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教えてビックリマン!シーバスが釣れるポイントの選び方は?【ベイト&シーズン編】(3ページ目)

夏(6月~8月)

出典:PIXTA

6月頃になると東京湾は夏シーズンを迎えます。この頃になるとベイトは7~9センチまで成長してきます。

6月初夏は河川に成長したイナッコや稚鮎が入ります。狙うべきポイントとしては河川の上流部と中流部です。

■上流~中流部
シーバス 釣り

撮影:TSURI HACK 編集部

上流部では堰下や浅いシャローエリアから続くブレイクなどで遡上したベイトが流されてシーバスに捕食されています。

中流部は狙いどころが沢山ありますがまず狙いたいのは水門でしょう。

強い流れから身を隠すために水門にイナッコなどのベイトが入ります。また流入河川と本流の接続点も狙い目です。

遡上してきたイナッコはもちろんのこと、淡水魚のオイカワやハヤなどもベイトとなることもあります。

■河口・港湾部

撮影:TSURI HACK 編集部

河口や港湾部ではカタクチイワシが入ってきます。イワシはシーバスの大好物です。

ただしこの時期に河口や港湾を攻めるならば。朝から夕方にかけての時間帯が良いでしょう。次回解説する潮周りに加えて、夜光虫が発生してしまうからです。

■水温は?

水温について、初夏は問題ありませんが、7月、8月猛暑がやってくるにつれて浅くて流れのないエリアからシーバスやベイトは姿を消します。

水が少しでも冷たいエリア、流れのある上流や深場を狙える沖堤防などのポイントを選びましょう。

秋(9月~11月)

出典:PIXTA

シーバスのハイシーズンです。河川も港湾も干潟もいずれの場所にもベイトが入ってきます。

ベイトのサイズも上がっており10~15センチのイワシや落ち鮎、イナッコを主流とし、晩秋には25センチほどのコノシロもベイトになります。

9センチほどのサッパが入ることも多いです。これらのベイトは毎日のように付き場が変わるので情報収集が重要です。

ポイントとしては明暗や水門など一般的なシーバスポイントはもちろんのこと、大場所のブレイクが絡むポイントを選択すれば大型が狙えるでしょう。

冬(12月~1月)

出典:PIXTA

シーバスのスポーニングシーズン。ほとんどのシーバスは産卵のために深場に落ちます。

産卵場所の深場に近い磯場や防波堤などにシーバスが入るというのが通説です。そのような場所では、トウゴロウイワシやヒイラギが入ってるポイントを選択するのが条件といえるでしょう。

また湾奥と呼ばれる河川や港湾部では、産卵に落ちるのが遅い個体も存在します。

12月上旬まで居残ったシーバスや、1月上旬だとはやく産卵に入ったシーバスが沿岸に戻ってきたりもするので、シーバスを狙うことが出来ます。

12月上旬には大型化したハゼをボトムで捕食していたり、排水周りにはイナッコが溜まっていたり、最盛期ほどではないですが12月末からボトムでのバチ抜けが始まる場所も。

そういったエリアを選択することが釣果に繋がります。冬もベイトが居る場所にシーバスが居るという基本は変わりません。

ポイント選択はシーバスゲームの醍醐味

提供:Transcendence

冒頭でも触れましたがシーバス釣りで釣果をわける最も大きな要素がポイント選択です。

釣れるポイントは流動的で、「昨日よかったポイントが今日は全く釣れない」ということも珍しくありません。ベイトの移動、水温の変化、潮回りの移行など様々な要素が絡み合っています。

予測することはできても完璧に読むことが出来ないのがシーバス釣りにおいての難しさです。

また地域が変わればベイトの種類、干満の差やシーズナルパターンも変わってくるので、遠征先でのポイント選択はさらに難しいでしょう。

しかし言い換えればそれがシーバスゲームの醍醐味のひとつ。あらゆる条件で予測の精度を上げていくことが上級者への第一歩ですよ。

次回予告【潮回り&ゲームプラン】

次回の連載では、ポイント選び第二弾として潮回り&実釣におけるゲームプランに見る“ポイントの選び方”についてお届けします。

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