磯メバルが釣れないあなたへ!尺メバルに近づくには『立ち回り』こそが重要なのです

2021/04/30 更新

磯メバルが釣れないあなたへ!現役釣具屋スタッフ兼、Fishmanフィールドテスター「小笠原 健太」がもっとも尺メバルに近づくために重要だと考えている『立ち回り』戦略についてご紹介します。私の経験上、タイミング、立ち位置、トレースラインが完璧であれば、必ず食ってくるのが磯メバルです。いろいろな要素を考慮した的確なランガン戦略を身につけましょう。

記事内画像・文:小笠原 健太
前回は磯メバルを始めるにあたって、基礎となる部分について解説しました。

まだ読んでいないという方は、前回の入門編をお読みください。


磯メバルが釣れないあなたへ


磯場でのメバリングゲーム。

よりプレッシャーが低く、尺メバルの期待値も高い最高のフィールドです。

しかしながら、“一本を釣り上げる”難易度が高いフィールドでもあります。

広大なフィールドならではの釣りが必要


それもそのはず。磯場は、堤防などのフィールドと比較すると、フィールドは広大。

そんな環境で、20〜30cmそこそこの小さな魚に、アピール力の小さなルアーで狙う釣り。難しいわけです。


しかしながら、ちょっとしたポイントを抑えれば、びっくりするくらい“狙って釣れる”フィールドでもあります。

磯メバルは“高活性”!ゆえに“立ち回り”がすべて


まず抑えておきたいのが“磯メバルは高活性”であること。

とくにシャローエリア。上げ潮で潮位が高くなると、エサを食べるためにメバルは深場から上がってきます。

そして潮位に合わせて、よりエサを捕食しやすい位置や場所に移動し、エサがくるのを待ち構えます。

つまり潮位に合わせた付き場さえ抑えてしまえば、広大な磯だったとしても、狙って数釣りができる釣りなのです。

私の経験上「タイミング」「立ち位置」「トレースライン」が完璧であれば、少しくらいルアーの動きやカラーが外れていても1発で口を使ってくれると考えています。

磯メバル攻略のキモは、いろいろな要素を考慮した的確なランガン戦略が重要でしょう。

立ち回りを決めるための「3大要素」


私が磯メバルを狙う上で『立ち回り』をもっとも重要視していることは前述の通りです。

ただ立ち回りというのも、その日の状況や場所の特性に合わせて、都度選択をしていかなければなりません。

そこで重要となるのは「風、地形、潮位」の3大要素です!




風と喧嘩しない


3大要素の1つ目は風です。

磯メバルでは一部の例外を除いて、ほぼ確実に風裏になるポイントをセレクトしましょう。

メバル釣りの格言に『メバルは凪を釣れ』というものがあるように、磯に限らずメバルは凪いでいるほうがおすすめです。


これは海が荒れるとメバルが捕食行動をしなくなるのもあるでしょうが……。

小さなルアーを繊細にコントロールするために、風という要素はネガティブに働くことが多いです。

また、夜の荒れている風表の磯は、非常に危険でもあります。

私の磯メバルゲームにおいては、まずその日の風裏になるポイントをセレクトするところから始まります。

地形を覚えよう


3大要素の2つ目は地形です。

磯メバルにおいてもポイントの地形を把握するというのは、非常に重要な要素になります。

まず行わなければならないのは、安全にポイントへエントリーするための地形把握です。

夜にライトをつけて細かな地形を把握しながら移動すると、せっかく活性が高かったメバルにプレッシャーを与えてしまいます。

初めてのポイントは昼間にしっかりと下見をして、地形を細かく覚えてからエントリーするようにしましょう。

ちなみにエントリーする際は、無灯をおすすめしているわけではありません。

必ず赤灯や海面を照らさない程度の灯で、足元の安全確認を行ってください。

メバルは地形変化に着く魚


メバルというのは根魚なので何も無いところを泳ぎ回っているようなことはほとんど無く、必ず何かしらのストラクチャーに着いてエサを待ち構えています。

少しの変化も見逃さずにきっちりと打っていきましょう。

代表的なストラクチャーは以下の通りです。

▼ ブレイク

初めての磯を攻略するときに、まず覚える地形は「ブレイクライン」というくらい重要な地形変化です。

50センチの高低差があれば立派なメバルの着き場になります。

できるだけ、ブレイクライン上を長く引けるコースにルアーをキャストしましょう。

▼ スリット

スリットは前回の記事でも紹介しましたが、深く掘れている溝の事です。

スリットというのは浅くて起伏の激しい磯にある事が多く、かなり複雑な地形をしている場合があります。

スリット内をきっちりトレースすることはもちろん。

掛けたメバルをしっかりと取り込める、一直線上のスペースが確保できる立ち位置から丁寧に打っていきましょう。

▼ シモリ根

海中に点在するシモリ根もメバルの着き場となります。

夜だとわからないので昼間にシモリ根の正確な位置を全て覚えましょう。

▼ 海藻帯

海藻が生えているところもメバルの着き場となります。

シモリ根と同様に昼間のうちに正確な位置を覚えておきましょう。

複合ポイントは、超一級の可能性!

上記の例で挙げた地形変化の要素。

1つでも十分にメバルが着くポイントとして機能しますが、これらの地形変化の要素が複合しているポイントこそが最も狙うべき一級のポイントとなります。

例としては以下の通り。

複合ポイントの一例

  1. 1. 大きなワンド状のスリットの真ん中に海藻帯がある。(スリット+海藻帯)
  2. 2. 2つのスリットの合流点にシモリ根が絡んでいる。(スリット×2+シモリ根)
  3. 3. ブレイクライン上に海藻がびっしりと生えていて、1箇所少し窪んでいる部分がある。(ブレイク+海藻帯+スリット)
このように地形変化の要素が複合している場所こそ最もメバルが着きやすいポイントとなります。

丁寧にアプローチしていきましょう。

潮位変化に合わせて動こう



3大要素のの3つ目は潮位です。

上記の2つの要素である風と地形だけであれば、Googleマップ等で2次元的にポイントはある程度絞れるのですが……。

実際は、この3つ目の要素である潮位が絡み、3次元的な見方でポイントを絞る必要があります。

これが、磯メバルの立ち回りを最も難しくさせている要素なのです。

真冬シーズンは難しいが、春は絞りやすい


私のホームである三浦半島の場合、冬の大潮は干満差が約150cm程。

つまりは約6時間程で、少し小柄な日本人女性の身長くらい海の水位が変わります。

一級ポイントだったとしても、水深がありすぎて、メバルがまだ入ってくる潮位ではなかったり。水深が高すぎて、ポイントまでたどり着けないことも。

実釣中はもちろんですがポイントの下見をする時にも、現在の潮位とそのポイントのストライクな潮位というのを常に意識して行動しましょう。

対して春は昼潮に変わっていき、夜の干満差は少なくなります。立ち込めるエリアが少なくなる反面、その潮位での理想的な時合いにエントリーしやすいので、春シーズンに感覚をつかんでいくと良いかもしれません。

効率的なランガン戦略を考えよう!


今回は磯というフィールドで、よりメバルに近づいていくための考え方をいくつかご紹介させて頂きました。

風、地形、潮位を考慮してポイントを3次元的に理解して攻略していく、非常に難しいことだと思います。

ですがその立ち回りがビシッと決まると、素直に反応してくれるのが磯メバルの魅力です。

狙った通りに釣った価値ある1匹のメバルに近づくために、本記事をぜひ参考してみてください。

筆者紹介

小笠原 健太

現役釣具屋スタッフ兼、Fishmanフィールドテスター。

メバルやトラウトなどのライトな釣りはもちろんのこと。シーバスやハードロックフィッシュ、ショアジギング、オフショアキャスティングまで。

四季折々のターゲットをベイトタックルで楽しんでいます。

また、『釣具のキャスティング 横浜磯子店』で勤務している現役の釣具屋店員でもあります。

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小笠原 健太

現役釣具屋スタッフ兼、Fishmanフィールドテスター。メバルやトラウトなどのライトな釣りから、シーバスやハードロックフィッシュ、ショアジギング、オフショアキャスティングまで、四季折々のターゲットをベイトタックルで楽しんでいます。

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