カストキングとは
カストキングとはアメリカに本社を置く釣具メーカー。日本ではAmazonで入手可能で、コストパフォーマンスに優れたメーカーとの高評価レビューが目立ちます。
Spartacus Plus(スパルタクスプラス)
今回選んだのは“スパルタクスプラス”というベイトリール。レビューは10件と少な目ですが、平均評価は星4.3と高めです。
バリエーション
スパルタクスプラスはいくつかのバリエーションがあり、それぞれでカラー・ハンドルノブの材質・価格が異なるようです。今回はどんなロッドにも合わせやすそうなレッドを選択。
価格
約¥5,000~
※2020年6月15日現在 ※ TSURI HACK調べ
※記事内で紹介しているリールの価格は記事作成時(2018年12月)の販売価格です。
外箱・内容
5千円という価格から、簡易的な包装を想像していましたが、激安リールとは思えない立派な箱入り。内容は、リール本体・英語の説明書・パーツリスト。※リール用の布袋はなし。
ボディーの質感をまじまじ観察
ボディ素材は“強化グラファイト”と若干聞きなれないものでしたが、持ってみた感じは、5千円とは思えないシッカリとした印象を受けましたし、つや消しのボディーもシックな印象。ボディの質感を褒めているレビューがあるのも納得です。
本体重量は215グラム。※コルクノブタイプは230グラム。ラインキャパは、Amazonの表記ではラインの直径で記載されていましたが、ボディーの後ろには12ポンド100ヤード(約92メートル)との表示がありました。
遠心とマグのデュアルブレーキ
遠心ブレーキはダイヤル式。設定した数字の分だけ、遠心ブレーキがフリーになる仕様。ブレーキロックは6個。※通常ブレーキロックは、キャストするまで中に収まっていますが、今回は写真を撮る為に、わざとブレーキロックを出してみました。
マグブレーキは外側のダイアルで10段階の調整が可能。マグネットは5個ついています。この価格で遠心とマグのデュアルブレーキシステムとは非常に魅力的です。
ドラグ・ハンドル
ドラグは、4層カーボンファイバーワッシャー式のドラグシステム。ドラグ調整の際のクリック音(チキチキ音)も鳴りました。最大ドラグ力はカタログ表記で8キロ。
ハンドルはアルミ製。EVAのハンドルノブにはカストキングのロゴが入っています。※ノブキャップはその見た目からネジ式かと思いましたが、これはただのデザインで、ノブキャップをはめ込んでいるだけでした。
サイズ感
海外のリールと聞くとボディーが大きいイメージもありますが、ボディサイズ日本のは一般的なロープロリールといった感じ。パーミングも無理なく出来ます。
巻き心地
11+1個のシールド付ベアリングが使われているという事もあり、巻き心地は非常にスムーズ。この巻き心地がいつまで続くかは今のところ分かりませんが、ファーストインプレッションは非常に好感が持てました。
海釣り対応
海釣り対応という事もスパルタクスプラスの魅力の一つ。メインシャフトにはシールドボールベアリングが使われています。
カストキング スパルタカス プラス
期待大・カストキング!
5千円台でこのスペック・この質感。まだ実釣前ですが非常に期待の持てるベイトリールでした。実釣(魚を掛けた)レビューは、また本記事に追記できたらと思います。
追記(18年6月19日)
先日、ソルトで使用しました。特にトラブルもなく、問題なく使用する事が出来ました。ベイトリールの基本(サミング等)が出来る人にとっては、十分に使えるベイトリールだと感じるのではないでしょうか。正確な数値は計っていませんが、飛距離も国産のミドルクラスを使用している同行者と遜色ありませんでした。
ただ、マグネットブレーキは効き(磁力)が弱いのかな?という印象。遠心ブレ―キが効いている為、キャストは出来ますが、ブレーキをマグ寄りにしたいという方は、マグネットの交換が必要かもしれません。
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