シャワーブローズについて
抜群の集魚能力を持つ水面系サーチベイト
シャワーブローズは元々、清水プロが広大なアメリカのトーナメントフィールドで魚を探すためのルアーとして開発されました。そのため「集魚力」にこだわった設計がなされています。ボディ最後部に大粒のタングステンウエイトが設置され、長大な飛距離と水に突き刺さる様なラトルサウンドで周囲のバスを引き付けます。
また独特なビルデザインとフラットサイドボディーがスプラッター&バブルアクションを生み出します。様々な状況下で使用できるので、今までペンシルベイトでは不向きとされていた状況でも問題なくサーチベイトとして使用可能です。
シャワーブローズ 各モデルの特徴
シャワーブローズには3種類のラインナップがあります。シリーズ最大の大きさを誇る「ビッグママ」、ショートサイズの「ショーティー」、今回は紹介しませんがフロッグタイプの「ソフトシェル」。それぞれ得意なアクションが存在し、使い分ける事によって死角を無くし、バイトチャンスを数多く得る事が出来ます。ここでは、シャワーブローズファミリーについて解説していきます。
シャワーブローズ
全長125ミリ、自重26グラム。シャワーブローズファミリーの元祖。圧倒的な飛距離と集魚力があるので、水面のサーチベイトとして使えます。水深2m以内のウィードエリアやローライト、湖面が静かであること、水の透明度が高い時などが出番となります。またベイトフィッシュ絡みのボイルが発生した時は大チャンスです。
シャワーブローズ ショーティー
全長105ミリ、自重16.3グラム。シャワーブローズの遠投性と集魚力はそのままに、あと一歩食いきらない場合に活躍する食わせの「ショートボディー」タイプ。ノーマルタイプとローテーションすることでより戦略的にゲームを展開する事ができます。
シャワーブローズ ビッグママ
全長150ミリ、自重44.5グラム。シャワーブローズファミリーの最大サイズ。ボディサイズが大きくなったことでより集魚力が高まっており、遠くのバスを引き付けます。サイズはビッグベイト並みですが、遠投性と操作時のレスポンスはオリジナル譲りで高次元にまとまっており、集魚力と操作性が高い次元で両立している使いやすいビッグベイトと言えるでしょう。
シャワーブローズ ソフトシェル
シャワーブローズのアクションをカバーでも、という思いから作られたフロッグ構造のシャワーブローズ。全長77mm、自重19グラム。
シャワーブローズシリーズの大きな特徴であるフロントカップ構造で集魚力を高めつつ、すり抜け性能とフッキング率の最適化がなされたボディ・フック構造で、カバーの中に潜むバスを引っ張り出してバイトに持ち込みます。
アクションは水飛沫を上げながらのテーブルターン。裏技的にオープンウォーターでの使用もオススメ。ソフトボディによる柔らかな波動がスプーキーなバスに効くとか。
シャワーブローズの使い方
連続ドッグウォーク
シャワーブローズの基本的な使い方。ラインスラックを出しながら連続トゥイッチすることで左右にドッグウォークします。先端のビルで水飛沫とサウンドを発生させ、通常のペンシルベイトよりアピール力の高いアクションのが可能です。シャワーブローズはボディーバランスが良いのでアクションを演出しやすく、誰にでも扱いやすいルアーに仕上がっています。
テーブルターン
ピンスポット攻略もシャワーブローズの得意技。先端のビルが水を噛むことで、移動距離を抑えたネチネチとしたアクションを可能にします。この時に発生するスプラッシュとラトルサウンドで、ウィードや葦の際などに隠れているバスを引きずり出す時に有効です。
ストップ&ゴー
チェイスはしてくるが、食いきらない場合等に試してほしいのがストップ&ゴー。ドッグウォーク中に一瞬止めてやる事でバイトする間を演出します。ストップさせるポイントとしては、ブレイクなどのバスが餌を追いこむスポットに差し掛かった時や、カバーやストラクチャーの至近距離でそこに潜む魚をコールアップさせたい時など。押さえの一手と言えるテクニックです。
プロのアクションが簡単に演出可能、この操作性は癖になる!
シャワーブローズが定番ルアーとして愛され続けているのは、釣れるルアーである事がもちろん、誰にでも操作しやすく釣れるアクションを演出しやすいという高い操作性にあります。エッジの効いた連続クィックターンを決めればバスはたまらずバイトしてくるでしょう。
特に、トップ系のプラグ操作でスキル不足を感じているようならおすすめしたいルアー。シャワーブローズでトップの釣りの醍醐味を味わってみてください。