アンダー1万円でも十分使えるベイトリール
実際の所、予算に余裕のある方は、1万円台後半から~3万、若しくはそれ以上のハイエンドモデルを最初の一台とするという選択肢もあります。
最小限の出費でベイトリール入門
ですが、ローエンドは最小限の出費でベイトリールを始められる・ベイトリールの基本を覚えられる、といったメリットがあります。
今のリールは性能が高い
そして現代のローエンドモデルは10年前のハイエンドモデルと引けを取らない性能がありますので、1万円も出せば入門用としては申し分のない性能が手に入るのです。今回はローエンドの中でも、特にレビュー評価の高いモデルを厳選しました!
シマノ17 バスワンXT 150
バスワンとはシマノから発売されているタックルシリーズ。低価格帯ながらも実力派のモデルとして、多くの支持を集めています。バックラッシュを抑制するブレーキシステムとして「SVS(遠心力ブレーキ)」を搭載。
3/8オンス(10グラム)前後のルアー・仕掛けであれば、淡水・海水問わずオールラウンドに使用できます。
シマノ17 バスワンXT 150 右巻き
アブガルシア XROSSFIELD7
クロスフィールド7は、ピュアフィッシングジャパン(アブガルシア)のタックルシリーズ。1本の道具で様々なジャンルの釣りを楽しむことをコンセプトに制作されています。
低価格帯ながらも実力派のモデルとして、多くの支持を集めています。バックラッシュを抑制するブレーキシステムとしては「マグネットブレーキ」を搭載。3/8オンス(10グラム)前後のルアー・仕掛けであれば、淡水・海水問わずオールラウンドに使用できます。
アブガルシア クロスフィールド7
アブガルシア PROMAX3
プロマックス3は、ピュアフィッシングジャパン(アブガルシア)のベイトリール。エントリーモデルとして人気を博した前回のプロマックスが、コンパクト・軽量になって16年に登場しました。
クロスフィールド7と非常ににていますが、クロスフィールド7のボールベアリングは3。対しプロマックスは7と、ボールベアリングの数が多めです。バックラッシュを抑制するブレーキシステムとしては「マグネットブレーキ」を搭載。3/8オンス(10グラム)前後のルアー・仕掛けであれば、淡水・海水問わずオールラウンドに使用できます。
アブ ガルシア PROMAX3
アブガルシア BLACK MAX
ブラックマックスは、ピュアフィッシングジャパン(アブガルシア)のベイトリール。クロスフィールド7、プロマックス3と同様に、エントリーモデルとして高い人気を得ています。ギア比はプロマックス(7.1:1)より低い6.4:1、ボールベアリング数も4と少なくなっていますが、その分価格が抑えられています。3/8オンス(10グラム)前後のルアー・仕掛けであれば、淡水・海水問わずオールラウンドに使用できます。
アブガルシア BLACK MAX3
カストキング ロイヤルレジェンド(Royale Legend)
カストキングとはアメリカに本社を置く釣具メーカー。ロイヤルレジェンドは遠心・マグネットブレーキのツインブレーキシステムを搭載したベイトリール。Amazonのレビューも値段以上の使用感と、高評価が多い印象です。3/8オンス(10グラム)前後のルアー・仕掛けであれば、淡水・海水問わずオールラウンドに使用できます。
カストキング Royale Legend 右ハンドル
格安ベイトリールの注意点
価格はあくまでも目安ですが、気をつけなければいけないのは、5000円を切る格安製品や、海外モデルなどです。
そういったものは、仮に良いレビュー沢山があっても、製品毎のクオリティーにバラつきがあったりで、いわゆるハズレ個体に当たってしまう可能性をはらんでいます。
初めてのベイトリールを買う際、それがアタリなのか、ハズレなのかも分からない事もあるかと思います。格安製品は、そのあたりのリスクも考えて購入しましょう。
ハイエンドのベイトリールは何が違うの?
ベイトリールというものは、その構造から「軽いルアーが投げにくいリール」・「バックラッシュというトラブルがついてまわるリール」です。
ハイエンドはノンストレス
ですが、近年は技術の向上により、軽量ルアーが投げれたり、遠投性に優れていたり、バックラッシュがしにくいといったハイエンドモデルが存在します。逆にローエンドなベイトリールというのは、アングラー側の練習やテクニックでベイトリールのデメリットをカバーしなければなりません。
ベイトリールは自転車と同じ
ベイトリールの価格差を自転車で例えるなら、「電動アシストつき自転車・スピードに特化したロードバイク」がハイエンドモデル。「ママチャリ・普通の自転車」がローエンドモデル。といったイメージです。ですが、いくらハイエンドと言っても、それらを使いこなすには「基本をしっかりマスター」している必要があります。
どんなベイトリールでも練習は必要
練習なしで自転車に乗れる人がいないように、ベイトリールを使うにも、まずは練習が必要です。その練習に一番適したベイトリールというのは、どんなリールでしょうか?
例えば、自転車に乗った事のない人が、いきなり電動自転車やロードバイクで練習をするという例は稀です。もちろん、それらでも練習は可能ですが、「自転車の基本」を覚えるには、普通の自転車やママチャリのほうが良いと言えないでしょうか?
これは、ベイトリールも同じような事が言え、ハイエンドモデルの性能を最大限に引き出すには、まずはローエンド(普通のベイトリール)で練習を積む事も大切なのです。
ベイトリールQ&A
そもそもどんな釣りで使えるの?
ベイトリールは、淡水の代表的な魚種で言えば、バス、ナマズ、雷魚などが挙げられますが、鯉の吸い込み釣りなどでも使う事ができます。海水は中型の根魚(カサゴ・アイナメ・ハタ類)、タコ、港内の岸壁などを狙うシーバス釣りなどで活躍します。
わざわざベイトリールを使う理由って?
ベイトリールは、短~中距離キャストを次々と繰り返すようなジャンルの釣りに向いています。ベイトリールはスピニングでの動作(ベールアームを起こし指にラインをかけるといった動作)がクラッチ一つでこなせます。まだリールのボディーが低くロッドと密着している為に、バランスが良くキャストコントロールがし易いのも特徴の一つです。
また、巻き上げパワーも強く、巻き抵抗の大きいルアーを使うときや、近距離を次々と撃っていく釣り、太いラインを使って障害物の中から魚を一気に抜きあげるような釣りにはとても重宝します
活躍する条件って?
・超ロングキャストが必須ではない釣り
・使用する仕掛け、ルアーの重量がトータルで10グラム以上目安
・太い糸を使用する時 ※12ポンド(3号)以上目安
ベイトリールの握り方って?
ベイトリールの持ち方について解説しています。
バックラッシュってなに?
バックラッシュとその直し方について解説しています。
メンテナンスについて
ベイトリールのメンテナンスについて解説しています。
もっといろんなベイトリールが見たい
ギア比の選び方や糸巻き量の選び方も解説しています。