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【東京湾アジングの名手『キムソウ』が指南】湾奥アジのシーズナルパターンと攻略法(2ページ目)

回遊型の狙い方

回遊型を狙ったアジング

前者は、どのレンジを群れが通るかの予測や、そのレンジを長く通して見つけられるようにする。

またルアーも目立つものを使用し、魚の気を引くようにしてチャンスを増やしていくタイミングと確率の釣り。

フォールスピードを変えたり、立ち位置などに注意して広範囲を狙うなどすると高釣果を狙えます。

居着き型の狙い方

居着き型を狙ったアジング

後者の釣りは、居着きの群れが、何を食べていて、どのレンジを意識しているかを読み解き、そこにルアーを通すといった推理の釣り。

居着きの傾向が強くなるとアジは上から落ちてくるものよりも、潮の流れに流されてくるものを最低限の労力で捕食するようになります。

ボトム周りを丹念に狙ったり、ドリフトなどを利用し、横方向へのアクションを意識すると良いでしょう。

バチコンの釣果写真

ボートアジング で行われるバチコン(バーチカルコンタクト)釣法なども、横方向への反応が強くなったアジに効果的な釣法として有名です。

春夏秋冬の傾向に当てはめよう

季節のアジの行動パターンとアジの回遊度と居着き具合を考慮して使い分けましょう。

例えば、回遊アジの多い夏ならフォールの釣り、両者が混在する秋なら両方の釣りを使い分ける。そして、居着きメインの冬や産卵期の春ならドリフトやボトム狙いなどといったような釣り方をアジャストしていくのが一般的です。

しかし、一括りに季節といっても竹を割ったようには分けられないことのほうが多いのも事実。釣りの上手いアングラーとは得てして、季節の変化といった微妙な変化に敏感な人なのかもしれませんね。

アジの豆知識〜アジ豆〜

完全な居着き型のアジの金アジ

最後に余談ではありますが、豆知識を少々……。>

実は、居着きのアジの中でも、一年を通して餌が豊富な場所で過ごす“完全な居着き型のアジ”もいます。

ほぼ全くといって良いほど回遊をしなくなり、丸々と太った身の厚いアジは「金アジ」などと呼ばれ、市場では高値にて取引されます。

関アジや関サバなどが全国的に有名なブランドアジですが、身近な東京湾では、本牧や金谷の金アジがブランドアジとして有名です。

筆者の紹介

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木村 壮大

キムソウの愛称で親しまれる東京湾を中心とした横浜・横須賀エリアで活動するマルチアングラー。

釣果やサイズより、何故釣れたのかといった知識欲を満たすことを原動力に釣りをするスタイルには定評があり、その経験を活かし様々なメーカーとの製品開発などにも携わっている。

誰も呼ぶことはないが『孤高のマイノリスト』を自称している(笑)。

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