T3 AIRについて
T3 AIR(ティースリーエア)は、ダイワが発売するベイトリール。同社が誇る最先端の技術が詰め込まれ、軽量ルアーやリグを扱うベイトフィネスの最高峰のモデル。マシーン感溢れるデザインと、3.5グラム程度のルアーをも快適に扱える性能は、1段上の釣りに導いてくれるのではないでしょうか。

T3 AIRの特徴
T3 AIRでまず感じるのは、軽さではないでしょうか。各パーツに施された軽量化は、手に取った瞬間に驚くほど。その他に、同社の代名詞ともなりつつあるTWS(Tウィングシステム)、ザイオンボディをはじめ、最先端のテクノロジーが注ぎ込まれいます。
スプール
G1ジュラルミン製のAIRスプールを搭載。肉抜きが施されており、重量は6.9グラム(ベアリング・カラーを除く)超軽量かつ史上最高クラスの強度を持っています。この軽さにより、5グラム以下のルアーでも快適にキャストが行える他、大きな魚を掛けても安心できる耐久性を備えています。
3Dマグフォースブレーキシステム
『ALL ROUND・MAX BRAKE・RONG CAST』の3つのモードを切り替えことにより、1台でさまざまなシチュエーションに対応し、適切な飛距離を生み出すブレーキシステムです。20段階のマグダイアルと組み合わせることにより、ご自身のスタイルにマッチしたブレーキ設定を行うことができるでしょう。
他機種との違い
T3 AIRの購入を検討される際、他のメーカーが発売しているベイトフィネスリールと、比較検討される方も少なくはないしょう。メーカーや機種によっては、それぞれに特徴があり、同じベイトフィネス機でも使い心地が変わってきます。ここで、代表的なリールを挙げて、違いをご紹介します。
アルデバランBFSとの違い
シマノから発売されているアルデバランBFS。価格差があるものの、比較検討される時に候補に挙がる1台でしょう。シマノ独自のFTB(フィネス チューン ブレーキシステム)により、ブレーキユニットを排除したスプールは、7.2グラムの軽さを誇ります。手返しの良い釣りには欠かせない巻取り長は、最大で6センチの差がありますが、海水に対応している点と自重の軽さは、大きなアドバンテージでしょう。
モデル名 | ギア比 | 最大ドラグ力 | 自重 | 巻取り長 | フロロライン糸巻量(lb-m) | 参考定価 |
T3 AIR | 8.6:1 | 5kg | 160g | 86cm | 8-50 | 58,000 |
アルデバラン BFS | 8.0:1 | 3.5kg | 130g | 80cm | 8-45 | 46,000 |
▼アルデバランBFSを紹介している記事です。
カルカッタコンクエストBFSとの違い
シマノを代表する名機カルカッタコンクエストのBFSモデル。価格が近いことで比較されるのではないでしょうか。見た目に大きな違いがあり、ベイトフィネスリールとしては、初の円形リール。アルデバラン同様にFTBにより、スプール重量は7.5グラム。海水対応もしていますが、自重200グラムと少々重めです。リールウエイトをしっかりと感じアプローチしたい方にマッチするでしょう。
モデル名 | ギア比 | 最大ドラグ力 | 自重 | 巻取り長 | フロロライン糸巻量(lb-m) | 参考定価 |
T3 AIR | 6.8:1 | 5kg | 160g | 68cm | 8-50 | 58,000 |
カルカッタ コンクエスト BFS | 6.8:1 | 4kg | 200g | 68cm | 8-45 | 54,000 |
▼カルカッタコンクエストBFSを紹介している記事です。
ラインナップ
T3 AIRは、2つのギア比と左右のハンドル設定がされており、計4つのモデルがラインナップされています。ご自身のフィッシングスタイルに合わせて、マッチしたモデルを選んでみてください。
巻き物の釣りには6.8
従来までスピニングリールを用いていた、シャッドやミノーから小型のプラグをベイトリールで扱いたい方におすすめです。
ダイワ T3 AIR 6.8
撃ち物の釣りには8.6
ギア比の高さを活かした、手返しの良い撃ち物系の釣りや、小型のトップウォータープラグを使用したピンスポット攻めなどにもおすすめです
ダイワ T3 AIR 8.6
T3 AIRで軽量ルアーを快適に
バスフィッシングを前提に作りこまれているT3 AIRですが、昨今ベイトフィネス化の流行に即して、渓流での使用も注目を集めています。軽量ルアーを快適に扱えるマシーンを検討されている方は、実践性能の高いT3 AIRを試してみてはいかがでしょうか。