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タトゥーラエリートをインプレ。最高すぎて3本購入しました!

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目次

10年使える竿に出会った

どうも、2024年にバス釣りを本格再開した、編集長しみけんです。

ショアソルト・オフショア・磯釣りなどなど……いろんな釣りを経験して戻ってきたわけですが、やっぱりバス釣りっておもしろい。

となると、道具探しが始まるのは言うまでもありません。

しみけん

以前はトーナメント系ロッドを使っていましたが、今の自分にはちょっと合わないなと。

ってことで、ハートランドのMHを購入してみました。

1本で遊ぶつもりだったけど……

ハートランドはハートランドでめちゃくちゃ良い竿です。

“バス釣りをワンタックルでゆるく楽しむ”ってテーマでこのロッドを購入し、めちゃくちゃ気に入っていたのですが……

やっぱり、「ワンタックルだとできない釣りがあるな〜」と、欲が出てきてしまったわけです。

とくに、ハイシーズンの野池は水草に覆われる場所が多く、硬いロッドが1本必要だなと。

しみけん

って流れで出会ったのが、今回紹介する「タトゥーラ エリート」。

たぶん10年使います。

1本目:731XHFB

野池のカバー・水草を釣るために購入したのが、タトゥーラ エリート731XHFB。

ご存知の通り、大森貴洋氏のシグネチャーモデルです。

出会いは偶然。中古釣具店に置いてあり、触ってみたら「ええやんええやん!安いし!」となり、お迎えすることに。

先柔で投げやすい

いわゆるフリッピングロッドと呼ばれるカテゴリーの竿で、胴はガチガチなのですが、先っぽが柔らかく作られていることが特徴です。

要するに先調子に設計されていて、ピッチング程度の軽い負荷でも、4番ガイド辺りまではスッと曲がってくれるので、めちゃくちゃ投げやすい。

そのため、ルアーの総重量が10gほどあればピッチングもフルキャストも余裕です。

しみけん

この手のロッドとしては非常に投げやすく、ルアーウエイトの下限が広いです!

小技も効きます

穂先の柔らかさゆえに、小技を使えるのも◯。

軽いルアーでも穂先に荷重が乗るので、ちょっと軽めのラバージグをシェイクしたり、マットの天井でヘビーテキサスを揺すったりしても、操作感が非常に明確です。

ノーシンカーのシャッドテールワームを、マットのエッジに引っ掛けてシェイク。なんてことも可能。

これを穂先の硬いロッドでやろうとすると、マットを乗り越えてしまうんですよね。

しかも、グリップが極端に短いから細かいロッドアクションがめちゃくちゃしやすい!

しみけん

2024年の夏は引っ掛けシェイクで釣りまくりました(笑)

近距離はもちろん、遠投にも◯

穂先が柔いから沈み蟲のジャークもとてもしやすいです。

フリッピングロッドですが、遠投系の釣りも十分こなせます

沈み蟲を大遠投して対岸撃ち。なんて釣りにもGOODでした。

十分遠投が効くし、引き抵抗の少ないノーシンカーでもしっかり操作感があり、フロロライン・60m先の条件でもオフセットフックを貫通させられます。

しみけん

専用ロッドに比べれば飛距離は劣りますが、1oz前後のヘビキャロなんかも◯。

遠投時に「ちょっとグリップが短いな〜」とは思いましたが、慣れですね。

    ダイワ タトゥーラ エリート 731XHFB

    全長(m)2.21
    継数2
    仕舞寸法(cm)184
    標準自重(g)144
    先径/元径(mm)2.0/12.9
    ルアー重量(g)5~42
    適合ライン ナイロン (lb.)14~30
    カーボン含有率(%)98

    2本目:701MHRB-G

    LC1.5(旧RTO1.5)は、このロッドを買ったら絶対投げてみたくなるルアー。

    731XHFBを使ったら、701MHRB-Gが気になるのは普通のことでしょう(笑)

    ハートランドMHと731XHFBの2本で釣りをしていましたが、731XHFBがあるなら、「もう1本はもっと巻物に寄せていいのでは?」という思考も相まって散財してしまいました。

    結果論ではありますが、これが賢者の選択だったわけです。

    投げやすく、キャスト精度◎

    グラスコンポジットゆえに、全体的にしなやかなロッドを想像するかもしれませんが……

    かなり先調子に設計されているため、穂先が柔らかくて胴が硬く、想像以上に「硬い」と感じるはず

    レギュラーサイズのクランクベイト等に関しては、ロッド全体にウエイトを乗せるのではなく、「先側を使って投げてね」って感じのロッドです。

    その結果、グラス特有の戻りの遅さも相まって、サイドハンドやロールキャストが非常にしやすく、キャスト精度が◎

    低負荷でも先側がしっかり曲がるということは、軽いルアーへの適性も高いということであり、1/4ozのバルサ製クランクなんかも十分投げられます。

    その一方でグラスロッドは曲がりしろが多く、重たいルアーは後ろ側で投げられるので、ルアーウエイトに寛容なのです。

    しみけん

    その通り。じつはグラスロッドって万能なのです。

    遠投、何の問題もなくできまっせ

    グラスロッドを使ったことがないと、「全然飛ばない」というイメージを持っている方も多いでしょう。

    実測はしていないので、感覚レベルの話ですが、飛距離はそんなに気になりません

    例えば、クランクとかスピナベなんかはそもそもが飛びづらいルアーなので、カーボンロッドと大差はありません。

    メタルジグだと大きな差になるかもしれませんが、バス釣りでそんなシーンはまずないでしょう。

    しみけん

    もちろん絶対的な飛距離はカーボンに劣りますが、重要なのは「どの程度?」ってことですね。

    バイブレーションの遠投も難なくできますよ。

    ノリは良いはず(?)

    グラスロッドはバイトを弾かない。

    とはよく言ったものですが、正直、体感としてはよくわかりません(笑)

    なぜなら、そもそもカーボンロッドに弾きやすいイメージがなく、それを不満に思っていなかったから。

    強いて言えば、足元でのバイトは弾きにくいような気はします。

    しみけん

    逆に、針を貫通させる能力は低いので、しっかり巻きアワセすることは重要だと思います。

    そう言った意味では、オートマチックにフッキングする竿ではありません。

    バラシが少なすぎて笑う

    水温が下がるほどグラスのメリットを感じるはず。

    グラスロッドはバラシにくい。

    これはめちゃくちゃ実感します。とにかく魚が外れません(笑)

    遠くで掛けても足元で掛けてもバレません。

    「“リアフック1本外掛かり”がこんなにもバレないのか」と、感心させられました。

    しみけん

    12月にクランクで5匹ヒットさせて、5匹とも取り込んだ時は「すごいやん」って思いましたね。

    クランクだけちゃうよ

    超ショートグリップゆえに先重りなので、ジャークベイトだけは手がイカれそうになりました……。

    “グラスロッド=クランクベイト”というイメージが強いですが、わりとなんでもできます。

    スピナベ・バズベイト・バイブレーション・ただ巻き系トップ(羽など)・小さめビッグベイト・トレブルフックのスイムベイトなどなど、ロッドアクションを多用しないレギュラーサイズのハードルアーならだいたいはカバーできるはずです。

    試してできなかった釣りは、ペンシルベイトとジャークベイトぐらいです。

    しみけん

    オカッパリにグラスロッド、全然アリですよ!

      ダイワ タトゥーラ エリート701MHRB-G

      全長(m)2.13
      継数2
      仕舞寸法(cm)179
      標準自重(g)146
      先径/元径(mm)2.2/13.9
      ルアー重量(g)14~56
      適合ライン ナイロン (lb.)10~20
      カーボン含有率(%)51

      3本目:691MLRB

      「できないのはジャークベイトぐらい」と言いましたが、冬にジャークベイトが使えないのは困る。

      ってことで、“ジャークベイト用”と書いてあった691MLRBを購入。

      まさか、同じシリーズのロッドを3本も買うとは思っていませんでした(笑)

      さすがジャークベイトロッド!

      ジャークベイト用というだけあって、ジャーキングがとてもしやすいです。

      鞭のようにしなって戻ってくれるので、適度に糸フケを作りやすく、ルアーが綺麗に飛んでくれます。

      ロッド自体もそこそこ軽く、シャクった時に変な硬さもないので、筆者レベルの釣り人でも1日ジャークし続けれます

      ジャークベイトの頻度が“たまに”だったら汎用竿でも十分ですが、“やり続ける”となると専用品の優位性を感じさせられました。

      しみけん

      季節感も含め、ジャークベイトは「やり切れる」ことがとても重要なので。

      ジャークベイトができる最長レングスかな?

      国内市場を見ると、ジャークベイトロッドの長さは6ft前半までが相場。それに対して、このロッドは6ft9in。

      ある程度使ってみて思うのは、「ジャークベイトができる最長のレングスかな」ということ。

      あくまで筆者の体格と使用環境という前提ですが、この長さなら穂先をぶつけたりすることがあまりなく、体への負担も気になりません。

      長くて柔らかい竿は市場に少ないため、その点も691MLRBの魅力ですね。

      しみけん

      ちなみに、筆者の身長は186cm。

      小柄な方だと、ひょっとすると穂先を当てやすいかもしれません。

      ジャークベイトだけちゃうよ(真価)

      もちろん、使えるのはジャークベイトだけではありません。

      レギュラーサイズまでのクランク、3/8ozまでのスピナベとバズ、1/2ozまでのバイブ、トップウォーターなどなど、軽めのハードルアーは全般をこなせます

      とくに良いのは、タイニークランク、ポップXぐらいのトップウォーターですね。

      しみけん

      魚が掛かるとよく曲がって楽しいので、釣趣もよろし。

        ダイワ タトゥーラ エリート 691MLRB

        全長(m)2.06
        継数1
        仕舞寸法(cm)206
        標準自重(g)110
        先径/元径(mm)1.6/11.4
        ルアー重量(g)7~18
        適合ライン ナイロン (lb.)8~14
        カーボン含有率(%)85

        シリーズとしての魅力を総括すると

        竿はシリーズやメーカーで括るのではなく、1本ずつ見るもの。

        と考えている筆者が、最後にタトゥーラエリートシリーズの魅力を語ります(笑)

        長い

        691MLRBを除くと、その他のモデルはすべて7ft台です。

        竿の長さは人によって好き好きですが、筆者は“使える範囲で最長”を選ぶようにしています。

        なぜなら、飛距離やラインメンディング、足元のカバーフィッシングなど、オカッパリは長い竿が有利に働くシチュエーションが多いと感じているからです。

        場所によっては8ftのバスロッドや8ft6inのエギングロッドを使うこともありますが、長すぎると取り回しが悪いことも。

        そのため、汎用性という面では7ft〜7ft半が優れていると感じます。

        上:731XHFB 下:701MHRB-G

        とくに大森貴洋氏監修の731XHFBと701MHRB-Gに関しては、グリップが短めというか、異常に短いことが特徴。

        701MHRB-Gなんて、6ftのロッドと同じぐらいしかありません(笑) 

        つまり、有効レングスが非常に長いわけで、実数よりも長い使用感を得られます。

        しみけん

        超ショートグリップゆえ、正直、はじめは遠投が怖かったです(笑)

        派手なスペックはないが……

        テクノロジーやスペックを見ると、国内ハイエンドロッドのような派手さなどはありません。

        しかし、魚釣りはめちゃくちゃしやすく、実用性は国内ハイエンドロッドと遜色ないと思います。

        ラインナップ的にも、クランクベイトやラバージグといった王道のバス釣りにフィットしているのも◯

        ベイトフィネスなどの尖った釣りを除けば、汎用性も高くてオカッパリでも非常に使いやすいです。

        しみけん

        “実用的な釣竿”です。

        良心的な価格であると思う

        国内でのラインナップは全5本です。

        細かい仕上げなどを言い始めると、国内企画のロッドに敵わない部分もありますが……

        実用性に着目すると、すごく良心的な価格だと断言したいです。

        この物価爆上げの時代に、この実釣性能が実売約3万円なのは素晴らしいでしょう!

        しみけん

        もっと流行ってもいいのに(笑)

        カッコいい(遠目で見たら)

        黒のロッドが圧倒的に多い中、タトゥーラエリートはティップからグリップまでグレー。

        旧タトゥーラエリートは明るめのシルバーでしたが、現行の23年モデルはトーンを落としたグレーになっています。

        個人的に、このグレーはかなり良い色味だと思います。

        この蜘蛛マークは……「なんか仮面ライダーっぽくていいやん」と思うようにしています(笑)

        細かい装飾を見ていくと、国内のハイエンドロッドに比べてチープなのは否めませんが、それも“アメリカっぽい”と思えば愛せるはずです。

        しみけん

        ブランクスだけでなく、リールシートやEVAもグレーってのが良いですね。

        まさかアメリカのトーナメントロッドが……

        アメリカのトーナメントの真逆とも言える、日本のオカッパリシーン。

        まさか、淡路島の野池でアメリカ生まれのトーナメントロッドを振り回すことになるとは思ってもみませんでした(笑)

        これだから釣竿はおもしろい。

        撮影:TSURI HACK編集部

          ダイワ タトゥーラ エリート 731XHFB

          全長(m)2.21
          継数2
          仕舞寸法(cm)184
          標準自重(g)144
          先径/元径(mm)2.0/12.9
          ルアー重量(g)5~42
          適合ライン ナイロン (lb.)14~30
          カーボン含有率(%)98

            ダイワ タトゥーラ エリート701MHRB-G

            全長(m)2.13
            継数2
            仕舞寸法(cm)179
            標準自重(g)146
            先径/元径(mm)2.2/13.9
            ルアー重量(g)14~56
            適合ライン ナイロン (lb.)10~20
            カーボン含有率(%)51

              ダイワ タトゥーラ エリート 691MLRB

              全長(m)2.06
              継数1
              仕舞寸法(cm)206
              標準自重(g)110
              先径/元径(mm)1.6/11.4
              ルアー重量(g)7~18
              適合ライン ナイロン (lb.)8~14
              カーボン含有率(%)85

                ダイワ タトゥーラ エリート 721MHRB

                全長(m)2.18
                継数2
                仕舞寸法(cm)181
                標準自重(g)131
                先径/元径(mm)1.8/11.9
                ルアー重量(g)7~39
                適合ライン ナイロン (lb.)12~25
                カーボン含有率(%)76

                  ダイワ タトゥーラ エリート 701MLFS

                  全長(m)2.13
                  継数2
                  仕舞寸法(cm)184
                  標準自重(g)105
                  先径/元径(mm)1.4/12.8
                  ルアー重量(g)1.8~11
                  適合ライン ナイロン (lb.)4~10
                  カーボン含有率(%)97

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