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メッキ釣りまるわかり講座!基礎知識やおすすめルアー、釣り方・動作まで徹底解説

メッキはロウニンアジやギンガメアジの幼魚で、小さいながらもその引き味の良さから釣り人に人気の魚です。今回はメッキの釣り方講座として、時期選びなどの基礎から釣り方、おすすめルアーに到るまで網羅的に紹介をします。

目次

アイキャッチ画像提供:六畳一間の狼 SUU

簡単楽しいメッキ釣り!

皆さんは夏から秋にかけて日本にメッキと呼ばれる魚が回遊してくることをご存知でしょうか?

そのメッキという魚がルアーフィッシングのターゲットとしてとっても面白くておすすめなんです!

今回はそんなメッキゲームを紹介していきます。

メッキとは

メッキとは、ロウニンアジやギンガメアジといった熱帯・亜熱帯域に生息する大型に成長するアジの幼魚のこと。

釣れるサイズは10〜20センチがメインで、大きくても30センチほど。

夏の暖かい海流に乗って南の海から本州にもやってきますが、東海や関東まで到達したメッキは冬を越せずに死んでしまいます。

高水温地域でしか生きられない“死滅回遊魚”とも呼ばれ、なんだか寂しい運命を背負った魚でもあるんです。

メッキが大きくなると?

写真の魚は小笠原諸島で釣れたギンガメアジ。成魚で80〜90cmほどまで大きくなります。

ちなみにロウニンアジの成魚は180cm/80kgにまで成長します。

このように、高水温の海域ではとっても大きくなる魚なんですよ。

メッキ釣りの魅力

そんなメッキゲームは釣り人の中でもかなり人気がある釣りのひとつ。

なぜ人気があるのか、ぼくが思うメッキ釣りの魅力をご紹介いたします!

手軽に狙える

メッキは漁港や河川など身近なフィールドで狙うことができます。

ちょっとした空き時間や思い立った時に釣りに行ける手軽さがあるんです!

ルアーに好反応

メッキはルアーへの反応がかなりよく、群れでひとつのルアーを奪い合うように食ってくることも。

アタリが多いのでとっても楽しいんです!

引きが強い

小型のメッキサイズでも引きの強さは健在。

食った瞬間から釣り上げるまで、強い引きで釣り人を楽しませてくれます!

メッキ釣りのシーズン

メッキが回遊してくるのは、海水温が高くなる夏〜秋ごろ。

したがって、8〜10月ぐらいがメッキ釣りのシーズンです。

年や地域によって変わる

メッキが釣れ始めるシーズンは年によって前後することが多く、早いと7月に釣れたなんてことも。

また、地域によっても回遊の時期は変わるので、8〜10月は目安程度にしておいてください。

2019年は海水温の低下が遅かったため、12月を過ぎても釣れ続けていました。

メッキ釣りのタックル

メッキを釣るためのタックルはどんなものがいいのでしょうか。

順番に解説させていただきます。

ロッド&リール

メッキ釣りは専用と呼べるタックルがほとんどないため、他の釣りの流用でOK。

バスロッドのウルトラライト〜ライトクラスや、メバリングロッドなどが使いやすいです。

5gくらいまでキャストできる7フィートまでのロッドなら、どんな物でも構いません。

リールは2000番前後のサイズでOKです。

ライン

ナイロンラインの4ポンド前後か、PEラインの0.3号前後に5ポンド前後のリーダーでOK。

個人的にはPEラインの方がおすすめです! 飛距離が出てルアーの操作もしやすいですよ。

ルアーの選び方

メッキ釣りに使えるルアーは小型のハードルアーやワームがメイン。

詳しくご紹介していきます。

ミノーやポッパー、メタルジグなど

3〜5センチクラスのシンキングミノーやポッパー、5グラム前後のメタルジグがおすすめ。

渓流用のミノーが使いやすくよく釣れますが、捕食の瞬間が見えるポッパーはロマンがあります!

たくさん揃える必要はないので、少量ずつ小さなボックスに入れておきましょう。

ワームもいい

食い渋ってハードルアーに反応が悪い時はワームがおすすめ。

ジグヘッド2グラム前後に2インチクラスのワームをセットすればOK。

ミノーでは攻められない深い場所をワームでゆっくり攻めてみてください。

おすすめルアー

ぼくが普段メッキ釣りで使用しているおすすめルアーをご紹介します。

皆さんのルアー選びの参考にしてください。

スミス Dインサイト44S

全長:44mm
自重:4g

渓流用のヘビーシンキングミノーであるDインサイト。

高速トゥイッチによるヒラ打ちアクションがメッキに効果絶大です。

ジップベイツ リッジ56S

全長:56mm
自重:3.6g

釣れるミノーの代名詞でもあるリッジシリーズはメッキにも有効。

重心移動で飛距離が出て、トゥイッチではキレッキレのアクションを見せてくれます。

バスデイ クリスタルポッパー30S

全長:30mm
自重:2.3g

珍しい“沈む”タイプのポッパーです。

メッキの場合は動かし続けるので、沈むタイプでも問題ありません。

飛距離が出るので、広範囲を探ることができます。

ジャッカル チビメタタイプⅡ


フォールがゆっくりなタイプのメタルジグで、リフト&フォールで使用します。

メッキ以外にもいろいろ釣れるジグなので、持っておいて損はありません。

往年の名作ワームであるグラスミノーはメッキにも効果テキメンです!

テールの動きでただ巻きだけで釣ることができます。

ルアーのアクション(動かし方)

メッキ釣りでもっとも大切なことがルアーの動かし方!

どのようにすればいいのか、詳しく解説いたします。

パニックアクション

ルアーをキャストしたら竿先を下に向け、リールを巻きながらできる限り早く細かくトゥイッチします。

リールを巻くスピードは1秒1回転ほどと早くはありませんが、ロッドはとにかくトゥイッチし続けてください。

魚が暴れるようなパニックアクションがメッキには有効です。

リフト&フォールもいい

ワームやジグは少し沈めてからロッドでルアーを上げて、ロッドを下げながらリールを巻く「リフト&フォール」がおすすめ。

トゥイッチしながらのリフトもかなり有効です。

ワームは狙いの水深まで沈めてからのただ巻きもありですよ!

▼ 動画でルアーの動かし方をチェック!

by TSURIHACK TV

狙うべきポイント

メッキ釣りで狙うべきポイントは淡水と海水が混じる汽水域や、水中に障害物や駆け上がりがある場所。

また、餌となる小魚が溜まる場所もポイントです。

具体的にどんな場所なのかみていきましょう!

河口付近

川の河口付近はメッキ釣りの一級ポイント。

淡水と海水が混じるエリアは餌となる小魚が多く、メッキが回遊してくる可能性が高いです。

川の中

川の中にもメッキは入ってきます。

潮の満ち引きで海水が流入するような河川は要チェック!

目安としてシーバスやクロダイの実績がある場所はメッキも入ってくる可能性大です。

漁港やスロープ

漁港の船を上げ下ろしするためのスロープもメッキ釣りのポイント。

船を上げるためのレールや駆け上がりにメッキが付いていることが多いです。

ただ、漁師さんの仕事場でもあるので、釣り場のルールやマナーは守って釣りをしてくださいね!

お手軽メッキ釣りを楽しもう!

メッキはルアーで手軽に釣ることができる好ターゲットです。

シーズン限定の釣りなので、メッキの回遊を見極めてメッキゲームを楽しんでくださいね!

画像提供:六畳一間の狼 SUU

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