【お洒落と安全は足元から】プロが解説!ヒラスズキ釣りに最も重要な『磯靴』選びのキホン

2021/05/06 更新

記事内画像・文:山田 秀樹

ヒラスズキのお洒落と安全はまず足元から!


春のヒラスズキシーズンももうすぐ佳境を迎えますが、皆さま良い釣果に恵まれておりますでしょうか?

釣果ばかり気に掛けていると、足元を掬われる……と言うコトで今回のお題は「ヒラスズキの足元」です!


僕自身の経験から磯のヒラスズキゲームにおいて、最も重要なのが『磯靴』です。

ロッドやリールやウェアよりも重要なアイテムだと考えています。

何故なら“釣果よりも安全に気を配れる”方がヒラスズキアングラーとしての成熟度が高いと思うからです。

磯靴の種類はこの2タイプがオススメ!

磯靴と一言で言っても形は様々で、その中でも大きく分けると「シューズタイプ」「足袋タイプ」「ブーツタイプ」の3種類に分けられます。

磯のヒラスズキゲームはランガンの釣りが基本となり、足が水に濡れるケースも多々あります。そのため「歩きやすく」「水捌けがよい」次の2タイプがオススメです。

シューズタイプ


磯釣りにおいて一番多いタイプ。地磯や沖磯はもちろん、餌釣りからルアーフィッシングまで幅広い層に使われています。

ただし、餌釣りとルアーフィッシングでは「釣り座を構えるのか」「磯を釣り歩くのか」で大きな違いがあります。


できればルアーフィッシングを目的に作られた長時間の歩行でも疲れにくいものを選びましょう。

さらに写真のように、水が靴内に入っても抜ける仕様のものがオススメです。

(逆に餌釣り用は、立っている事に特化しております)

足袋タイプ


おもに千葉県・房総地方などの平磯でのヒラスズキに多用されるタイプで、水の中を歩く事に長けています。

とくにスリットを越えたり泳ぐ際、絶対的にコレが使いやすいですが、長い距離を歩いたり、磯を跳んだりするのには、少し不向き。

昔のスパイクタイプによっては、靴底が薄く“強制ツボ押しの刑”で泣きそうになるコトもあるのが難点です。

靴底はフィールドの特徴を踏まえて選ぶ

靴底の種類も大きく分けて3つに分かれます。

それぞれに長所短所があり、一概にコレがオススメと言いづらいのが実情です。

まずは以下の内容を参考に、自分が良く訪れるであろうフィールドに合わせて選択するようにしましょう。

スパイクタイプ


磯のソルトゲームでは人気ナンバーワンの靴底。
さまざまなパターンや素材があります。最近は新素材のタングステンのピンが各社から出てきています。ピンの寿命も延びて“より滑り難く”なりました。

▼ 要注意フィールド


磯では抜群のグリップ力を持つスパイクタイプですが、ツルツルのテトラ帯やゴロタ石の浜ではピンが滑る難点もあります。

フェルトスパイクタイプ


トラウトなどの渓流域などで使われるフェルトの靴底。そこにスパイクがプラスされたハイブリッドな仕様です。

最近ではフェルトスパイクにラバーが入ったタイプなどもあります。クッション性が優秀で、とくに地磯を長く歩く釣りに向いています。

▼ 要注意フィールド


難点としては、山道などを降る時、枯葉が多いと滑りやすくなることがあるので注意が必要です。

進化系ラバータイプ


ビブラムソールや各社独自開発の進化系ラバーソール。

中には水場での使用を前提に作られたものなどがあります。スパイクシューズが苦手とする丸石でのグリップ力は抜群です。

▼ 要注意フィールド


疲れづらく乾いた丸石などでも滑りづらいのですが、濡れた苔などではとても滑りやすいので気をつけてください。

複数所有し、使い分けるのがベスト


それぞれの長所や短所を踏まえ、フィールドに当てはめた表です。

なかなかフィールドに一度も立ったことがない状態でベストな製品を選ぶのは、少々難しいかもしれません。

可能であれば下見をしたり、最寄りの釣具屋などでどのような場所が多いのか、適切なソールはどのタイプか聞く。

もしくは、身近な先輩アングラーや信頼できそうなSNSアカウントから情報を収集するなどして、最適なソールを選ぶようにしましょう。

 

磯のヒラスズキゲームにおすすめのシューズ

フィールドに合わせた最良の選択肢が見えてきまか?

以下では、数多くのシューズの中でも、とくに磯のヒラスズキゲームにオススメできるシューズをピックアップしましたので、ぜひ参考にしてみてください。

スパイクソール

▼ RBB スパイクシューズTG

タングステンピン搭載のスパイクシューズ。クッション性が高く歩きやすいので、磯はもちろん、山道も非常に歩きやすいです。

つま先部分までソールが包み込む形状。つま先部分のグリップ力はもちろん、靴へのダメージも軽減できます。

ITEM
RBB スパイクシューズTG
サイズ:M~3L


▼ 大同ウエットシューズ

外房のヒラスズキアングラーから支持を得ている『大同ウエットシューズ』。

2本のピンをタテとヨコ方向配置されているので、前後左右問わず滑りにくいのが特徴です。

ITEM
大同 ウエットシューズ
サイズ:24~28(cm)

フェルトピンソール

▼ RBB フェルトスパイクシューズTG

タングステンピンが搭載されたフェルトスパイクソールのシューズ。内部に水が入った際も素早く抜けてくれます。

また靴の各部に搭載されているパーツは樹脂製。サビが発生しないので、長く愛用できるはずです。

ITEM
RBB フェルトスパイクシューズTG
サイズ:M~3L


▼ リアス リーフブーツ 

3.5mm厚ネオプレン素材を使ったタビ系のフェルトスパイクシューズ。

サイドファスナーに加え、甲と足首で締め付ける構造。水の中を歩くことが多いシーンで重宝するでしょう。軽さが特徴的なシューズです。

ITEM
リアス リーフブーツ
サイズ:25~29(cm)

ラバーソール

▼ RBB サーフシューズ

砂浜での使用を前提に作られたシューズですが、テトラや丸石といったフィールドでも活躍するシューズです。

水抜けが良いので、万が一波をかぶってしまった時も快適に釣りを続けられます。

ITEM
RBB サーフシューズ
サイズ:S~3L
カラー:ブラック/ネイビー


▼ モンベル サワークライマー

モンベルが開発したアクアグリップソールという、水に濡れた岩の上でもグリップしやすい特殊ラバーを搭載したシューズ。

フェルトソールには劣りますが、苔が少ない濡れた場所程度であれば、しっかりとグリップ力を維持してくれます。
モンベル サワークライマー
サイズ:22.0 〜 29.0 カラー:ロイヤルブルー
モンベル・公式ホームページ

遠征時の足元選択


最後に不意の遠征時の話を少々。

結論からお伝えすると……遠征時もできれば現地のアングラーやその場所に詳しい人に、どのようなフィールドなのか聞いてから遠征先に向かうことをオススメしたいです。

九州を例に挙げると、基本的にスイムが少なく非常に硬い磯やゴロタ浜を歩くコトが多くなります。

普段からフルスーツでスイムをする(泳ぐ)アングラーは、遠征先でも普段のスパイク足袋とウェットスーツで……と考えるかもしれませんが、硬い磯やゴロタ浜といったフィールドに向かないことは言うまでもありません。

僕自身、普段のスパイク足袋のまま九州での釣りをしたとき、足の裏が“常時ツボ押し状態”でメチャクチャ痛くなった経験があります(泣)。

更にウェットスーツのフルスーツで歩くので、12〜3月上旬以外は汗ダクとなり、とくに4月以降は発汗発熱のよる熱中症に注意が必要となります。

皆さま遠征の際には、釣果のみならずウェアと同じくフットウェアなどの情報収集もされた方が良いと思います。

九州在住の僕の場合

僕自身の九州でのフットウェアは、基本的に歩きまわるのでフェルトスパイクのシューズタイプを使うコトが多いです。

コレだと長い距離を歩いても疲れも少なく、オールマイティーに色々な磯やゴロタ浜、苔の状態に対応できるのが良い点。

地域によって安全なフットウェアは様々です。 ヒラスズキが好きな同志の皆様、どうかこれからも安全にヒラスズキゲームを楽しんで下さい。

“釣果よりも安全に気を配れる”方こそ真のヒラスズキアングラー


ヒラスズキ釣りは、とくに逆境のような天候、環境での釣りを選ぶことが多くなる釣りです。

せっかく良い釣果に恵まれたとしても、安全面に配慮しなければ、不慮の事故で全て台無しになってしまうこともあります。

ロッドやリール、ルアーといった釣り具も大切ですが、安全面を考慮した装備はより慎重に選ぶようにしてみてください。

一人一人が“釣果よりも安全に気を配れる”真のヒラスズキアングラーを目指していきましょう。

関連記事

紹介されたアイテム

RBB スパイクシューズTG
サイトを見る
大同 ウエットシューズ
RBB フェルトスパイクシューズTG
サイトを見る
リアス リーフブーツ
サイトを見る
RBB サーフシューズ
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山田秀樹

埼玉県生まれ。東京から熊本に移住。釣具店で働き始めて早20数年。ヤマガブランクス、タックルハウス、ポジドライブガレージ、山豊テグス、リバレイのテスターで山本釣具センター宇土店に勤務。最近は個人のYouTube「デカアタマTV」も開設。

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