ダイワのオフショアフラッグシップ『ソルティガ』
ソルティガは、ダイワのオフショアフラッグシップシリーズ。ダイワのルアー向け製品の中で最も高い耐久性・剛性・パワーを備えています。
ソルティガブランドではリールとロッドを中心に、ラインやルアーまで、幅広くラインナップしており、大物狙いのアングラーから高い人気と評価を得ています。
今回はリールとロッドを中心に、ソルティガの歴史や魅力をたっぷりご紹介します。
Zからはじまったソルティガの歴史
ソルティガのはじまりは、今から約20年前までさかのぼります。
ここでは初代『ソルティガZ』から現行モデル『20ソルティガ』まで、ソルティガスピニングリールの歴代モデルを振り返ってみましょう。
究極の防水性能と回転性能を謳ったソルティガZ
2001年に満を持して発売された『ソルティガZ』。
それまでの大型ソルト用リールの常識を覆す防水・回転性能を謳い登場しました。特に人気を博した理由は、その防水性能にありました。
移動時にリールが海水を被ることが多いオフショアシーンで、すぐに水洗い出来ないような環境でも、性能を維持し大物狙いアングラーの釣行をサポートしました。
デザイン・機能性を一新 10ソルティガ
ソルティガZの発売から9年が経ち、2010年にデビューした『10ソルティガ』。
10ソルティガには今やダイワリールで標準搭載されている「マグシールド」を採用し、防水パッキンでは到底実現出来ない軽い巻き心地と、高い防水性能を手に入れました。
デザインも一新され、無骨なソルティガZと比べ、視覚的にも性能の向上が感じられるメカニカルなデザインに変更されました。
堅牢・剛性-15ソルティガ
初代Z、10ソルティガから受け継いだ高い防水性能・回転性能に、さらなる堅牢・剛性をまとった『15ソルティガ』。
15ソルティガでは通常モデルに加え、マグロ対応モデル「ドッグファイト」をラインナップ。
2014年に発売された、海外遠征向けの「エクスペディション」とあわせた、盤石のラインナップで人気でした。
コンパクト・高剛性 17ソルティガBJ
『17ソルティガBJ』は、ソルティガの防水性能・回転性能をそのままに、ダウンサイジングした近海ジギング向けモデルです。
「モノコックボディ」、「ハイパーデジギア」の採用で、小型ながら大型青物とのやり取りも安心の剛性を実現。
17ソルティガBJは現在も発売されていて、近海でジギングを楽しむアングラーに人気です。
アングラーの夢を叶える20ソルティガ
2020年、これまでのソルティガで培ってきたノウハウと、ダイワ最新テクノロジーを駆使した『20ソルティガ』がデビューしました。
アングラーの夢である“自己記録更新”を安心して任せられるリールです。その特徴を以下にご紹介します。
特徴
▼モノコックボディ
一体成型により、これまでボディカバーを留めるために必要だったネジ&ネジ穴を必要としなくなった「モノコックボディ」。
一体成型による耐久性向上はもちろん、ボディ内のスペースが広がったことにより、これまでよりもギアサイズをアップさせることが可能に。
15ソルティガと比べるとギアサイズが約12%、ギアの厚みが55%アップし、耐久性は2倍以上を実現しました。
▼マグシールド
高い防水性・防塵性を誇る「マグシールド」。
20ソルティガではボールベアリングやラインローラーにもマグシールドを採用。
不快なベアリングやラインローラーの鳴り、回転性能の低下を抑制し、快適に使えるリールに仕上げられています。
▼アルミエアローター
15ソルティガではZAIONを素材としていたローターを、20ソルティガではアルミエアローターに変更。
素材がアルミとなったことでたわみ剛性が大幅にアップ。
強度はもちろんのこと、たわみが少ないことで巻き上げが楽に行えるようになった点にも注目です。
▼次世代ドラグシステム
20ソルティガのドラグは、ワッシャーを14枚に大幅増加。
樹脂パーツを介さないドラグノブも採用することで、ワッシャーの焼き付きを大幅に減少させました。
この次世代ドラグシステムによって、マグロやカジキといった大物との長時間に渡るやり取りで、ドラグが上手く動作しなくなるといった最悪の事態を招くことがまず無くなったと言えるでしょう。
▼LC-ABS(ロングキャスト-アンチ・バックラッシュ・システム)
LC-ABS(ロングキャスト-アンチ・バックラッシュ・システム)とは、2段テーパー状スプールエッジ&逆テーパー形状で、トラブルを軽減しながら飛距離を伸ばせる画期的なデザインのスプールです。
これまでより遠投が可能になったこと、これまでと同じ距離であればより少ない力でキャスト出来ることが魅力です。
ソルティガのリールタイプ別最新モデル
スピニングリール
現在ラインナップされているソルティガのスピニングリールは、20ソルティガと17ソルティガBJの2種類。
対象魚にあわせて番手とギア比を選んでみてください。
▼20ソルティガ
20ソルティガは、8000~20000番までの全9モデルをラインナップしています。
各番手で釣り方に応じた最適なギア比を採用。
青物ジギング・キャスティング、GT、マグロまで対応する充実のラインナップです。
ダイワ ソルティガ 8000-H
▼17ソルティガBJ
ソルティガBJは、3500H・3500SH・4000・4000SHの4モデルをラインナップ。
20ソルティガまで大きなリールサイズを必要としない近海ジギング・キャスティングでは、17ソルティガBJが使いやすいです。
ダイワ ソルティガBJ 4000SH
ベイトリール
ソルティガのベイトリールは、2015年発売のソルティガと、2017年発売のソルティガBJの2種類。
番手・ギア比のラインナップが豊富で、釣り方にベストマッチするモデルを見つけることが可能です。
▼15ソルティガ(ベイトリール)
「大口径ハイパーデジギア」や「高剛性オールマシンカットスーパーメタルハウジング」の採用で、強い巻き上げ力・高剛性を実現。
ラインナップは全13モデル。ハイピッチからスローピッチ、近海から深海まで、オフショアアングラーの要望に応えます。
ダイワ ソルティガ 15H
▼17ソルティガBJ(ベイトリール)
PE2号以下を使ったライトジギング、タイラバにおすすめ。
コンパクトサイズでも「ハイパーデジギア」×「高剛性スーパーメタルハウジング」で高い剛性を誇ります。
ラインナップは全8モデル。好みに応じたサイズとギア比で釣りを楽しんでみてください。
ダイワ ソルティガBJ 200SH
ダイワテクノロジーが集結-ロッドのラインナップ
ソルティガはロッドの人気も高いです。
現在のラインナップは、2020年発売の『ソルティガR』、『ソルティガエアポータブル』。
2019年発売の『ソルティガSJ』、2018年発売の『ソルティガBJ』の4カテゴリー。
ソルティガロッドの特徴は以下の通りです。
特徴
▼HVF NANOPLUS(エイチブイエフ ナノプラス)
HVF NANOPLUS(エイチブイエフ ナノプラス)は、カーボン繊維を繋ぎとめるレジンの量を減らし、カーボン繊維の密度を高めた高密度HVFカーボンを、ナノアロイ®テクノロジーでさらに進化させた素材。
粘りと強度を併せ持った、大物とのやり取りに最適なロッド素材です。
▼X45
ネジレ防止の最適構造「X45」。
カーボン繊維等をバイアスクロスで巻くことで、ロッドがねじれる方向へと曲がりにくくなり、素直な曲がりをすることで本来のパワーを発揮するようにしてあります。
モデル別
▼ソルティガR
ソルティガRは、ハイレスポンス・ローレスポンス・ミッドレスポンスの3モデルをラインナップ。
弾性の異なるロッドをドテラ流しや斜め引き等の釣り方に合わせて選ぶことが出来ます。
ダイワ ソルティガR J62S-3 LO
▼ソルティガエアポータブル
遠征のためにマルチピース化されたソルティガエアポータブル。
マルチピース化することによる継ぎの不安感は、V-JOINT α(V-ジョイント アルファ)で解消しています。
大型ヒラマサ、マグロ、GTを狙いの遠征なら、ソルティガエアポータブルで決まりです。
ダイワ ソルティガエアポータブル C80-8
▼ソルティガSJ
ソルティガSJは、スロージギング対応のロッド。持ち重り感が抑えられたバランスの良いブランクスで、ジグを思いのままに操作可能。
ラインナップは全て6.1フィートで、0~6番まで7つのパワーランクがあり、水深や使用ジグに応じた適切なセレクトが可能としてあります。
ダイワ ソルティガSJ 61B-3
▼ソルティガBJ
ソルティガBJは、高弾性チューブラーブランクス採用の「ハイレスポンス」、低弾性ブランクス+メガトップ採用の「ローレスポンス」、フルソリッドブランクス採用の「スリルゲーム」をラインナップ。
釣りの難易度が高くなりつつある近海ジギングを、多角的に攻略出来るシリーズです。
ダイワ ソルティガ BJ(HIGH RESPONSE) 62HB・V
リールもロッドもソルティガで揃えてみては?
長い歴史の中で、人気・実力ともにダイワオフショアフラッグシップとして走り続けるソルティガは、どんなオフショアシーンでも活躍すること間違いなし。
リールもロッドもソルティガで揃えておけば、不意に大物がヒットしても、うろたえてバラしてしまうなんてことはないでしょう。