毒魚も食べればウマい!?嫌われ外道の代表格『アイゴ』を刺身と干物で食べてみました

2019/05/14 更新

外道と言われる魚はどんな釣りでも存在するのですが、なぜか外道は嫌われる傾向にありますよね。おそらく食べても美味しくないイメージを持っていたり、もしくは毒があるから嫌われるのでしょう。今回紹介したい魚もまさに磯釣りの中では毒持ちのなかなかの嫌われ者っぷりの「アイゴ」を食べたいと思います。


アイキャッチ画像提供:小林 大介

あの嫌われ者を食べてみる


みなさんは『アイゴ』という魚をご存知でしょうか?

外道としても扱われる“嫌われフィッシュ”ではあるのですが……実はこの魚、美味いんですよ。

ボクの地域では一般的な食用魚

嫌われ者と書いたアイゴですが、ボクが住んでいる徳島県南部では実は好んで食べられているんです。徳島県以外にも兵庫県や和歌山県、香川県の一部では食べる文化があるようですね。

とはいえ、「臭いからよう食わんっ!」と言う人が多いのも事実。

ボクの知人も「子供の頃に食べたアイゴが臭すぎてトラウマで今でも食べられん………」という人もいるぐらい。

そうなんです。アイゴは毒を持っている上に、臭いから嫌われているんですね。

危険な毒針を処理


というわけで、早速さばきたいと思います。

アイゴを安全に処理するためには、まず毒のあるトゲを切っていきます。


背中にも腹にも生えているトゲをすべて切っていきます。

これに刺されると相当な激痛が走ると、昔ボクの父親が青い顔をして教えてくれました。

皆さんは絶対に刺されないように気をつけましょう。

次は内臓の除去ですが……


「うわっ!クッサ!!!!」

サクッと包丁を入れた瞬間、家の中に異常なニオイが充満。

これはもう、事件レベルでは……。


鼻を突き抜けるニオイに悶絶しつつ、なんとか内臓の除去に成功。

ちなみに、その後何時間も家の中が嫌な臭いに包まれました

アイゴを捌く際には必ず家の外、もしくは釣ったその場でやってしまいましょう。

ここまでやったら安心!三枚おろしに


トゲを取り、内臓をキレイに取り除いてやったら、後は他の魚と同じ。三枚おろしにしていきます。


海藻を主食にしているので、内蔵部分が大きいのが印象的。

片身は刺身に!もう片身は干物にしてみます


皮を剥いだ身の見た目はチヌにも似ており、脂のよく乗っている2月頃ほどではないですが、ほんのり脂も乗っています。


もう片方は干物にするために小一時間ほど塩漬けに。

これを一晩干して干物を作ります。

刺身の方もお腹部分がやや臭うため、一晩キッチンペーパーにくるんで寝かせることにします。

一晩して干物が完成

一晩してアイゴの干物が完成したので、こちらを食べていきたいと思います。


早速焼いてみると、臭みもなくいい匂い。

ややアイゴ独特の磯臭さは残っていますが、こちらは臭みというよりは魚の個性。ここも好き嫌いが分かれそうですが、ボクは好きな方ですね。


そしてこちらは一晩寝かせた刺身。

ちょっと臭かったのが、一晩寝かせると臭みが一気に取れましたね。

さてアイゴのお味は?


さて、早速頂いてみたいと思います。

まずはアイゴの刺身の腹身から。


うん。全然臭みもなく美味しい!

見た目がチヌっぽいだけあって味はチヌに似ていますが、ほんのり磯の香りがして独特ですね。


さて干物。

こちらも全く問題なく美味しい!

プリッと歯ごたえもあり、ほんのりと磯の香りがして本当に美味しいですね。

皆さんも是非お試しを!


というわけで、今回は磯で釣れる外道アイゴを食べてみました。

正直、刺身は臭いかなと思っていましたが、一晩寝かせたのが良かったのか? とても美味しく頂くことが出来ました。

ルアーフィッシンクが楽しまれることが多い昨今、ルアーで釣れることはほぼ無いと思われるアイゴですが、何かの間違いで釣れた際には、一度是非食べてみることをオススメします。

ただし! トゲと内臓の処理は気をつけましょう。家族の方に「臭すぎるっ!」と怒られますよ!

ネットでも購入できるみたいです

ITEM
アイゴ開き(2〜3尾入)

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DAISUKE KOBAYASHI

愛知県出身徳島県在住。映像クリエイター、フォトグラファーとして地方の限界集落で活動中。山の猟師でもあり、デジタルとアナログの両極端な生活を楽しんでいます。TSURI HACKではクリエイターならでは視点で皆様に情報をお届けします!

 

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