メバルが釣りやすい月相があるってホント?

低水温を好み、冬から春にかけてがベストシーズンとなる人気の釣りターゲット『メバル』。
夜行性のため、ナイトゲームで狙う魚種の一つですが、読者の皆さんはメバルと月の関係についてご存じでしょうか?
満月の日は釣りづらい

メバルは基本的に暗い場所を好み、物陰に潜んでじっとしていることが多い魚です。
満月は海上を明るく照らし、メバルの警戒心を高めてしまう要素になりえます。
さらに常夜灯周りの場合、メバルの餌となるプランクトンや小型のベイトが集まりにくくなることも。
これらの要素から満月の夜は、メバルが釣りにくくなるのです。
釣りやすいのは新月の夜!

一方、月明かりのない新月の夜は、プランクトンが常夜灯周りに集まりやすくなります。
また、常夜灯周辺には陰影の差が出やすくなり、メバルが身をひそめる格好のポイントも多くなります。
食い気のあるメバルが常夜灯周りの暗がりに集まり、さらに警戒心が薄れて活性も高まると考えられます。
そのため、新月の夜はメバルを狙いやすいのです。
月が欠けている時はどうなの?

満月と新月以外の、欠けた月の夜はどうでしょうか?
明るさという観点からは、満月の夜よりは釣りやすく新月の夜よりは釣りにくいと言えるでしょう。
しかし、それだけではありません。
上弦の月と下弦の月

欠けた月は上弦の月、下弦の月と呼ばれます。
月が沈むときに上の部分が欠けている月を上弦の月、下の部分が欠けている月を下弦の月と考えると分かりやすいかもしれません。
実は、この両者には、昇る時間と沈む時間に特徴があります。
釣りをする時間帯と照らし合わせよう!

上弦の月は昼に昇り、深夜に沈みます。
つまり、上弦の月の日の日は深夜から朝までの時間に暗くなり、メバルが狙いやすくなるということ。
下弦の月は深夜に昇り、昼に沈みます。夕マズメ以降の時間帯からメバルを狙うなら、下弦の月の夜は釣りやすいと考えられるでしょう。
釣りをする時間帯と、月が沈んでから昇るまでのタイミングを見計らえば、メバルが釣りやすい環境下で釣りに臨むことが出来るはずです。
月が出ていないタイミングが狙い目!

今回は、メバリングと月相の関係についてお届けしました。
メバルの生態を考えると、月がどのような様子かということが釣果に結び付くのも納得がいきます。
月の出ていない時間帯を狙うことで格段とメバルが釣りやすくなる筈。ぜひ試してみてください!