海の中は弱肉強食の世界
まっちゃんは思いました。
海の中は弱肉強食の世界。一番底辺のものをエサとして使えばさらに魚が釣れるんじゃないかと。
まっちゃんは、イメージするエサを釣具屋でなくスーパーで発見!
イワシなどの稚魚、いわゆるマイクロベイトを原料とした『釜揚げシラス』です。
このマイクロベイトなら、弱肉強食ピラミッドの中でもかなり底辺に近いはず。
今回は「弱肉強食の一番底辺のやつを使えばめっちゃ釣れるんじゃないか説」を検証していきます。
激安の殿堂『釜揚げシラス』
今回まっちゃんが購入した釜揚げシラスは、90gはいって231円。
1パックにはおよそ1,500匹程度はいっていたので、1匹当たりのお値段はなんと0.153円。
釜揚げシラスは脅威のコスパ餌と言えますね。
釜揚げシラスをルアー風に
弱肉強食ピラミッドの底辺、釜揚げシラスで釣れるのか?
まずは、ジグヘッドにシラスをつけジグ単で狙ってみます。
心配なのはエサ持ちの悪さ。釜揚げ由来の身の柔らかさが気になる一投目。
釜揚げシラスはキャストと同時に空中分解……。心配は的中、このままでは釣りになりません。
「そもそも釣りになるのか説」が脳裏をよぎります。
釜揚げシラス+マイクロフックがハマる
気をとりなおしてタックルチェンジ、釜揚げシラスのサイズに合わせフックを交換してみます。
マイクロサイズのフック『鬼爪』を釜揚げシラスに通し刺し、ガン玉をつけて狙ってみることに。
フルキャストは釜揚げシラスの空中分解になりかねないので、優しく岸壁沿いに投げてみると……。
なんと一投目からアタリが! 言い出したまっちゃん本人も驚きの様子。
釜揚げシラスで最初に釣れてくれたのはカサゴでした。
通し刺しでは究極に付けにくい釜揚げシラス。今度はちょん掛けにし、足元に落としてみるとベラも喰ってきます。
撒きエサとしての効果はイマイチ
ネンブツダイの群れを発見したまっちゃん。
釜揚げシラスを撒きエサとして撒いてみるも集まる様子はありません。
スズメダイの群れも同様に反応はなく、撒きエサとしての効果は未知数のようです。
ジグ単に再チャレンジ
釜揚げシラスはカサゴとベラには絶大なる効果があることはわかりました。
釜揚げシラスをルアー的に使って釣りたいまっちゃん。一投目で空中分解したジグ単仕掛けで、巻きの釣りに再度チャレンジしてみます。
今度は優しくフワッとキャスト。空中分解はしないもののアピール力が足らないのか、なかなか魚からの反応が得られません。
しかし、ついに釜揚げシラスのジグ単、巻きの釣りにヒット!
人差し指サイズの可愛いメバルが釣れてくれました。メバルも釜揚げシラスをマイクロベイトと思ったに違いありませんね。
弱点も多いが神エサかもしれない
釜揚げシラスは神エサかもしれない……そうは思ったものの、弱点も目立ちます。
釜揚げという特性上、とにかくボロボロになりエサ持ちがよくないんですね。
小さい針でないとエサづけしづらく、エサ付けにかなりの時間がかかってしまいました。ルアーのような釣りにも不向きです。
とはいえ、弱肉強食の下位であるシラス。その喰わせ力は抜群で、足元に落として待つような釣りには抜群の効果がありました。
釜揚げシラスはコンビニやスーパーで買え、人が食べてもちろん美味しいので釣行時のおやつにもいいかもしれませんね。ぜひお試しください。