[sotoshiru/ソトシル] 釣りのセール品を毎日お知らせ! 国内最大級のアウトドア情報アプリ 無料ダウンロード
クールラインキャリーの画像

【保冷力を検証】ダイワ「クールラインキャリーS1500」を元釣具屋がレビュー

クールラインキャリーはダイワが発売するキャスター付きのクーラーボックス。そんなクールラインの保冷力検証実験を行い、使ってみて良かったところ・悪かったところを本音でレビューします!

目次

アイキャッチ画像提供:tsuki

コンパクトなキャリー付きクーラー!

クールラインキャリーの画像

クールラインキャリーはダイワから発売されているキャスター付きのクーラーボックスです。

15Lの適度な容量とキャスターが便利で、筆者は主に岸からの釣りで愛用しています。

本記事では、そんなクールラインキャリーの使用感を紹介しますので、クーラー選びにお悩みの方はぜひ参考にしてください!

クールラインキャリーS1500のスペック

内容量(L)重量(kg)内寸(幅×長さ×高さcm)外寸(幅×長さ×高さcm)定価(円)店頭価格(円)
154.517×36×2334×47.5×33.516,90015,000〜17,000

断熱材は全面発泡スチロールで保冷力はそこまで高いモデルではありませんが、キャスター付きの割にはかなり軽量です。

カラーラインナップはブラックとマゼンタの2色。ブラックの方が人気が高く、筆者もブラックを選びました。

保冷力を検証してみた

クールラインキャリーの画像

保冷力を確認するため、実際に氷と飲み物を入れて検証してみました。

検証方法:一定の時間毎に氷の残量をチェック。魚に見立てた2Lペットボトル(中身は水)を入れて冷え具合も確認。

氷の量:コンビニで販売されている板氷(約1.7kg)を使用。

当日の天候は晴れ。最高気温31度、最低気温19度の屋外にて検証しました。

3時間後

クールラインキャリーの画像

氷は少し溶け出し、クーラーの底面を水が軽く覆っているほどです。

ペットボトルの水はほんのりと表面が冷たいくらいの冷え具合でした。

6時間後

クールラインキャリーの画像

氷の角部分がかなり溶けてきましたが、板氷の形はまだ留めています。

ペットボトルは「常温と比べると冷えてる」といったレベルです。

9時間後

クールラインキャリーの画像

氷はかなり溶けだして、検証開始時の半分程度の大きさになりました。

ペットボトルの水は溶けてきた氷水に浸っているおかげか、かなり冷えています。

15時間後

クールラインキャリーの画像

検証開始から15時間後に氷が完全に溶けた様子を確認。

ペットボトル内の水はかなり冷えている状態でした。

まとめ

結果、9時間後までは氷も残り、クーラー内の温度も低い状態でした。

地面に置きっ放しの状態は地熱を吸収しやすいため、通常の使用時よりも氷の消耗が早いと想定されますので、1日釣りをするには十分な保冷力を持っているといえるでしょう。

さらに気温が高い日や長時間の釣行が想定される場合は、氷の数を増やすかグレードが高いモデルを選ぶのがおすすめです。

堤防釣りでは十分な内容量

クールラインキャリーの画像

板氷1枚と2Lのペットボトルを入れてまだある程度ゆとりはあります。

堤防では十分なサイズ感で、長い魚でなければ問題なく収納できます。

30〜40cm程度の大型アジの場合、8匹ほどなら十分に収納可能です。

クールラインキャリーの良いところ&イマイチなところ

クールラインキャリーの画像

筆者がクールラインキャリーを使用していて「便利だな」と感じた部分や、「イマイチだな」と思った部分を正直にご紹介!

◯大型静音キャスターで移動が快適

クールラインキャリーの画像

スムーズな回転の大型キャスターが付いており、堤防などのコンクリートの上では移動が楽チンです。

静音性も高く、ガラガラうるさくないのもGOOD!

◯背面小物入れが便利

クールラインキャリーの画像

背面の小物入れは500mlペットボトルを入れるのにぴったりのサイズ。

ペットボトル以外にも、フィッシュグリップやプライヤーなどの小物を入れるのにも便利です。

◯ショルダーベルトで荷物を固定できる

クールラインキャリーの画像

ショルダーベルトが付いているので、肩掛けで運べるのはもちろん、バッカンやタックルボックスなどを固定できます。

クーラーの上に荷物を置いてベルトを掛けて引っ張るだけで固定でき、固定力も高くて移動時にも安定感があります。

駐車場から釣り場までが遠い場所や、電車釣行、キャンプなどで便利ですね。

◯上フタを取り外せる

クールラインキャリーの画像

上フタは両開きタイプで取り外しも可能な設計。

フタを取り外して丁寧に洗えるため、長く清潔に使うことができます。

×重い

クールラインキャリーの画像

キャスターなどの機構が搭載されているため、重量は重ためです。

キャスターを使って転がすのが困難な砂浜やゴロタ浜などでは、持ち運ぶのが少々大変です。

正直、こういったポイントに釣行することが多い方にはおすすめできません。

×キャリーハンドルの長さが足りない

クールラインキャリーの画像

筆者(身長180cm)の場合、手の位置とハンドルの高さが合わないので、クーラーを転がすときに少し肩を下げる必要があります。

持って運ぶよりは楽ですが、少ししんどい体勢になるので、もう少しハンドルを長く設計してもらいたかったです。

高身長の方は少しストレスを感じるかもしれません。

便利な関連アイテム

プルーフケース PC-1020α

クールラインキャリーにぴったりサイズの防水インナーケース。

食品などの濡らしたくないものを保管しておくのに便利です。

CPラゲッジネット

クーラー上部に荷物を乗せて固定するためのネットです。

ショルダーベルトで固定できないような荷物(転がりやすいものなど)もしっかりとホールドできますよ。

CPふんばるマン L

底面に取り付け、クーラーボックスの滑りを防止するラバー製のパーツです。

船上は特に滑りやすいため、船釣りをされる方は取り付けておくことをおすすめします。

クールラインキャリーで快適な釣行を!

クールラインキャリーの画像

クールラインキャリーは徒歩での移動に特化したクーラーボックスです。

沖堤防や長い堤防、釣り公園などでの長距離移動が必須な釣り場では、キャスターがあるだけでもとても便利だと思います。

また、キャスター以外にも便利な機能をたくさん備えているので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

画像提供:tsuki

ダイワ クールラインキャリー S1500

容量(L):15
自重(kg):4.5
内寸(cm):17×36×23
外寸(cm):34×47.5×33.5
断熱材:スチロール

筆者の紹介

tsuki

関西出身の元釣具屋。釣具店時代の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます♪

釣りはいろんなジャンルをしていますが、その中でも好きな釣りはタナゴ釣り。

関連記事