ボラ釣りのタックル
ボラは大きいものでは80センチを越えることもあります。小~中型の個体ではあまり引きは強くありませんが、大型になると泳力もなかなかのもの。釣れた際のやり取りはスリリングなものになることがあります。
掛けたボラをしっかり釣り上げるためにも、タックルは釣法問わずそれなりのパワーを持っているものを用意しておく必要があります。サイズの大きい個体では針掛かりをすると前後左右に良く走るため、タモアミを用意しておくことで速やかな取り込みができ安心です。
以下では、ウキ釣り、ルアー釣りをする際のタックルについて、ご紹介いたします。
ボラのウキ釣りタックル
ウキ釣りでは小型スピニングリールをセットした磯竿1.5~2号、4~5メートルほどのものであれば大型がかかっても十分対応することが可能です。リールに巻くメインラインはナイロン2~4号ほど、ハリスにはフロロカーボン1~2号を3メートル程度使用します。
メインラインには浮止めとシモリ玉をつけ、棒ウキは誘導式のものを使用するのがおすすめです。
ボラのルアー釣りタックル
ルアー釣りでは、ML(ミディアムライト)あるいはM(ミディアム)パワーを持った2.7メートル前後のシーバスロッドが使いやすいでしょう。メインラインはPE1~2号、ショックリーダーはフロロカーボン、または3号前後を1メートル程度使用します。
シーバスやチヌなどボラ以外の魚が多い場所では、それらの魚に合わせたラインシステムを組んでおいても良いかと思います。
ボラ釣りの時期
ボラは基本的には一年を通して釣ることができる魚で、4~11月の比較的温暖な季節は浅場への回遊や居着きが多く一番釣りやすい時期になります。
冬場は、温暖な季節に比べて若干魚を見つけにくく、釣りにくい季節。ですが、きれいな水域でこの時期に釣れるのボラは「寒ボラ」とも呼ばれ、その身に脂が多く乗っていて非常に美味。
その味は鯛にも勝るとも劣らないと評されるほどです。鮮度の維持も容易であるためおすすめの時期になります。