ブルーフィッシュ
ガンマではアクションがさせにくい波の高低差がある海で効果を発揮するダイビングペンシル。ガンマジャークだけでなく、ただ巻きでもアクションをさせることができます。
BF30-130からBF140-224の7サイズ展開で青物・マグロ・GTをターゲットにしています。
舞姫
“見破られにくい”というコンセプトをもちノーマルガンマと動きの幅・軌道が異なることから、ピッチの短いジャークで効果を発揮するルアーです。
マグロ・ヒラマサ・ブリ狙いのMH60-17』、大型ヒラマサ・GTもターゲットのMH120-220の2サイズが製品化。
幻影
幻影はガンマ、舞姫の中間的な特徴をもち、低速から高速まで対応しカーペンターの誘い出しルアーの中で、最も高速での操作に対応したルアーとなっています。
ガンマ、ブルーフィッシュ、舞姫、幻影の違い
例えばGTやヒラマサでルアーの使い分けを考えた場合、『ガンマ』を一番手に起用し様子を判断し、波が高いなどノーマルガンマでは操作し辛い状況では『ブルーフィッシュ』を選択。逆に穏やかな海況で短いピッチでじっくり誘いたいときには『舞姫』、そしてベイトの移動が早いなど、3タイプで結果が出ない場合は『幻影』をチョイスするというのも一つのパターンとして考えられます。
どのルアーフィッシングにも言えますが、ターゲットや海の状況に合わせ“ルアーの特性を生かす選択をできるかどうか”が、よい釣果につながるでしょう。
ガンマのアクションを引き出すコツ
ガンマのアクションを引き出すガンマジャークにはちょっとしたコツが必要です。練習や慣れも大事ですが“動かしやすいロッド選び・ルアーとフック重量のバランス・ロッドワークと力の入れ加減”が重要になりますので一つずつ説明していきます。
ガンマのアクションを引き出すロッド
ガンマジャークにはポッパーを扱うようなティップが硬いロッドは向かず、“ティップがほどよくはいるロッド”を選ぶことが第一条件となります。なぜならソフトティップなロッドであれば、ガンマを引いたときに水面下にダイブするルアーの動きを邪魔しないためです。ポッパー用のティップが硬いロッドの場合、ダイブしようとするルアーを無理やり引いてしまう形になり、水面を跳ねてしまうなどうまくアクションがつけられません。
現在ではオフショアメーカーからダイビングペンシル用のロッドが発売されていますが、カーペンター社のラインナップであれば、ルアー重量やターゲットに応じて『ブルーラグーン』『エンドレスパッション』『ブルーチェイサー』シリーズから選ぶとよいでしょう。
バランスに適したフック選び
ガンマの各シリーズはサイズごとにフック・接続金具の適合重量があります。例えば、ガンマ60であれば、1個あたりの適合フック重量は約5グラム、スプリットリングはカーペンターSR150ポンドクラス。ガンマ120の場合は、フック重量約11グラム、スプリットリングがカーペンターSR250ポンドクラスを選ぶことで、最適なアクションを引き出せるバランスのとれたセッティングが完成します。
各ルアーごとの詳しい適合フック・スプリットリングはカーペンター社製品ページを参考にしてください。
ロッドワーク
ガンマジャークのロッドワークはキャスト後、ルアーの姿勢が安定してからロッドを横、もしくは下向きに90度程度ジャークしルアーをダイブさせます。ルアーが浮いてきたところで再びジャーク。この繰り返しになります。
コツとしては“ルアーが水面下にダイブするよう優しく引くこと”。そして引いたあとはロッドを元の位置に戻し、糸ふけを作ることです。テンションを抜くことで糸ふけがつくられ、ダイブしたガンマが不規則な動きで水面に浮上する、絶妙なアクションを引き出すことができます。
最初はルアーが水面を跳ねてしまうかもしれません。ダイブさせる力加減さえわかってしまえば、自然にアクションを引き出せると思いますので、ぜひガンマジャークマスターを目指してみてください。
カーペンター『ガンマ』を手に入れるには?
生産量が少なく店頭に並んでもすぐに完売してしまうガンマですが、どうしても欲しい!そう考える方も多いと思います。そんなオフショアビッグゲーマーのために現状での入手手段をまとめました。
取り扱い店舗、WEB通販で購入
他の釣りに比べるとオフショアビッグゲームは人口が少ないため、一般チェーンの釣具店では取り扱いがありません。カーペンター社HPにルアーの出荷情報と国内取り扱い店が掲載されていますので、お近くのショップや通販をしているお店を探していただき入荷状況・在庫を確認し購入。というのが一般的になります。
中古タックルショップ
中古タックルショップにも使わなくなったガンマが稀に入荷するケースもありますので、ご近所にショップがあればこちらも豆にチェックしてみてください。
オークション
メーカー出荷予定もお店への入荷予定もしばらくなさそう……。でもどうしても手に入れたいという方にはヤフオクなどのオークションという手段もあります。
例えばガンマ60の落札相場は、最安5,000円 平均13,102円程度。ガンマ120は最安6,480円 平均17,102円程度。※ヤフオク調べ 2018年4月現在
定価の倍近い価格の取引となりますが、ガンマを手に入れる手段のひとつです。
進化を続けるカーペンター『ガンマ』
オフショア人気筆頭ルアー『ガンマ』のラインナップとガンマジャークなどを紹介しました。製作者である小西健滋氏のアツい思いがつまったカーペンター『ガンマ』。
現在発売されているダイビングペンシルにとって、あの目をみはる動きはひとつの到達地点だったのではないでしょうか。釣り人にとって手に入りづらいことが難点ですが、ガンマはGT・ヒラマサ・マグロを夢見るオフショアビックゲーマーの夢を叶えてくれることでしょう!