クチボソ(モツゴ)の寿命は?

クチボソ(モツゴ)は1年で成魚になり、寿命は3年ほどです。水質の悪化や病気にも強いため、飼育などによりストレスなく十分なエサにありつけていれば、5年以上生きる個体もいるようです。
クチボソ(モツゴ)の飼育方法は?

60センチ以上の大きさの水槽を選び、5匹程度で飼育するのが適します。混泳も可能ですが、クチボソは繁殖期になると気性が荒くなるため、他の魚を攻撃するようなら隔離などの対応が必要になる場合があります。

水槽には底砂や砂利を敷き、エアーポンプや温度計を設置して飼育環境を整えます。水温は15~25℃程度が適温。熱帯魚ではないのでヒーターは必要ありませんが、夏場は水温が上昇しすぎないよう注意が必要です。また、クチボソは水草や岩の影に産卵をするため、大きめの石や水草を準備してあげることが、繁殖方法・繁殖のコツになります。
餌は川魚の餌・冷凍アカムシなどを、1日に2~3回与え、水換えは月1・2回程度行ってください。昼・夜と明るさの変化が自然な環境にすることも、ストレスなく飼育するために必要です。
クチボソ(モツゴ)の釣り

クチボソ(モツゴ)はタナゴ釣りの外道としてもよくかかる魚で、仕掛けはタナゴ釣りと同様のものを使います。近所を流れる小川などにも生息していますので、小川をのぞき込んで、魚体を見つけたら竿を出してみましょう。
大切にしていこう

河川や池など、様々な場所で生息するクチボソ。地域によっては絶滅が危惧され、保護の対象にも指定されている場合もあります。クチボソのような淡水で生きる在来種について知り、大切にしていけたらいいですね。

