ワカサギがたくさん釣れたよ!

12月某日、山中湖のドーム船でワカサギ釣りをしてきました。
寒風吹きすさぶ富士山麓でもドーム船ってば超快適!ワカサギ釣り超楽しい!という感じで、あれよあれよという間に80匹近くゲット。
たくさんのワカサギちゃん達をどうやって美味しく食べてくれようか……
めくるめく料理にヨダレを垂らすのを抑えつつ帰路についたのでした。
料理の前にまずはワカサギの下処理よね
ワカサギを料理する前にまずは下ごしらえ。これをやると更に美味しくいただく事ができます。
最初にやや多めの塩を振ってぬめりをとります。

軽く手で揉んでぬめりを塩でこすり落とすようにするのがポイント。
流水でざっと流してぬめりと一緒に塩を落とします。あとは軽く水を切ればOK。
今回は一度の塩揉みで済みましたが、ワカサギの量が多い場合は数回繰り返すといいですよ!

次におしり付近をギュッと指でしごくようにしてフン出し。
魚体を開いて内臓を出すのは難しいワカサギは、こうするとくさみや苦味を抑えられます。
ワカサギちゃん、どうやって食べると一番うまいんだい?
処理が終わったワカサギを目の前に、どう食べるかスマホでレシピを検索。
やっぱり天ぷらが鉄板?いや待てアヒージョ?酢締めなんてレシピもあるな……!?
食いしん坊の食欲がMAXに達したその刹那、ワカサギに目をやるとこっちを見ているやつが……?

…ん?

御意!!!
ワカサギの天ぷら
ワカのアニキに導かれ、今回は和食の定番ワカサギ料理3品でいく事にしました。
まずはこれ食べなきゃ嘘でしょって事で「天ぷら」から!
180度くらいの油でカラッと揚げていきましょう。
この段階でもう美味しいが確定したようなビジュアル…!
出来上がり。勝ったなこれは。
淡白でホクホクしたワカサギの身に、衣のサクサクと油分のコクが加わって箸が止まりません。皿からワカサギが蒸発しました。(ように見えた)
付けるのは断然お塩がおすすめ。ワカサギ料理暫定首位は天ぷらだと思います。
ワカサギの南蛮漬け
お次は「南蛮漬け」。
タレが簡単に出来るというすし酢を使ったレシピでいってみます!
片栗粉をはたいたワカサギを油でカラッと揚げ、千切りにした人参、長ネギ、大根の上にライドオン!
すし酢と醤油を2:1であわせたタレをかけて、冷蔵庫で小一時間寝かせます。
これはもう、飲み物かもしれんね。
揚げた上にお酢の効果で骨まで柔らか。バクバクいけてしまって危険です。
20匹近くあっという間に完食。もっと釣ってくればいがった…
甘露煮
最後は「甘露煮」。
作ってから1週間くらいは大丈夫な作り置き料理。釣り過ぎた時に便利な料理です。
小ぶりのワカサギをまずはフライパンで軽く焼きます。表面に軽く火が通るくらいでOK。
こうして表面を焼き固めると、濃いタレで煮ても身の水分が抜けにくくなり柔らかな甘露煮に仕上がります。

ザラメ40gに、醤油100cc、日本酒50ccを合わせた煮汁に焼いたワカサギと実山椒を投入。
落し蓋をして15分じわじわ煮ます。実山椒はなくても大丈夫だよ。

15分したら蓋をとって更に煮詰めていきます。
ブクブクと大きめの泡が立つようになったら火を止めて粗熱を取り、冷蔵庫へ。

一晩寝かせた甘露煮はてりが出て光ってますね。ダイヤかな? ブラックダイヤモンドかな?
しっかり火を入れたのに柔らかく、ご飯のおかずにピッタリ。
実山椒もいいアクセントになってて日本酒にも合うなチクショウ!
ワカサギは油分と甘味を足すのがいいっぽいです

今回作った料理はワカサギの食べ方としては定番中の定番のものばかりです。
鉄板とされているレシピを紐解いてみると、油や砂糖でワカサギの淡白を補強するのが美味しく食べる秘訣みたいです。
ど定番とされている和食ワカサギレシピには、美味しく食べたかった先人の知恵がいきているんですね。
ありがとう昔の人!ありがとうワカサギちゃん!