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【塩タブor梅干し】炎天下の”熱中症対策”に選ぶべきは?

日本の夏、猛暑の中でも釣りを楽しむ皆さん。

夢中になっていると気づかないうちに、体は大量の汗をかき、大切なミネラルを失っています。とくに熱中症が心配されるこの時期、適切な水分と塩分補給は必須です。

そこで今回は、熱中症予防に効果的な「塩分補給」に注目し、釣り人におすすめのアイテムとして「塩タブレット」と「梅干し」を徹底比較

それぞれの成分や効果を科学的に分析し、どのような状況でどちらを選ぶべきか、具体的な使い分け方を解説します。この記事を読んで、安全に夏の釣りを楽しみましょう!

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目次

熱中症対策のキホン|水分と塩分をバランスよく摂る

出典:PhotoAC

熱中症対策には、水分だけでなく塩分(ナトリウム)の補給も欠かせません。

汗とともにナトリウムやカリウムといった電解質が失われると、体内の水分バランスが崩れ、脱水症状や熱中症のリスクが高まるからです。

とくに炎天下の釣りでは、大量の汗をかくので、こまめな水分・塩分補給が非常に重要です。

参考:熱中症 環境保健マニュアル~総論~2025 年 7 月版

塩分(ナトリウム)の重要な役割

出典:PhotoAC

塩分(ナトリウム)は、体内の水分量を適切に保つために不可欠なミネラル。汗と一緒に排出されるため、適度に補充しないと体は水分を保持できなくなり、脱水症状を招く恐れがあります。

体の約60%を占める水分は、ナトリウムによって厳密に調整されているのですが、もし大量の汗でバランスが崩れると、めまいや吐き気といった熱中症の初期症状が出てしまうことも……。

釣り中の集中力を保ち、安全に楽しむためには、意識的な塩分補給が必須というわけです。

参考:栄養に関する基礎知識|国立循環器病研究センター

糖分も熱中症予防の味方

出典:Unsplash

糖分(ブドウ糖)は、塩分(ナトリウム)と同時に摂取することで、小腸での水分吸収を効率的に促進。これはWHOが提唱する経口補水療法(ORT)の考え方にも基づいています。

糖質は身体を動かすためのエネルギー源であり、炎天下での釣りで疲労を感じた時にも効果的です。

ただし、摂りすぎると血糖値が急上昇し、かえって喉の渇きを感じやすくなるため、適量を心がけましょう。

参考:経口補水療法(ORT: oral rehydration therapy)

塩分チャージの代表格『塩タブレット』

まず最初に取り上げるのは、塩タブレット。手軽な塩分補給アイテムとして多くの方に愛用されています。

その携帯性と利便性は、他のどの熱中症対策グッズにも勝る大きな強みです。

【メリット】手軽さ&成分が明確

塩タブレットの最大のメリットは、その携帯性と手軽さにあります。

個包装されているものが多いため、ポケットに忍ばせておきやすく、必要な時にサッと口に放り込めます。

これにより、釣りをしている最中でも手軽に塩分補給が可能に。

また、塩分以外にクエン酸やブドウ糖、ビタミンなどをバランス良く配合している製品も多く、汗で失われがちな栄養素を効率的に摂取できます。

【デメリット】塩分過多のリスク

手軽さがゆえに注意したいのが、塩分過多のリスク。

炎天下の釣り場では、喉の渇きを感じて塩分タブレットをいくつも連続で食べてしまいがちですが、ナトリウムを過剰に摂取すると、高血圧などの健康リスクにつながる可能性があります

とくに、持病がある方や高齢のみなさまは注意が必要。

また、製品によっては甘味が強く、糖分の摂りすぎになることもあります。爽やかな甘味でおいしい塩タブレットもあるのですが、バクバクと過剰摂取しないように注意が必要です。

日本の知恵『梅干し』

梅干しは、古くから日本の夏の健康食品として親しまれてきました。

その知恵は、現代のアウトドアの場でも大いに役立ち、実際に携行している人も多い食べ物です。

【メリット】自然なミネラルとクエン酸

梅干しは、ナトリウムやカリウム、カルシウムといったミネラルを自然に摂取できるのが魅力。手作りの梅干しであれば、添加物を気にする人にも安心の選択肢です。

さらに豊富に含まれるクエン酸は、疲労の原因となる乳酸の分解を促し、疲労回復をサポート。独特の酸味と塩味は、暑さで落ちた食欲を呼び戻す力もあります。

梅干しおにぎりなら、塩分と炭水化物を同時に補給可能。夏の釣行にぴったりな携行食と言えるでしょう。

【デメリット】成分の不均一性

梅干しは天然食品ゆえ、製品や個体によって塩分濃度にばらつきがあり、サイズも不揃いで、正確な塩分量を把握しづらいのが難点です。

その結果、適切な量を摂れず、塩分補給が不十分になる可能性もあります。

持ち運びにも一工夫が必要で、個包装のカリカリ梅やほし梅なら手軽ですが、通常の梅干しをそのまま持っていく場合は、つぶれや汁漏れ防止のための専用容器に入れるなどの配慮が必要になります。

塩タブと梅干し、釣り場ではどっちが最適?

それぞれ異なる性質を持った塩タブレットと梅干し。

その場の状況に合わせて賢く使い分けて、手軽においしく熱中症を防ぎましょう!

炎天下での活動中は『塩タブレット』

日差しが強く、大量に汗をかく炎天下の釣りには、手軽に効率よく塩分補給できる塩タブレットがおすすめです。

とくにブドウ糖やクエン酸も含むタイプは、汗で失われた電解質をすばやく補える優れもの。

短時間で集中的に塩分を摂りたい時や、体力の低下を感じた瞬間にサッと口にできるのが強みです。

塩分チャージタブレッツは、汗で失われるナトリウムやカリウムを手軽に補給できるラムネタイプ。

水と一緒に摂れば、厚労省推奨の塩分濃度をバランス良くチャージできます。

個包装で持ち運びやすく、外出・スポーツ・作業時の熱中症対策にぴったりです!

スポーツや汗をかいた後に、塩分・クエン酸・7種のビタミンB群をまとめてチャージ。

ブドウ糖入りでエネルギー補給にも◎。

手軽に食べられるタブレットで、暑い日の活動をサポートします。

疲労回復には『梅干し』

「今日の釣りはハードそうだ」「疲れが溜まっているかも」――そんな時は梅干し

クエン酸の働きで、身体の疲れをやわらげる効果が期待できます。

もし食欲が落ちてしまった時でも、梅干しがあれば、酸味と塩味がご飯を美味しくしてくれるはず。

お弁当に入れれば、食中毒予防にも一役買ってくれて、まさに夏の釣行にうってつけです。

カリッと食感がクセになる信玄梅をたっぷり楽しめる、大容量の300gポット。

爽やかな酸味とほどよい塩気で、暑い日の塩分補給やおやつにぴったり。

大容量だから家族や仲間とシェアしても存分に味わえます!

発売20年で累計2,000万袋突破の人気干し梅。

種なしで食べやすく、甘酸っぱくまろやかな味わいがクセになります。

夏が過ぎて余ったら、白湯やお湯割りなど、お料理アレンジにも◎

【補足】緊急時の備えとして

ポカリ or OS-1?──常軌を逸した灼熱の夏!“知らなきゃ危ない”水分補給の真実

頭痛やめまい、強い疲労感など熱中症の初期症状を感じたら、すぐに涼しい場所へ避難し、水分と塩分を補給しましょう。

症状が軽い場合は、スポーツドリンクより塩分が多く、体内への吸収も早い経口補水液(OS-1など)を少量ずつ飲むことが推奨されています。

決して無理をせず、症状が改善しない場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

軽度~中等度の脱水症時に水分と電解質を効率よく補える経口補水液。

発汗・発熱・下痢・嘔吐などによる脱水対策に最適で、ナトリウムやカリウムを適正濃度で配合。

ブドウ糖との組み合わせで吸収スピードを高めます。

手軽さなら塩タブレット、疲れているときは梅干し

灼熱の夏の釣りでは、水分補給と同じくらい塩分補給が重要です。

塩タブレットと梅干しは、それぞれ異なる特徴を持っています。

手軽に素早く塩分を補給したい時には塩タブレット、疲労回復や食欲増進を期待したい時には梅干し、というように、シーンに合わせて使い分けるのが賢い選択です。

この記事を参考に、今年の夏も熱中症の不安を吹き飛ばして、安全に釣りを満喫してくださいね!

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