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衣浦のシーバスは良型揃い!通い詰めたプロアングラーがポイントの特徴を解説(3ページ目)

生息する魚の特徴

大きい個体が多い!


私は伊勢湾(知多、名古屋港エリア)と三河湾(衣浦、矢作川エリア)を中心にフィールドワークしています。

そこで感じたのは、三河湾側の魚は比較的大きい個体が多いということ。もちろん通常サイズの魚もいます。

この理由は不明なのですが、毎年90UPをキャッチできているのも三河湾側。魚のDNAとか歴史的なものなのでしょうか。

魚の移動が早い


本流の魚を狙っていると感じるのですが、潮位変化とともに魚の移動が早い印象があります。

ジアイは一瞬で、終わりも明確です。個人的には「粘って釣れる」感覚があまりないので、魚がそこを通るタイミングを予測して短時間で釣行することが多いです。

それだけにランガンの釣りが上手くいけば、数を稼げる事もあります。慣れてきたら、移動の作戦を組んで向かいましょう!

クロダイも多い


シーバスからは離れてしまいますが、衣浦湾はクロダイが多いエリアでもあります。年間の半分くらいはクロダイ狙いで釣行しています。

クロダイも群れで入ってきてシーバスと同じような場所に存在するので、シーバスを狙っている中でクロダイが釣れたという方も多いかと思います。

そして、クロダイの多い時期にはシーバスが少なくなるような傾向もありますね。

衣浦湾攻略、ここに注意!

大きい魚も多く、釣れるポイントも多いのが衣浦湾の特徴ですが、注意しなければいけない事もあります。

やはり人が多く住むエリアだけに、以下のような事も念頭に入れておく必要があります。

事前に知って、それなりの準備をすれば問題ありません!

渋滞が多い


愛知県は車社会である上に、この地域には多くの工場や会社があるので渋滞が多いです。

加えて大きな橋が少ないので、とくに橋回りの渋滞はものすごいです。

平日であれば、魚が釣れそうな時間が通勤時間をかぶるんですね(泣)。

渋滞にはまってジアイを逃した事は数知れず。移動は計画的に行いましょう!

根掛かりが多い


護岸工事が頻繁に行われ、堤防は強化されています。河川の中には金網に包まれた石の詰まった土嚢みたいなものが多く配置されています。

またミオ筋の印として河川の中に無数の杭が存在します。見えるものはまだ良いのですが、折れて水面に出ていない杭やロープのようなものも多数あります。

個人的にはそういったものをストラクチャにして魚を釣る事が多いのですが、初めて釣行する方はわからないんですよね。

昔はフックの付いていないバイブレーションを使って状況把握する事もありました。干潮時に下調べしておくことが重要ですよ!

プレッシャーが高い

衣浦湾付近は「ベッドタウン」のような場所なので、人口も多くアングラーも多い特徴があります。

会社帰りに寄りやすいので、とくに人気のポイントは常に撃たれているエリアです。橋脚上から見えるシーバスが居てもルアーに反応しない事も多いです。

だからこそルアーの進化が求められています。動きのナチュラルさ、小型化、他との違い、クリアカラーの選定など、プレッシャーエリアに強いルアーが必要なのです。

まとめ

年間を通じてシーバスフィッシングができて、パターンも多く存在してシーバスのルアーフィッシングとして飽きずに続けられるフィールドが衣浦湾です。

90センチを超える大型シーバスも狙えて夢のあるフィールドでもありながら、“人の日常を感じる”場所でもあります。

日本のほぼ中央にあり、自然と人口が共存するエリアでもあり、日本のシーバスフィッシングの縮図を表すような場所ではないでしょうか。

決して「行けばすぐに結果が出る」というフィールドでもありませんが、通う価値はありますよ!

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