②アジが回遊するレンジに合わせよう
ポイント通り攻めているのにアジが釣れない時は、アプローチの仕方が間違っているかもしれません。まずはレンジの探り方についてご紹介します。
サビキからレンジの重要性を紐解く
狙うポイントが合っていても、アジの目の前にルアーを通さなければアジは釣れません。
サビキ釣りの仕掛けを思い出してみると、サビキは縦に沢山の針がついています。
これは一度に沢山のアジを釣るという目的もありますが、アジのいるレンジを探れるという利点があります。
例えば一番下の針にアジが掛かっていれば狙いのレンジはボトム(海底)付近、上についていれば表層付近と、アジが食いつく針の位置によって、アジのいるレンジを探ることが可能です。
レンジは「カウントダウン」で刻もう
アジングでは、ルアーの着水後、5秒後に巻き始め、反応がなければ10秒後に巻き始めるといった具合に、レンジを刻んで探る必要があります。
1グラムのジグヘッドを30秒かけてボトムまで沈め、そこから誘いをかけるという事もアジングでは普通に行われます。
アジは基本的に、昼はボトム付近、夜は中層から表層付近にいる事が多いので、そのあたりも意識して探ってみましょう。
③アジが反応する誘いに変えよう!
基本はただ巻きで狙うアジングですが、誘い方を変えると反応がガラりと変化することがあります。
誘い方は、こちらにまとめている方法以外にも、いくつものメソッドが存在しますので、ぜひ参考にしてみてください。
基本はリフト&フォール
リフト&フォールとは、ロッドをさびきルアーを上のレンジに引き上げたり、落としたりするアクションを繰り返すメソッドです。
アジは上から落ちてくるルアーに反応することがあります。また、リフト&フォールでは、幅広いレンジを探ることもできるので、レンジを探す意味でもおすすめです。
上記の図解はMキャロを使ったリフト&フォールを紹介したものですが、ジグ単と呼ばれるジグヘッドとワームを使った釣りでももちろん使えるメソッドなので、ぜひ試してみてください。
応用編!バスのテクニック『ミドスト』を使う
おもにバスフィッシングで使われる『ミドスト』。ミッドストローリングの略で、ジグヘッドリグにピンテールワームやシャッドテールワームをつけている時に効果的なメソッドです。
やり方は、一定の振り幅とリズムでロッドを動かすだけ。こうすることでワームにロールアクションし、ただ巻きではできない艶かしいベイトライクな泳ぎをします。
このアクションをさせるときのポイントは、”ラインを張らない”ことです。ロッドをシェイクにより生まれるラインスラッグ、糸の重さだけでスイミングさせる事により、より自然なロールアクションが出ますので、ぜひ試してみてください。
フォール速度で誘いを変える
ポイントとレンジが合っていれば、基本となる1グラム前後のジグヘッドで大体のアジは反応してくれますが、反応がイマイチなときはジグヘッドの重さ・リトリーブスピード変えてみるのも一つの手です。
アジはアミなどの動きが遅い生物を餌としている為、遅巻きが基本とされていますが、アジが動きの速い小魚を狙っている時などは、トウィッチとフォールを混ぜたクイックなアクションだったり、早巻きに反応してくる場合もあります。
④遠投して回遊ルートを探るのも手の一つ
ジグヘッド単体では、沖目のブレイクラインなど、アジの回遊ルートになりやすい一級ポイントに届かないケースも多々あります。
そんな時は、キャロライナリグ・フロートリグ・メタルジグ などを使用して遠投をしてみるのも一つの手です。
それらはポイントの広範囲を探ることができ、沖を回遊してくるアジの群れに出会える可能性があります。
⑤アジングは挨拶も大事
アジングのコツは、実は釣り場での挨拶にも隠されています。先行者がいれば、隣で釣って良いかの確認をする事は勿論ですが、挨拶をする事によって、近々の釣果や、何メートルあたりのタナでアジが釣れているのかを聞けるきっかけにもなります。
地元の釣り師であれば、ミオ筋やブレイクラインなどの地形を把握している人も多く、釣れるためのヒントをくれるかもしれません。