アジングのコツをつかもう
アジングは、アジという生き物と自然を相手にしたゲームです。
つまりアジの特性と、自然というフィールドを深く理解し観察することで、我々アングラーがどんなアプローチをすべきかが自ずと絞れてきます。
ここではアジの特性に合わせたアプローチの仕方、考え方の基本をご紹介していきます。
アジングの基本解説動画はこちら
①まずはポイント選び!回遊ポイントを絞ろう
アジは回遊魚の為、アングラーの立っているポイントにアジが回遊してこない限り、釣ることは出来ません。
そこがアジの回遊してくるポイントなのか、回遊してくるとしたらどんなルートを辿ってくるのか、まずそれを強く意識する事から始めましょう。
狙うポイントはどこか?
アジはなぜ、回遊しているのでしょうか?それは、自分たちの食べる餌(アミ・イワシの幼魚・イソメ)を探す為です。つまり狙うべきポイントはアジの餌が豊富な場所にあたります。
▼ ライト(常夜灯)の下
よく夜の漁港には常夜灯が点灯しています。常夜灯の下の光の当たる水面には、光に集まる性質のプランクトンが寄ってきます。
アジも、それらを捕食するために常夜灯の下に集まり、そこに留まる事もあります。ナイトアジングで常夜灯の下が一級ポイントと呼ばれるのはこの為です。
▼ ミオ筋・堤防の先端
ミオ筋とは、浅い港内で船が座礁しないように、海底を人工的に掘った船の通り道。ミオ筋は一段水深が深くなっていますので、魚の通り道になりやすく、潮が淀みやすいポイントです。
潮が淀むという事は、そこにプランクトンが溜まるので、それを求めてアジも集まります。また、アジの群れの出入りの多い、堤防の先端もねらい目です。
▼ スロープ
港にある船舶昇降用のスロープは浅瀬になっており、アジが餌となる小魚を追い詰めやすいポイントです。
スロープに小魚が溜まっている際は必ずチェックしましょう。
▼ サーフ・ゴロタ浜
アジはサーフのブレイクラインに沿って回遊してきます。遠浅な地形が続くエリアでは回遊ルートまで届きませんので、サーフでも、ある程度深くなっている場所にルアーが届く必要があります。
▼ 漁船
漁船などの船だまりなどもアジや小魚が集まりやすいポイントです。船や係留ロープにルアーを引っかけてしまうと漁師さんに大変迷惑になりますので、狙う際は十分注意しましょう。
いさぎよくポイントを移動する
そこが魚の出入りが多い「良い釣り場」であれば、必ずと言っていいほど他の釣り人(先行者)がいるはずです。
そんな中、先行者がいなかったり、いても釣れていないようであれば、そこはアジの回遊ルートではないのかもしれません。
ある程度チェックして反応がなければ、素直にポイントを移動するのも一つの方法です。