コスパ最強!?ビッグベイトロッド『フルレンジ C77SXH』をインプレ
今回ご紹介したいのは、テイルウォークの“フルレンジ C77SXH”。
テイルウォーク 「フルレンジ」はバスフィッシング向けのシリーズですが、
「ビッグベイトシーバスにも良いんじゃないか?」と使い始めてみると……なかなかの使用感に筆者もびっくり!
価格もお安く、最近流行りのビッグベイトシーバスをこれから始める人におすすめのアイテムですので、筆者なりのレビューをまとめていきたいと思います。
フルレンジC77SXHのスペック
品番 | 全長(ft) | 自重(g) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 適合ルアー(oz) | 本体価格(円) |
フルレンジ C77SXH | 7’7″ | 187 | 2 | 192 | 3/4-10 | 23,000 |
改めて、今回レビューするのはフルレンジC77SXH。
MAXが10オンスまで投げられるジャイアント、ビッグベイト用に開発されたロッドです。
他にも多くの番手を取り揃えており、選びやすいのも特徴!
テイルウォーク フルレンジ C77SXH
全長 | 7.7ft |
---|---|
継数 | 2本 |
仕舞 | 191.5cm |
自重 | 187g |
ルアー重量 | 3/4-10oz |
とにかくお安い!
そして、何より大切なコスト面!実売2万円ほどで購入できます。
ジャイアントロッド、ビッグベイトロッドって結構キワモノが多く値段も高いのですが……フルレンジは安いのです。
ビッグベイト始めてみようかなって人に、おすすめできる価格帯ですね。
ファーストインプレッション
ひと目で分かった強靭さ。
リールをつけて糸を通し曲げてみると、強いなあ。という印象。
ソルト向けロッドのような、黒と金色のコスメもナイス!
早速ビッグベイトやジャイアントベイトで実釣に行ってきました。
ジャイアントペンシルにバッチリ!
筆者は購入後必死でシーバスを狙い投げまくると、気付いたことがいくつかあります!
“THEバスロッド”ってフィーリング
シーバスとバスロッド、同じように感じるが、全然違う。
ティップだけが入り込むファーストテーパーのアクション、かつ全体的に固めの調子。「やっぱりバスロッドなんだな」と感じます。
その硬さが“シーバス釣り”に活きる
ロッドが入りがちなシーバス用のビッグベイトロッド。
それゆえ、S字形や巻き系のビッグベイトは扱いやすく食いこみも良いのですが……。
メガドッグやアマゾンペンシルなどのスケーティングさせるアクションとなると、途端にやりづらさを感じるのです。
対して、フルレンジC77SXHの場合、バスロッドならではの硬さがあるので、ドッグウォークやジャークといったアクションが非常にやりやすくなります。
硬さがデメリットになることも……
遠投主体のシーバス釣りでは、伸びが少なく細いPEラインをメインラインとして扱うことが多いです。
そのため、フロロカーボンライン使用する前提で作られたバスロッドを流用すると……。
ロッドが固すぎるため「乗りが悪く」「バレやすく」「投げにづらい」という症状を生み出してしまうでしょう。
フルレンジにも同じようなフィーリングを感じます。ただし、筆者は以下のように感じるのです。
ビッグベイトやジャイアントベイトで食い込みって要る?
「硬いと乗りが悪い、食い込みが悪い」とは昔から言われますよね。
しなやかな穂先の方が、シーバスも少ない力で吸い込めるため、乗りがよいです。とくにバチやマイクロベイトパターンでは顕著ですね。
ただし、ビッグベイトやジャイアントで釣れる時は、口を大きく開いて吸い込むことが多いと思います。
ベイトが大きければ尚のこと、そもそもしっかりと吸い込もうとするので、ある程度ロッドが固くても、大きな問題にはなり得ないと考えています。
食わせることが重要
「硬いとバレ易い」とも言われます。それは間違いないでしょう。
ただし、柔らかいロッドを選んでしまうと、操作性が落ち、キャスト時の反発もなくなってしまいます。
大きいルアーなのでハマる時やチャンスも少ないです。貴重なヒットからキャッチすることも大切ですが、まずは食わせることも大切。
サイズも抵抗も大きいビッグベイトやジャイアントベイト、しっかりルアーのポテンシャルを引き出せる張りや硬さを重視する方が良いでしょう!
硬いと飛ばしにくいのか?
「硬いと投げにくい」。
これは感じると思います。絶対柔らかめの方が投げやすいです。
柔らかめのロッドのほうが、ウエイトが載せやすく、リリースポイントも広くなります。
しかし!硬くて反発の強いロッドを使いこなせれば、圧倒的に飛距離を伸ばせます。
とくに遠投主体で使うビックペンシル系であれば、有利に働くはずです!
ピッチングなら固めがやりやすい
S字系ビッグベイトの話ですが、そもそもあまり飛ぶルアーではありません。
また筆者自身が狙うのは、「壁際」や「手前のブレイク」「水門」といったピンスポット。おもに使うのはピッチングなどのショートキャストです。
たしかにオーバーヘッドであれば、柔らかいロッドのほうが飛ばしやすいです。しかしピッチングなどであれば、硬いロッドのほうが打ちやすくなりますよ。
オカッパリで使いやすい7.7ftというレングス
7ft 7inchというレングスも丁度良く、もちろん手返しも良くて、少し飛距離を出したい時にもベストな長さですね!
これ以上長くて8ftを超えてくるとなると、テイクバック時に手首が負けてしまうことも……。
ビッグベイトロッドのロングレングスは、アングラー側にパワーが必要となります。ものすごく筋肉量に自信がある方でなければ、8ft以下がちょうど良いと思います。
こんな人にオススメのロッドでした
ここまでの内容を踏まえてオススメのシチュエーションを考えてみた。
小場所や小規模河川〜大場所遠投まで
7ft 7inchのレングスを活かせる釣りが良いですね。
例えば、小場所や小規模河川を歩きまわるランガンスタイルはもちろんのこと。
いざという時の遠投もできるので、大場所でのビックペンシルを使った釣りにもオススメだと思います。
マニュアル操作をする釣り
「ビシッ!バシッ!」と、デカめのルアーをしっかり動かすアングラーにおすすめです。
巻きよりはアクションですね。もちろん巻きでも良いですが、緩急を付けたりするのに向いています。
筆者自身、狙ってアクションを入れて釣った時は「やってやったぞ!」ってなるので、非常に好きな釣りの一つです。
このマニュアル操作がしやすいのは、本当にこのロッドを選んでよかったポイントの一つでした。
ビッグベイト縛りでの釣り
マックス10ozクラスのロッドになってくるとビッグベイト系意外の他のルアーは投げにくくなります。
そのため「デカめのルアーで釣りたいけど、ついつい小さいやつも投げちゃう」というときでも、逃げの選択がなくなります。苦笑
逆に逃げの選択がないからこそ、デカめのルアー一択で釣りに集中できるはずです。逃げ道を閉ざしてしまうのも、上達への近道でもあります!笑
ビッグベイト入門に最適なタックルだった!
「ジャイアントベイト初めてみたい!ビッグベイト初めてみたい!」という方には、コスト面から性能面までオススメの一本でした。
遠投にはピーキーさを感じる面もありますが、それは上達のためと飲み込んで、この一本を選択してみてはいかがでしょうか?
テイルウォーク フルレンジ C77SXH
全長 | 7.7ft |
---|---|
継数 | 2本 |
仕舞 | 191.5cm |
自重 | 187g |
ルアー重量 | 3/4-10oz |