アイキャッチ画像撮影:TSURI HACK編集部
ポップマックスについて

ポップマックスは、メガバス社の発売するトップウォータープラグで、ポッパーのカテゴリーに分類されるルアーです。全長78ミリ、自重1/2オンスの自重を誇り、ポッパーとしては非常に大型な部類に入ります。
メガバスのポッパーといえばポップXがあまりにも有名ですが、もちろん単純なサイズアップバージョンをメガバスが作るわけはありません。伊藤由樹氏がハンドカービングで一から作り出した型を使用し全く新しいルアーとして生まれたルアーがポップマックスです。
特徴1:MAX重心セッテイングシステム

ビッグボディの衝撃を吸収するために生まれた脊椎リブボディの間にウェイトを仕込むような構造にすることで、ボディの高重心化を実現したのがMAX重心セッテイングシステムです。重心を高重心化することで、ロール幅が格段に大きくなり、バスへのアピール力が段違いに上がります。
特徴2:I.T.Oハイドロメカニクス

ポップマックスにはカップ部分にウォーターインテークと呼ばれる、水を取り込む穴があります。カップで受けた水流をウォーターインテークで取り込み、ウォーターチャンバーから流すシステムをI.T.Oハイドロメカニクスと呼びます。
カップをリップ代わりにすることができ、クランクのようにウォブリングさせたり、よりレスポンスよくドッグウォークさせることができます。
ポップマックスのバリエーション

撮影:TSURI HACK編集部
ポップマックスには2つのバリエーションが存在します。ABS樹脂のインジェクションでできたポップマックスと、バルサとABS樹脂をハイブリッドさせて誕生したモデルがバルサマックスです。マテリアルの違いから、それぞれ特徴や特性が異なるルアーに仕上がっています。
例えばカラーだけで言っても、ポップマックスにはゴーストカラーが存在しますが、バスサマックスにはゴーストカラーは存在しません。最も違うのは材質の比重によるアクションの特性です。それぞれどのような違いがあるか、紹介していきます。
ポップマックス
ポップマックスは、ビッグプラグならではのアピール力を最大限に生かしたポッパーです。ABS樹脂製で比重が高くロングキャスト性能はもちろんのこと、内部にリブ構造を採用しているため強度にも優れます。また、I.T.Oハイドロメカニクスの恩恵もあり、ビッグプラグらしからぬ非常にレスポンスのいいアクションでビッグプラグにスレたバスにさえも口を使わせることができます。
ITEM
メガバス ポップマックス
全長:78mm
自重:1/2oz
バルサマックス

ボディにバルサ材を採用したのがバルサマックス。ヘッド部分はABS樹脂製のハイブリッドルアーです。2つのサイズのバリエーションがあり、全長80ミリ、自重1/2オンスのバルサマックスと全長90ミリ、自重5/8オンスのバルサマックスロングが存在します。
バルサの比重の低さ、固定重心ならではのキレのいいアクションと水馴染みの良さが特徴で、ウエイトバランスの良さからバルサ材でありながら飛距離も抜群で、バイトの乗りの良さも実現しています。
ポップマックスの使い方

撮影:TSURI HACK編集部
バスが水面を意識しているシチュエーションで、ポップマックスのアピール力は最大限に活かされます。アピール力の高いビッグプラグですのでビッグレイクなどの大場所での使用や、バスの平均的なサイズが大きい場所でより効果的なルアーと言えるでしょう。
トゥイッチ&ポーズ
トゥイッチ&ポーズはポッパーの代表的なアクション方法です。トゥイッチの強さや角度を変えることで、ポップマックスは前方へのスプラッシュを強くしたり、ウォーターチャンバーを生かした水の攪拌をするようなアクションを生み出すことができます。
ドッグウォーク
ドッグウォークとは、トップウォータープラグを首を振らせることを繰り返し行うアクションのことです。ポップマックスでドッグウォークをしようとすると、正直あまりきれいにはドッグウォークしません。しかし、きれいなドッグウォークよりも魅力的なイレギュラーアクションをポップマックスは演出してくれています。規則的な動きに反応しないスレたバスにバイトさせる秘密がここにもあります。