名機“アンバサダー”の魅力を語る
名機“アンバサダー”
ベイトリールの中でも歴史のある名機として知られ、発売から50年以上経った今でも、愛用しているアングラーが多いリールです。
今回はアンバサダーならではの魅力を、北海道在住の愛好家と一緒に解説していきます。
リールメンテナンスショップ 『ZEROTUNE』 大野さん
北海道で、中古車販売業を営んでいる大野さん。
釣り歴は21年のベテランアングラーで、中古車販売をしながら、リールメンテナンスショップ『ZEROTUNE』も営んでいます。
また、道内でも屈指のアンバサダーの愛好家としても知られ、所有している台数はなんと驚きの15台!
写真は今回の取材用に用意していただいた、大野さんが所有するアンバサダーの一部です。
愛好家が語るアンバサダーの魅力
アンバサダーを愛用して15年となる大野さんに、アンバサダーシリーズの魅力について語ってもらいました。
アンバサダーシリーズは、レトロ感のある外観やその歴史を好んで使うアングラーも多いです。
しかしながら、大野さんが感じるアンバサダーの魅力とは、それだけではないようです。
現行機にも負けない性能
大野さんは、雷魚釣りでアンバサダーを愛用しています。
雷魚釣りでは、6〜8号の太いPEラインを使うことが多いため、剛性の高い丸型リールが定番です。
アンバサダーの遠投性能は、適切なカスタムと使い方を伴えば現行機種に比べても非常に高く、他に変えられるものがありません。
逆に言えば、カスタムしたアンバサダーよりも雷魚釣りに適したリールがあれば、そちらの機種を使うとのこと。
チューニングの幅が広い
アンバサダーはカスタムの幅が広いことも魅力の1つです。
大野さんが活用しているカスタムパーツを使えば、サイドカップ等以外のほぼすべての箇所をカスタムきます。
純正を愛用している方から見れば邪道かもしれませんが、性能を追求して自由自在にカスタムできる点もアンバサダーならではの魅力です。
ピーキーな使用感
アンバサダーはトラブルレスという意味では、現行機に比べて大きく劣ります。
そのため、適切なメンテナンスや使い方ができなければ、実釣でその性能を発揮できません。
現行機のベイトリールに比べると、手のかかる機種ですが、使いこなしたときの性能や使用感は他のリールに代え難いものがあります。