魚釣りの常識を覆すアプリだと…?!開発者に突撃取材してきた

2018/10/29 更新

科学の力で「魚の気持ちを解き明かす」アプリを開発しようとしているスマートルアー株式会社。魚釣りの常識を覆すものとなるのか?今回はスマートルアーの社長に突撃取材してきました。

制作者

TSURI HACK編集部

釣り歴20年のTSURI HACK運営&記事編集担当。年間1000を超える記事を配信するため、海から川・湖、エサ釣りからルアーまで幅広い釣り用品に触れています。公式SNSでも最新情報から編集部のインプレッションまで絶賛配信中!

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アイキャッチ画像提供:スマートルアー(開発中のアプリのイメージ画像)

「魚の気持ちを解き明かす」アプリ??

「魚の気持ちを解き明かすアプリを開発している会社がある。」そんな情報をもとにTSURI HACK 編集部が開発している会社を取材してきました!さっそく、どんなアプリなのか見ていきましょう!
<聞き手:TSURI HACK編集部 野口>

手掛けている開発者はこの方

スマートルアー代表:岡村 雄樹さん

岡村社長 1972年、千葉県出身。東京理科大基礎工学部生物工学科卒。全国紙記者などを経て、 2013年グロービス経営大学院修了(MBA)。2016年4月、株式会社村田製作所とクラウドファンディングのMakuakeが主催した 「IoTアイディアコンテスト」で優秀賞を受賞。2017年3月、株式会社スマートルアーを設立。

中学生のころは、千葉県周辺でコイ、ブラックバスを釣っていた。2015年に北海道に移住後、 トラウトフィッシングに没頭している。


野口
僕自身もとても気になっているアプリなので、突っ込んだ質問もあるかと思いますが、本日はよろしくお願いします!


岡村さん
言えない事もあるかな……できるだけ頑張ります。(笑)


野口
ズバリ聞きます!どんなプロダクトを作ろうとしているのですか?


岡村さん
いきなりですか!!(笑)


野口
読者も一番気になっているところだと思うので。


岡村さん
そうですね。簡単に言うと“ゴルフのキャディーさんみたいに、釣り人をサポートしてくれる”アプリを作ろうと思っています。


野口
ゴルフのキャディーさんですか??


岡村さん
もうちょっと詳しく言うと、釣りで大事な情報を自動的に取得し、分かりやすく表示することで釣り人の判断をサポートするアプリです。


野口
僕のようにボウズ続きのアングラーには魅力的です(笑)


岡村さん
例えば、ヒットした時のルアーアクションはどんなだったかとか。魚が暮らしている水中の様子はどうなのかとか。そんな事がわかるアプリを考えてます。


野口
ヒットした時のアクションがわかるんですか?!


岡村さん
ルアーにセンサーを内蔵させることで、キャストするだけで水中や魚の様子がわかるようにしたいなと。チーム内では「魚の気持ちを解き明かす」って言っています。


野口
魚の気持ちを解き明かす……釣り人の永遠の課題かと思ってました。

岡村さん
今は、加速度とか水温とかを測るセンサーを搭載した試作品をつくって、近くの川とかで実験しています。

<支笏湖で試作品のテストを繰り返すスマートルアーチーム>

“開発のきっかけ”はみんな体験する…アレ


野口
そもそも、なぜこのアプリを開発しようと思ったのですか?


岡村さん
一言でいうと『釣りオタク』なんですよね。釣りはめちゃくちゃ下手だけど、釣りが大好きなんです。


野口
わかります!僕も前職では営業車にタックル積んでました(笑)


岡村さん
中学生までどっぷりハマっていたんですが、一時遠のいてしまい。3年程前に再開したら釣り熱がグングン上がってしまって……


野口
今話していても熱気を放ってますね(笑)


岡村さん
当時会社員だったのですが、仕事終わりに週何回も釣りに行ってました。家族も放ったらかしにして……


野口
まさに釣り中毒ですね!釣りの魅力に憑りつかれたからアプリを?


岡村さん
いえ……冬の間4か月間、1匹も釣れない、アタリもないという体験をしたからです。


野口
え。そのくらいなら僕も体験したことあるけど……


岡村さん
とにかく悔しかったんですよね。情報収集もこれでもか!ってくらいしたし……果ては生物学を学んでいたんで英語の論文まで読んだりしました。


野口
英語の論文を読むまで?!実際どのくらい釣りに通ったんですか?


岡村さん
雪が降っても毎週釣りに行って。気温-4℃、水温2℃でもウェーディングしてました。(笑)


<真冬にウェーディングする岡村さん>

野口
かなりのぶっ飛びようですね……。ちなみに何を狙っていたんですか?


岡村さん
トラウトです。釣りものを選ばなければボウズは逃れられたと思いますが、その時は何としても釣ってやるって意地になってて。


野口
その悔しさがアプリ開発の原動力なんですね。僕なんかはそこまで絶対できないなと思いましたが。


岡村さん
それで当時心底打ち込めるようなことを仕事にしたい。という思いからビジネスプランをノートに落書きしていて、“釣りを科学の目で見れるような何かが”できたらスゴイなぁって妄想が膨らんで。


野口
それでMakuakeとかのIoTコンペで優秀賞を受賞しちゃったんですか!?凄い。


岡村さん
そうなんです。そしたら地元の新聞に載って勤務先にバレてしまって……。(笑)その勢いで会社を辞めて、妄想を実現することに専念しようかなと。


野口
途中まで共感できたけど、急に距離を感じる展開に……


岡村さん
まぁ、一言でいうと、釣りが好きすぎて会社辞めた釣りオタクって感じですね。


<支笏湖でルアーのテストと実釣を繰り返す岡村さん>

自分だけの釣行データを貯めていけるアプリに


野口
実際どんな使い方ができる想定をしていますか?


岡村さん
たぶん、「釣りの記録」ってほとんどの人はスマホで写真とるとかGooglemapにポイントを残しておく位だと思うんですよね。


野口
そうですね。釣り場でメモ取ってる人見ないですもんね。

岡村さん
そうなんですよ!「水中の様子とか、使ったルアーとかの記録って大事なんだろうなぁ。」と感じつつも、釣りしてる最中に記録する暇ないし。みたいな感じで。


野口
同感です。


岡村さん
面倒な記録を取らずとも、ルアーを投げるだけで、「水温」「光量」「アクション」「濁りなどの状況」など、今まででは感覚の領域だった細かな情報まで貯めていけるようにしたいです。


野口
今のような記録をちゃんと取ろうとすると、到底できる気がしないですね……。


岡村さん
その場で水中のあらゆる情報がわかるようになります。


野口
釣れた時の状況と釣れなかった時の状況を分析できるようになったりもしますね!


岡村さん
そうですね。分析軸は、まだまだ仮説段階の所もありますが論文なんか見ると、結構ヒントがありそうです。入念に下準備している人に“自分の釣り情報まとめ”として使ってもらいたいなと思ってます。

気になるリリースはいつ?!

<画像はイメージ>

野口
今後の展開はどうお考えですか?


岡村さん
来シーズンのリリースに向けて、開発をガシガシやっています!ただ、釣り人と信頼関係を結べるルアーはスマートルアーが作るのはむつかしいし、今のルアーメーカーさんもリスペクトしているので、一緒に“人類初のセンサー内蔵型ルアー”を開発するルアーメーカーさん大募集中です。今、いくつかの会社さんとお話をしています。


野口
どんなルアーに仕上がるか楽しみです!


岡村さん
あ、あと。アプリを開発するにあたりテスターさんも募集していますので、興味のある方はぜひ応募ください。


野口
来シーズンのリリース注目しております!できれば是非TSURI HACKにも一つください(笑)


岡村さん
一つと言わず、編集部の皆さんでぜひ使ってみてください。TSURI HACK編集部vsスマートルアーチームで釣りコンペとか楽しそうですね!


野口
それは楽しみです!本日はありがとうございました!


岡村さん
ありがとうございました!


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