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ポカリ or OS-1?──常軌を逸した灼熱の夏!“知らなきゃ危ない”水分補給の真実

ポカリ or OS-1?──常軌を逸した灼熱の夏!“知らなきゃ危ない”水分補給の真実

ポカリスエットかOS-1か──。

炎天下での釣行中、「いつも通りの水分補給」では防げないリスクが確かに存在します。

この記事では、ポカリとOS-1の成分・効果の違いを徹底比較し、釣り人にとって本当に必要な「使い分け術」をご紹介。

「汗をかく前に飲むべき1本」「体が悲鳴を上げたときに選ぶべき1本」──

命を守る選択肢を、データと実体験の視点から紐解きます。

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目次

ポカリor OS-1】夏の釣り場に持っていくべきは?

真夏の釣り場で夢中になって竿を振っていると、いつの間にか汗だくで喉はカラカラ。

そんな時、あなたが選ぶドリンクは?

釣りを長く楽しむには、体調管理も立派な“釣りの腕”のひとつです。

以前TSURI HACKで紹介した「ポカリスエットvsアクエリアス」の記事も大きな反響を呼びました。

今回は、さらに一歩踏み込んで「ポカリスエット」と「経口補水液OS-1」を徹底比較!

それぞれの違いや使いどころを、釣り人目線と信頼できるデータに基づいて解説します。

きっと最後には、自分に最適な水分補給の答えが見えてくるはずです。

【開発背景】それぞれの誕生ストーリー

見た目は似ていても、ポカリとOS-1は開発背景・成分・目的すべてが異なります。

まずは、それぞれの“誕生ストーリー”から掘り下げてみましょう。

ポカリスエット:アツい夏を戦い抜く「飲む点滴」

「ポカリスエット」は、発汗による水分・電解質の喪失を補うために開発されたイオン飲料です。

きっかけは、大塚製薬の研究員が海外出張中に脱水症状に陥った経験から。「点滴のように素早く体を潤す飲み物を」という発想で誕生しました。

日常生活やレジャー、軽い運動時の水分補給に適しており、入浴後やサウナ後の脱水回復にも効果的。釣行後のクールダウンにも最適です。

参考:ポカリスエット製品ストーリー|大塚製薬

OS-1:真の脱水に挑む「経口補水液」

一方「OS-1」は、WHOが推奨する経口補水療法(ORT)の考え方に基づき開発された経口補水液です。

下痢・嘔吐・発熱・高齢者の脱水・過度な発汗など、軽〜中等度の脱水時に水分と電解質を効率よく補うことを目的としています。

喉を潤す飲料とは異なり、「いざという時の救世主」としての役割を担う存在です。

参考:経口補水液オーエスワン(OS-1)とは|大塚製薬工場

【成分】エネルギー重視のポカリ・効率重視のOS-1

水分補給において、体への吸収を効率的に行うためには、ナトリウムとブドウ糖のバランスが非常に重要です。

とくに脱水時は、水だけでは不十分。塩分と糖分を適切なバランスで摂ることで、小腸からの吸収が格段に促進されます。

以下の表で、100mLあたりの主要成分を比較してみましょう。

成分名ポカリスエット(100mLあたり)OS-1(100mLあたり)
炭水化物6.2g2.5g
食塩相当量0.12g0.292g
ナトリウム約49mg約115mg
カリウム20mg78mg

表を見れば一目瞭然。OS-1は、ポカリスエットに比べてナトリウムとカリウムが圧倒的に多く、炭水化物(糖質)は半分以下です。

これは、脱水時に最も失われやすい電解質(とくに塩分)を効率よく補給するため、糖質の量を抑えて吸収性を高めているため。

高齢者の脱水患者を対象とした研究でも、OS-1の水・電解質補給効果が確認されています。

つまり、「OS-1は塩分が濃く糖分控えめ」「ポカリは糖分多めでエネルギーチャージ向き」というわけです。

参考:ポカリスエット基本情報|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬

参考:オーエスワン PETボトル|大塚製薬工場

【味の違い】爽やかな甘み・塩味が強い薄味のポカリ

アングラーにとって、味も大切なポイントではないでしょうか。釣り場で飲む一杯は、格別ですからね。

ポカリスエット:爽やかな甘み

ポカリスエットは爽やかな甘さで、多くの方にとって「飲みやすい」と感じる味わいです。疲れた体には、この甘さが心地よく染み渡ります。

OS-1:塩味が強い薄味のポカリ

一方、無果汁タイプのOS-1は甘さが控えめで、塩味が際立った味わいです。ポカリスエットのようなスポーツドリンクを想像して口にすると、「飲みにくい」と感じる人が多いかもしれません。

しかし、脱水状態になるとその塩気が「おいしい」と感じられることもあります。

平常時は飲みにくく感じるのに、必要なときには自然と受け入れられる──それはまさに、身体が本能的に求める“機能の味”といえるでしょう。

最近は「アップル風味」なども登場し、塩味がまろやかで飲みやすくなっています。

OS-1が苦手な方にもおすすめです。

【価格の違い】その差は約50円

OS-1とポカリの500mlペットボトルのメーカー希望小売価格(税別)を比べると、OS-1は200円、ポカリは150円。その差は約50円です(※購入先によって変動あり)。

普段使いにはポカリの方がコスパに優れていますが、OS-1は“医療グレード”の機能性ドリンク。

脱水対策の備えとしては十分に納得できる価格です。

日常用にはポカリ、緊急時にはOS-1──命を守る一本として、上手に使い分けましょう。

結局、どちらを飲めばいい?

さて、それぞれの特徴が分かったところで、フィールドの状況や体調に合わせて、どちらのドリンクをチョイスすべきか考えてみましょう。

釣行シーンこんな状況ならコレ!
普段使い・ライトな釣行ポカリスエット
磯釣り・本格的な釣行・真夏の長時間釣行ポカリスエット、異常時はOS-1
船釣り(船酔い・嘔吐を伴う場合)OS-1がとくに有効
熱中症対策予防にはポカリスエット
予防的な水分補給ポカリスエット
熱中症のサインが出たらOS-1も選択肢に

普段使い・ライトな釣行はポカリスエット

「今日は近場でちょい投げ」「あまり汗はかかなそう」そんな軽めの釣りや、家族とのんびり楽しむレジャーフィッシングにはポカリスエットで十分。

飲みやすく、エネルギー補給もできるので水分補給にぴったり。キンキンに冷やしてクーラーボックスに入れておけば、休憩時の癒しにもなります。

一方、磯釣りや真夏の長時間釣行など、汗や塩分を大量に失う場面では要注意。活動前・中はポカリでエネルギーと塩分を補い、こまめな水分補給を心がけましょう。

体調不良や強い疲労感など脱水の兆しが出た場合は、OS-1を少量ずつ摂取するのがおすすめです。

船釣り(船酔いや嘔吐を伴う場合)はOS-1がとくに有効

船上は直射日光にさらされやすく、揺れによる疲労や船酔いも起こりがちです。

通常はポカリや水で水分・塩分を補えばOKですが、気分が悪くなったり嘔吐した場合は脱水リスクが高まるため、OS-1を準備しておくと安心です。

熱中症の予防にはポカリ、症状が出てきたらOS-1

高温下の釣りでは、熱中症対策が欠かせません。

予防には、飲み慣れていておいしいポカリスエットや水がおすすめ。喉が渇く前にこまめな水分補給を心がけ、夏場はとくに意識しましょう。

頭痛やめまいなど、軽度の熱中症が疑われる場合は、スポーツドリンクより電解質補給に優れたOS-1が有効です。

「ちょっと危ないかも」と感じたら、少量ずつOS-1を飲んで体を冷やし、改善しなければ早めに医療機関へ。重症なら迷わず救急車を呼びましょう。

参考:素早く見つけて、すぐ対策! 脱水症&熱中症|大塚製薬工場

普段はポカリ、もしもの時はOS-1──これが釣り人の新常識!

釣り場でこまめに水分補給したいなら、やっぱりポカリスエットが頼れる一本。

軽く汗をかく程度の釣行や、日差しが気になる日中のキャストタイムにもぴったりです。味も飲みやすく、エネルギー補給にも◎!

一方、OS-1は「体調に異変を感じた時」に使う、まさに緊急用ドリンク。

炎天下の磯釣りで汗が止まらない、熱がこもってだるい、気持ちが悪い……そんな“兆し”を感じた瞬間の切り札。

つまり、日常使いにはポカリ、非常時にはOS-1。この二本をうまく使い分けて、夏の釣り場で体調を崩さず最高の一日を過ごしましょう!

ドリンクはまとめ買いがお得!

釣行用に数本買うなら、まとめておくのが圧倒的に楽。冷蔵庫に“釣り用ポカリ”を常備しておくだけで、出発前の焦りもゼロになります。

とくに真夏は、現場で買えないと命取り。クーラーボックスに“冷えた一本”がある安心感は、釣果にもつながるかも?

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