あえて20Sで行うのはワームがずれたり、フグに噛み切られたりするのを避け、テンポ良く釣りをするためです。
また、一投で長い時間粘ることができるので、バイトチャンスも広げられます。
【筆者流】ローテーション術
筆者はレイジー ソリッドを3種類ローテーションすることで、釣果を伸ばしています。
ここでは、具体的にどのようにローテーションしているかを解説します。
まずは50Sで広範囲を探る

パイロットルアーとして使用するのは50Sです。
3種類の中でもっとも遠投性能が高いため、広範囲を探りやすく、釣れやすいメバルがいるかどうかを手早くサーチするのに大活躍。
ランガンしながらアタリがあったところでロッドの角度に変化をつけて、フッキングしやすいレンジを探っていきます。
反応がなければ40Sに変更

50Sで一通りやってみたけど反応が得られない、もしくはフッキングが上手くいかない、という場合は40Sの出番です。
シルエットが小粒になり、50Sで釣れない状況下でも釣果が出ることが少なくありません。
使い方としては50Sと同様でアタリがある場所を探り、フッキングできるレンジを探るのが基本です。
それでも反応がなければ20Sで縦の釣り

40Sで一通り探っても釣れないときには、ファイナルウェポンとして20Sを使用します。
20Sは40S、50Sとは異なる縦の釣りを展開できるので、ただ巻きで食いきれないときや、深いレンジにメバルがいるときに効果を発揮します。
また、サイズがかなり小粒で、大きめのプラグに食いつかない低活性のメバルがヒットすることも少なくありません。
山下
40Sと50Sで探ってまったく反応がなくても、20Sの縦の釣りでいきなり入れ食いになることも多いですよ!
【筆者流】おすすめカラー
どのカラーもよく釣れますが、筆者がとくに愛用するカラーがいくつかあります。
ここでは、いろいろなカラーを使用して、釣れやすいと感じたカラーをピックアップするので、購入する際の参考にしてみてください!
40Sと50Sはアミちらし・常夜レモンの2色

クリアボディに赤ラメが散りばめられたアミちらしは、筆者の中でパイロットルアーとして使うカラー。
どのような状況でもある程度の反応を得られやすいため、フィールド問わず、必ず持ち込んでいます。

常夜レモンはクリアながらもイエローが混ぜ込まれたカラーで、常夜灯周りや月明かりがある状況に最適。
周囲の明かりの反射を適度に抑えることで、ナチュラルなアピールができる印象です。
20Sはホロ宵シラス

20Sであれば、背中にホワイト、中心部にレッドを採用したホロ宵シラスがおすすめカラー。
さまざまなカラーが組み合わさることで、カラーで水中でも複雑に煌めいてメバルにアピールできる印象です。
また、背中のホワイトがアングラーからも視認しやすく、暗闇の中でもどこにルアーがあるかわかりやすいところも魅力だと感じています。
メバルプラッギングには欠かせない必殺ルアー!

筆者にとってレイジーソリッドは、メバルプラッキングに必須のプラグです。
性能が高くても価格は比較的安めで、購入しやすいところも嬉しいポイント。
これからメバルプラッキングを始める方も、釣果アップを目指したい方も、レイジーソリッドをぜひ試してみてください!
写真:山下 洋太
ダイワ 月下美人 レイジーソリッド 50S
全長 | 50mm |
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自重 | 2.4g |
カラー | 12色 |
タイプ | シンキング |
ダイワ 月下美人 レイジーソリッド 40S
全長 | 40mm |
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自重 | 1.8g |
カラー | 9色 |
タイプ | シンキング |
ダイワ 月下美人 アジングレイジーソリッド 20S
全長 | 20mm |
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自重 | 1g |
カラー | 8色 |
タイプ | シンキング |