朝マズメ・夕マズメとは
釣り用語の一つで、夜明けから日の出までの前後1時間程度の時間帯を指す“朝マズメ”。
日没前後の1時間程度の時間帯を指す“夕マズメ”があります。
この二つは「マズメ時(まずめどき)」と呼ばれ、どちらも“魚が良く釣れる時間帯”と言われています。
マズメ時はどうして魚が釣れるのか?
マズメ時が釣れる理由には「水中のプランクトン」の存在があるとされています。
朝マズメは水中の植物プランクトンが光合成の為に浮上します。それと同時に、そのプランクトンを餌とする小魚も捕食活動を始めます。
さらには、その小魚を餌とする大型魚も捕食活動を始めます。
夕マズメには夜行性の動物プランクトンが活動をはじめますので、水中では朝と同様の変化が起こります。
このように、朝夕をキッカケとするプランクトンの活動がトリガーとなり、水中の食物連鎖を活発にしていると考えられています。
朝マズメと夕マズメどちらが釣れる?
これは様々な条件がありますので、一概にどちらが釣れるとは言いきれません。もし1日を通して釣りができるのであれば、どちらも狙いたい所。
ただ“朝マズメ”は、良い釣り座を確保できるチャンスであり、釣り場に新たに入ってきたプレッシャーのかかっていない魚を釣りあげられる可能性が高いと言えるでしょう。
海釣りは潮も要チェック!
また、海釣りは潮汐(潮の流れ)も釣果に影響してくるので、潮の動き出しや、潮が流れている時と“マズメ時が重なる時間帯”は非常に条件が良いと言え、是非とも釣り場に立っておきたいタイミングです。