インパルトについて
インパルトはダイワから販売されている磯釣り用のレバーブレーキリール。シリーズ6代目となる、2017年に生まれ変わったニューモデルを徹底解説していきます。
インパルトの特徴
ワンウェイオシレーションで逆転がスムーズ
ダイワ製レバーブレーキリールの代名詞で、トーナメントとインパルトのみに搭載される機能です。逆転時にオシレートギアを切り離すことで、スプールの上下運動をストップ。
ローターだけが逆転してラインを放出するため、逆転時のブレが少なく、魚を暴れさせずに素早く竿を立て直せます。
持ち重りを防ぐリアウエイトバランス
5メートルを超える長い竿を扱う磯釣りにおいて、タックルの重心位置は非常に大切。スプールとローターを軽量化したことで、リア寄りの重心バランスになっており、先重りを防ぐ絶妙なバランスを実現します。
過酷な磯でも安心のマグシールド
ボディだけではなく、ローターの回転軸にもマグシールドを採用。海水をかぶったり、餌が付着したりする磯釣りでも、初期性能を長くキープします。
粘り強いATD
滑らかで粘り強い特性のドラグシステムは、細ハリスのラインブレイクを防ぎ、尾長グレの強烈な引きにも対応。ただし、ドラグの出しすぎ根ズレの要因となるため、ますは竿で魚を止めることが大切です。
豊富なバリエーション
インパルトは豊富なバリエーションも魅力のひとつ。超高速の競技モデルから、ハイパーデジギアを搭載した大物仕様までラインナップ。近年は、手返しの速いハイギアモデルが人気を集めています。
1回転108センチの圧倒的な手返し!
ダイワ インパルト 競技LBD
口太グレ・チヌに最適!
はじめてのLBは2500H!
際・本流の尾長グレにおすすめ!
カスタムパーツが多い!
SLPワークスなどから、カスタムパーツが多数販売されています。とくにバランスハンドルは、逆転のブレをさらに抑えることができるため人気の高いアイテム。自分仕様のインパルトに仕上げてみてはいかかでしょうか!
SLPワークス×サンラインのコラボ!
松田稔名人の監修ハンドル
インパルトのインプレ
ここでは編集部が実釣で使用した、インパルのインプレを紹介していきます。これから購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
軽くなった巻き心地
旧型の14インパルトや11インパルトに比べると、巻き心地は抜群に軽くなっています。とくに競技LBDは、超高速ギアゆえの巻き重りが気になりましたが、17インパルトでは「本当に競技か? 」と思ってしまうほどでした。
“間違いない”耐久性
17インパルトと同じく、マグシールドが採用された15トーナメントISOを3年間酷使しましたが、マグシールド非搭載の旧モデルに比べるとその差は歴然。
17インパルトを長く使用したわけではありませんが、初期性能のキープが期待できます。
トーナメントのような逆転性能
ローターが軽量化されたことにより、旧作のインパルトに比べて逆転がスピーディー。15トーナメントISOに近い逆転のフィーリングを感じることができました。
もはや、リトルトーナメント
普段はトーナメントISOを使用していますが、遜色ない性能をインパルトには感じました。まさに”リトルトーナメント”とよんでも相応しいリール。ハイエンドモデルのステータス感を除けば、多くのアングラーが満足できるはずです。
おすすめの番手
編集部のおすすめは2000SH-LBD。口太やチヌで多用する2号ラインを150メートル巻くことができるため、下巻きいらずで非常に便利です。
ハンドル1回転で100センチの巻き取りを誇るため、そのスピード感を一度味わうと、手放せないこと間違いなし!
インパルトでシーバス
近年はシーバスフィッシングにおいても、レバーブレーキリールが導入されています。もちろん、基本性能の高いインパルトはシーバスにもベストマッチ!
気になる“巻き感度”
シーバスゲームで大切な巻き感度。通常のスピニングリールに匹敵する巻き心地であるため、流れの変化もしっかりと感じることができ、シーバスゲームでも不足の無い性能です。
シーバスにおすすめの番手は?
速いリトリーブがメインになる、デイゲームでは2000SH。ルアーをしっかりと見せなければいけない、ナイトゲームでは2500Hがおすすめです。
競技モデルは超高速ギアであるため、わずかな水流を感じられるため、ベテランアングラーは導入する価値があるかもしれません。
ハイエンドにも見劣りしないハイスペック!
旧作に比べて多くのバージョンアップが施されており、ハイエンドのステータス感を除けば、使用感はトーナメントISOにも見劣りしません。
シーバスゲームに用いるアングラーも増えてきているため、ルアーアングラーも要チェックのアイテムです!