ヒフミクリエイティング“シェリー”をインプレ
使い方がわかると圧倒的に釣れるルアーがあります!
その名は“シェリー”。ヒフミクリエイティングから発売されているルアーです。
類似するルアーはないかも……と思うほどの独特な泳ぎをするこのルアー。使い方がわからず挫折する方も多いみたい。
しかしながら“スレたシーバス”を釣るならこれ以上に優秀なルアーはないかも……。と思ってしまうほど、めちゃくちゃ釣れるので、是非参考にしてみてください。
シェリーの基本性能
名称 | 全長(mm) | 自重(g) | タイプ |
sherry 80F | 80 | 5.4 | フローティング |
sherry 80SS | 80 | 6 | スローシンキング |
sherry 95F | 95 | 7.6 | フローティング |
sherry 95SS | 95 | 8.6 | スローシンキング |
sherry 125F | 125 | 14 | フローティング |
sherry 125SS | 125 | 15.5 | スローシンキング |
ラインナップは上記の通り。
全3サイズの展開。各サイズともにF(フローティング)とSS(スローシンキング)の2種類から選べます。
スイムアクション
シェリーのコンセプトは「スレた状態でも口を使わせられる」というもの。
そのコンセプトを感じさせる超微弱なロールアクション。よく見ないと泳いでいないようにも思えるスイムアクションです。
そのため購入当初は、非常に扱いづらい印象を受けると思います。
「扱いづらい」「動かない」というのは、一見ネガティブな話にも思えるかもしれません。
しかしながら、他のルアーで釣れなかった場所、ワームでも攻略が難しかった場所など。厳しいシチュエーションで食わせられた実績は数知れず。
慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、使いこなす価値があると思わせてくれるルアーです。
シェリーでスレきった魚を釣る方法
ゆっくりとリトリーブするだけでも問題なく釣れます。
リトリーブ速度の目安は、ルアーのプルプルとした動きを感じない程度の速度感です。
状況にもよりますが、糸フケを巻き取ってくるような感覚で巻くのがおすすめです。
着水後2回アクション
着水後ウエイトを戻すためにワンアクション入れますが、2回入れるのもオススメです。
ベイトが入ってきて「ヒュンッヒュンッ」と逃げるようなアクションを出せます。
その後にゆっくりめなリトリーブを開始すると、安心して泳いでいる小魚を演出でき食わせられるのです。
ダウンクロスでのテンションドリフト
次に紹介するのは、筆者が最もおすすめしている使い方。
完全にダウンクロスに投げて、そのままラインテンションを張った状態で限りなくゆっくりと巻きます。
流れに応じてリーリングスピードや流す速さを変えていくイメージで行いましょう。
シェリーであれば、流れの速い場所でもダウンの釣りを成立します。
ちなみに他のルアーで同じように攻めたとしても、動きすぎてしまうためか、食ってこないことが多いです。
SSのジャーク
SSを比較的激しめにジャークさせると、ベイトがビュンっと逃げるようにイレギュラーにダートします。
ダートする時のフラッシングや細身ならではの水抜けが良く、本当の魚がキラッキラッと逃げ惑っているように見えるのです。
ジャークの強さとスラックの量は適度な加減で強めに行ってください。
仏巻き✕ワンアクション
明暗や満月周りや澄み潮、潮止まりのときによく使う釣り方です。
5秒1回転ほどの超スローでリトリーブを行います。ほぼ動いていないレベルで構いません。流れを受けて少しボディが揺れることにより、超ナチュラルに食わせられます。
そして、ここぞというポイント(明暗のキワや沈み根、ヨレなど)に差し掛かったときにワンアクション!
アクションした後の「スッ」という抜けの動き、もしくはアクション後の巻き始めでバイトが出ます。
そのため、このくらい動かないほうが見切られづらく、ワンアクション加えることで食わせの間も作れます。
非常におすすめの釣り方なので、ぜひ試してみてください。
激スレポイントで使ってください
どうしても食ってこない日やタイミング、場所などのシチュエーションで活躍すること間違いなしです。
とくに狙ったタイミングに行けない、先行者の後でしかポイントに入れない。そんな方にぜひ使ってほしいです。
ぜひ一度手にしていただき、「最後の砦」としてこのルアーを活用してみてください。きっと釣果が伸びると思いますよ。