2021年夏の新製品リール「ソアレXR」
アジングやメバリングに人気のソアレブランドから、2021年夏の新製品リールとして『ソアレXR』が登場します。
これまでに無かったシリーズですが、一体どのようなリールなのでしょうか?
本記事では新リールの情報に加え、旧モデルにあたるソアレCI4+との比較、現行シリーズについてもまとめました。
ソアレXRのチェックポイント!
今回登場するソアレXRは、ソアレリールの最上位機種の位置付け。下記にあるように最新テクノロジーが満載です。
その中でとくにチェックしておきたい5つのポイントをご紹介します。
ソアレXRの特徴
- ・理想的な歯面形状の最新ギア「マイクロモジュールギアII」搭載
- ・精密冷間鍛造で粘り強い「HAGANEギア」
- ・「サイレントドライブ」による静粛性の高い巻き心地
- ・回転慣性が低減された「マグナムライトローター」
- ・鉄壁の防水構造「X プロテクト」
- ・「ロングストロークスプール」で飛距離が伸びる
- ・軽く強いカーボン素材「CI4+」をボディやローターに採用
- ・「ハイレスポンスドラグ」でライトラインも安心
- ・ライントラブルを軽減する「ワンピースベール」
- ・予想実売価格は27,000円前後
理想的な歯面形状の最新ギア「マイクロモジュールギアII」搭載
2018年以降に発売されたステラ、ヴァンキッシュ、ツインパワー等に搭載されているマイクロモジュールギアII。ソアレXRではそのマイクロモジュールギアIIをソアレシリーズで初搭載しました。
理想的な歯面形状から生まれる滑らかで軽い巻き心地は、繊細さを重視するアジングやメバリングでアングラーに大きなアドバンテージを与えてくれます。
「サイレントドライブ」による静粛性の高い巻き心地
サイレントドライブとは、リール内の細部で発生するガタを徹底的に排除した構造のこと。マイクロモジュールギアII同様に、ソアレシリーズではソアレXRが初搭載となります。
ガタが排除されたことでリトリーブのノイズが減少。追い食いや食い上げのように分かりづらいアタリも感じやすくなるでしょう。
軽く強いカーボン素材「CI4+」をボディやローターに採用
シマノ独自のカーボン繊維素材CI4+をボディやローターに採用。
CI4+は従来リールでも採用されていましたが、ソアレXRはさらなる軽量化が図れています。
持ち手に感じる軽さやアタリの取りやすさの向上が見込めます。
「ロングストロークスプール」で飛距離が伸びる
飛距離を伸ばせる最新スプール形状・ロングストロークスプール。
アジング・メバリングアングラーであれば、もう少し飛距離が欲しいと思う場面に遭遇したことは多いはず。
その要望に、ロングストロークスプールのソアレXRは応えてくれます。
「ハイレスポンスドラグ」でライトラインも安心
ハイレスポンスドラグでは特殊なドラグ機構を採用しています。
レスポンスがよく、魚が泳ぐスピードに合わせてドラグがスムーズに追従。結果としてラインブレイクや身切れによるバラシを軽減してくれます。
ソアレXRと旧モデルの比較
ソアレXRの旧モデルにあたるのはソアレCI4+。その主な機能比較を一覧にまとめました。
機能名 | ソアレXR | ソアレCI4+ |
自重 | 155g(C2000SSPG) | 160g(C2000SSPG) |
マイクロモジュールギアII | 搭載 | 非搭載 |
サイレントドライブ | 搭載 | 非搭載 |
防水構造 | X プロテクト | コアプロテクト |
ローター | 最新マグナムライトローター | 旧マグナムライトローター |
スプールストローク | ロング | ノーマル |
ボディ素材 | CI4+ | CI4+ |
小型番手で軽量化が難しいにも関わらず、C2000SSPG比較で5gの軽量化を実現。搭載機能では、マイクロモジュールギアIIやサイレントドライブの搭載、防水構造がコアプロテクトからX プロテクトになる等、各機能がアップグレードされています。
アジングやメバリングがより快適に行え、釣果を伸ばせる仕様になっていると言えるでしょう。
ソアレXRのラインナップ
品番 | 自重(g) | ギア比 | 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg) | PE糸巻量(号-m) | 本体価格(円) |
C2000SSPG | 155 | 4.6 | 62 | 2/3 | 0.6-140、0.8-100、1-70 | 34,200 |
C2000SSHG | 155 | 6.1 | 82 | 2/3 | 0.6-140、0.8-100、1-70 | 34,200 |
C2500S | 165 | 5.3 | 72 | 2/3 | 0.6-200、0.8-150、1-120 | 34,700 |
ソアレXRのラインナップは全3機種。C2000SSのパワーギアとハイギアに、これまでのソアレシリーズで見られなかったC2500Sもラインナップされています。
ラインナップ
▼C2000SSPG
繊細な釣法におすすめの1台。例えばジグ単のようにアクションとフォールを繰り返す際、1回1回のハンドル操作が、パワーギアであるため楽です。
またパワーギアの特徴で巻取り長さを抑えられるので、思っている以上に巻きすぎてしまってアクションが雑になるなんてことも防げます。
▼C2000SSHG
回収スピード・手返し重視モデル。巻取り長さは最大82cmで、C2000SSPGとの差はなんと20cm。
キャロやメタルジグを遠投し沖の潮目を狙うようなスタイル、掛けてから海藻に潜られるバラシを軽減したい場面にぴったりです。
▼C2500S
デカアジ・デカメバル狙いや、ロングロッドと組み合わせにおすすめのモデルです。
C2000SSクラスより糸巻き量が多く、40~50cmのアジや尺超えのメバルにドラグを引っ張り出されても安心です。