夏真っ盛り、マゴチシーズン到来!
梅雨も明け、夏真っ盛りとなりました!
夏の魚と言えばやっぱりマゴチです。
各地から好釣果が聞こえてきますが、「マゴチが中々釣れない……」というビギナーの方に向けて、今回はとっておきの釣り方をお教えします!
とっておきの釣り方とは……
ずばり、キャロ(キャロライナリグ)です!
キャロとは、オモリとその先に糸と針を結ぶ、ごく簡単なリグです。
キャロにも色々な種類や組み方がありますが、今回はもっとも簡単で実績の高い、ナス型オモリとストレートフックを使用した目黒流キャロをご紹介します。
キャロをすすめる理由
マゴチ釣りにおいて、ワームを使用したリグというとジグヘッドリグを真っ先に思い浮かべるはずですが……
私がビギナーの方にキャロをすすめるのには2つの理由があります。
安定して飛距離を出せる
ビギナーの方の場合、まだロングキャストに慣れていないことも多いと思います。
しかし、キャロに用いるナス型オモリは飛行姿勢が良いため、キャストが苦手な方でも楽に飛距離を出すことができるのです。
ワームの大きさにもよりますが、ジグヘッドリグよりも飛距離を稼げるのは大きなメリットになると思います。
巻くだけで楽に釣れる
基本的にキャロは、投げてボトムを取り、ゆっくりと巻いて来るだけでマゴチを釣ることができます。
ジグヘッドリグだと、レンジキープやリトリーブスピードなどを考え、調整してマゴチを誘う必要がありますがキャロにはその手間がありません。
マゴチ釣りに慣れている中・上級者には面白み(ゲーム性)が少し物足りないかもしれませんが、まずはマゴチを釣ってみたいというビギナーの方にはピッタリの釣法だと言えます。
目黒流キャロの作り方
では早速、目黒流キャロを組んでみましょう!
用意する物(仕掛けの具)
・フロロカーボンリーダー 16lb(4号)と20lb(5号)※面倒な場合はどちらか片方でも可。メインラインをPE1号とした際の号数設定です。
・ナス型オモリ 6号~10号
・ストレートフック 1/0~3/0 ※ワームサイズにより使い分ける。
・2.5~4inのシャッドテール or グラブ系ワーム
・スナップ(スイベル)
手順1.
まずはPEラインとリーダー(20lb)を80cm程度FGノットで接続します。
そこにナス型オモリを通してからスナップにリーダーをパロマーノットで結びます。
この時、オモリがスナップでしっかり止まるか(スナップを通り抜けないか)を確認してください。
手順2.
スナップのもう片側にリーダー(16ib)を70cm程度パロマーノットで接続します。
そして、その先端にストレートフックをクリンチノットで結び、ワームをセットしたら完成です。
仕掛け作りのキモ
何故フックの接続のみをクリンチノットにするかと言うと、ここだけ結束強度を僅かに弱くすることで、根掛かりして切った際にロストするのをフック部分だけにするためです。
また、フック側のリーダーをメインリーダーより細くするのは、ルアーの動きを良くする目的と根掛かり時にメインラインから切れるのを防ぐ目的があります。
目黒流キャロはオモリが遊動式なので、固定式よりもナチュラルに誘うことが可能です。