【知らずに入水ダメ絶対】シーバスアングラーがまとめるウェーディングの基本と注意点

2019/03/26 更新

ウェーディング。シーバスアングラーなら一度は聞いたことのある言葉ではないでしょうか。大げさな言い方をすれば、自然との同化。魚に近い目線で釣りができる非常にアクティブな釣りです。しかし、同時に大きな危険もついて回ります。今回はウェーディングの基本と注意点をお届けします。


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そもそもなんでウェーディングするの?

撮影:TSURI HACK 編集部
釣りをしていると見かける川や海に立ち込んで釣りをしている人。なんであの人たちはあそこまでしているの? と思う方も多いことでしょう。しかし、ウェーディングは伝えきれないほど魅力が詰まった釣り。当人達にしか分からない楽しさと喜びがあるのです。

長年シーバスを追ってきた筆者が、ウェーディングの魅力と注意点についてお届けします。

大げさに言えば自然との同化

ウェーディング 魅力
撮影:TSURI HACK 編集部
川や海の中に入って釣りをすることは、水が体に当たることで自然との距離が近くなり、陸からの釣り以上に非日常感を味わうことができるのです。

陸は人間の世界ですが、水中は魚の世界。ウェーディングは、彼らの生息域でハンデ無しの真っ向勝負を繰り広げ、自然の力強さを身体全身で感じられるファイトステージです。一度経験してしまえばやみつきになってしまう。そんな魅力がウェーディングには溢れていますよ。

もちろん釣果に直結する強みも

ウェーディング 釣果
撮影:TSURI HACK 編集部
ウェーディングには、陸からでは届かない潮目・流心にルアーを届けられることや、竿抜けポイントを打つことができるなどといった強みもあり、釣果の上昇も期待できます。しかし、水中にはたくさんの危険が潜んでいます。

たのしい釣りを悲しいものにしないよう、基礎知識を必ずおさえておきましょう。

知らずに入水ダメ絶対!必ず抑えてほしい5つのこと

出典:PIXTA
ウェーディングは陸からの釣り以上に危険が多く、一歩間違えれば命に関わります。ウェーディングを始めてみたいと思っている方は、基本の情報からしっかりとおさえましょう。今回の記事だけでなく、身近にいる先輩アングラーから話を聞くことも大切です。

①入水のタイミング

ウェーディング 干潟
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エリアによって大きく差はありますが、どこにでも存在する干満差。潮が引いていく下げ潮時に入水し、潮が満ちてくる上げ潮時には余裕をもって引き上げることで、釣り場から陸に戻ることができないなどといった状況を回避しましょう。

気を付けるべきは引き上げるタイミング。例えば干潟などでは長い距離を歩き、道中にはスリットと呼ばれる部分的に掘れて流れが速くなるところなどもあります。釣りをしているところはまだ余裕があったとしても、長距離を歩いて戻る頃にはスリットの水位が越えられなくなるなどといった恐れがあります。

もう少し、もう少しとついつい粘ってしまいがちですが、我慢して早めの撤退を心掛けましょう。

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②初場所は下見をすること

ウェーディング 下見
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どの釣り場であっても必ず地形の変化があります。あらかじめ浅い場所を把握し、エントリーコースを見つけておくことが非常に重要。干潮時、それも日中であれば尚良いです。現在は航空写真によってある程度地形の起伏は予想できますが、航空写真と実際が違っていることは多々あるため、必ず下見をしましょう。

また、雨による増水後などは地形が変わっている可能性があるため通い慣れている場所であっても再度干潮時に確認するべきです。

③必ず同行者と共に

ウェーディング 同行者
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単独でのウェーディングは非常に危険を伴います。何か問題が起きた際に同行者がいないと焦って冷静に対応できない恐れもあります。初めは、経験豊富で冷静な判断を下せる方と一緒に、立ち回りを教えて頂きながらウェーディングを楽しみ、勉強することを強くおすすめします。

④油断のない装備

ウェーディング 歩き方
撮影:TSURI HACK 編集部
ウェーディングをする上でウェーダーはもちろん、ライフジャケットも必須。魚のランディングはネット、陸に戻ってのずり上げ以外ではできません。ウェーディング用のネットも用意しておくとよいでしょう。また、最近では、ウェーディング向けのアウタージャケットなども発売されております。安全快適な釣りを楽しむために万全の準備をしておきましょう。

▼命を守る!大切なウェーディングの装備

⑤緊急事態の時は?

ウェーディング 緊急事態
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ウェーディング時に緊急事態に遭遇した場合は、海上保安庁運用指令センターへと繋がる『118』の電話番号へ連絡してください。スマートフォンのロック画面でも通話が可能な緊急電話番号です。同行者と入水前に必ず確認し、電話先をしっかり認識しておきましょう。

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身近な危険!アカエイについて知っておこう

ウェーディング アカエイ
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ウェーディングの事故として一番多いのはおそらくアカエイに刺されること。アカエイの尾には毒針がついており、のこぎり状の針はウェーダーのブーツなどでも簡単に貫通してしまいます。

では、アカエイに刺される危険を少しでも減らすにはどのようにすればよいのでしょうか?

どうして刺されるの?

エイから人間に迫り、針を刺してくるといったことはありません。エイに刺される状況のほとんどは、地面に潜んでいるエイを上から踏みつけることで尾を振り回し、毒針が刺さるといったものです。そのため、エイを踏まないように意識することでエイに刺される危険性がかなり下がります。

刺されないための対策

エイを踏む可能性が下がる歩き方は、地面から足裏を浮かさずにスライドして進む、ズリ足というものです。これにより人間の存在を知らせてエイが逃げていく、仮にエイに触れてしまっても踏むわけではないので刺される可能性は抑えられます。ここにはエイはいないだろうと高を括らず、ズリ足を徹底しましょう。

エイガードの装備は?

エイへの対策としてエイガードも発売されておりますが、エイガードは刺されることを防ぐものではなく、刺された際に被害を最小限に抑えるものという認識が必要です。そのため、エイガードを付けているからと言って安心というわけではありません。装備しているから、といって無理は禁物です。

エイをかけてしまった場合

また、ウェーディング中にエイを掛けた時も最大限の注意が必要。無難に取り込む方法としては干上がっている場所まで戻り、ずり上げる方法が挙げられるでしょう。しかし、針がかりしたルアーを外すのは大きな危険が伴います。細心の注意を払いましょう。

尻尾の先を抑えつけ、プライヤーなどで毒針を取り除いてしまうことも手段のひとつですが、おすすめはできません。ですので、エイが多いポイントではバーブレスフックを使用して、針外しを楽にしておくことがいちばんの対策です。

エイに刺されてしまったら

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出典:PIXTA
エイに刺されてしまった場合はすぐに陸に上がり、病院へ急ぎましょう。エイの毒は熱に弱いため、病院に行くまでの間、45度程のやけどしない熱さのお湯に浸しておくと痛みが和らぎます。逆に、冷やしてしまうと痛みが強くなるので注意が必要です。


ウェーディングの歩き方

ウェーディング 歩き方 水の中を歩く危険性は細心の注意を払わなくてはなりません。転倒してしまったりすることで、ウェーダー内に水が入り、とても危険です。上級者の釣り人はそのようなことも熟知しており、常に水の中を歩く際には決して油断しません。釣果だけでなく、安全面に配慮ができて一流の釣り人です。必ず、ウェーディングの歩き方を習得しましょう。

歩くルートを決めておきましょう

水中を無闇に歩き回ることはとても危険です。必ず、干潮時に入水時から陸に上がるまでのルートを下見して決めておき、そのルートに沿って歩きましょう。しかし、慣れてくると下見という手間を惜しむようになりがちです。また、余計な冒険心でつい下見していないところを歩くという危険なことをしてしまいやすくなります。

どれだけ経験を積んでも決して初心を忘れずに、安全第一で行動することを心掛けましょう。

基本の歩き方

基本の歩き方は牛歩ですり足です。なぜなら、急な地形変化や目に見えない障害物に気付くため。また、すり足をすることによってエイを上から踏みつける可能性がかなり下がります。歩きながらたまに地面を強く蹴飛ばすことでエイに自分の存在を知らせることも有効です。

流れが強いときは?

ウェーダーは思った以上に抵抗を受けるので、流れに逆らって歩くことは大変危険であり、できる限り回避したいです。また強い流れのエリアですり足をすると足場が崩れて転倒に繋がる事もあるので、例えばアカエイのいないような河川上流域などであれば膝を上げて踏み込むのも良いでしょう。

シーバスアングラーなら一度は経験したいウェーディング!

ウェーディング まとめ ウェーディングには危険がある一方で、日常では味わうことのできない非日常の時間、空間を味わうことができます。しっかりと準備をした上で、釣りを今までと違う景色で楽しんでみてはいかがでしょうか!

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釣り歴15年。シーバスをはじめ、全国津々浦々旅をしながら釣りをしております。

 

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