【リールマニアが解説】ダイワ・シマノそれぞれのギアの特性とは!?

2019/07/14 更新

普段何気なく使っているリール。その心臓に想いを馳せたことはありますか?釣りしている最中は常にギアのことを想い続けているリールマニアがダイワ・シマノのギアの特性を徹底解説!


アイキャッチ画像撮影:TSURI HACK編集部

リールの心臓「ギア」

リールのギアの画像
撮影:TSURI HACK編集部
普段釣りをしているときに、何気なく巻いているリール。ところが、ギアはその間絶えず動いています。

そこで今回は、常にギアのことを想って釣りをしているリールマニアが、ダイワ・シマノのギアの特性について詳しく解説します!

眠くなるかもしれせんが最後までついてきてください。テストに出るので……(?)


ダイワのすごいギア2選!

マシンカットデジギア

マシンカットデジギアの画像
撮影:TSURI HACK編集部
冷間鍛造という技術でプレス加工をしてから、さらに表面を切削加工によって整えたギアで、ダイワの中上位機種を支えています。

ルビアス・セオリー以上の価格帯のリールに採用されており、マシンカットデジギアが搭載されているか否かで巻き心地が劇的に変わります。

初動の軽い巻き心地を求める方には、ぜひマシンカットデジギア搭載リールをオススメします。

ちなみに、マシンカットデジギアを採用していた12ルビアスは、筆者をリールマニアへと変貌させたリールなのです。要するに、それだけ素晴らしいってこと!

マシンカットデジギア搭載でこの価格はすごい!

ITEM
ダイワ セオリー 2506H
自重:185g
ギヤ比:5.6
ベアリング数(本体):7
ベアリング数(ローラー部):1
ドラグ力:最大 3kg
糸巻量1:ナイロン 5lb-140m、6lb-100m
糸巻量2:PE 0.8号-130m、1号-100m
巻上長(ハンドル1回転あたりの長さ):84cm
ハンドル長さ:55mm


▼セオリーをインプレした記事です


ハイパーデジギア

ハイパーデジギアの画像
撮影:TSURI HACK編集部
「伝説の技術」といっても過言はないハイパーデジギア。しかし、現行のリールで搭載されているのはモアザンやソルティガなどの数機種だけで、聞き覚えの無い人も多いでしょう。

ギアの作り方はマシンカットデジギアと大きく異なりませんが、常識を覆すほど強くて硬いC6191という素材を用いており、耐久性と巻き上げ力に長けるのです。

超高精度で加工されているために、コストが高いのと、非常に高い組み付け精度が求められることがネックですが、馴染んだ時の巻き心地は天下一品!

コストと手間がかかるからか搭載機種が少なくなってきていますが、リールマニア的にはハイパーデジギアの復権を祈るばっかりです。

旧セルテート・イグジストにラインナップされた「ハイパーカスタム」は、中古市場で高額で取引されていました。

貴重な現行のハイパーデジギア搭載リール

ITEM
ダイワ モアザン 2510PE-H
自重:245g
ギヤ比:6.0
ベアリング数(本体):12
ベアリング数(ローラー部):1
ドラグ力:最大 7kg
糸巻量1:ナイロン(TDライン) 8lb-150m、12lb-100m
糸巻量2:PE(エギセンサー) 1号-200m、1.5号-150m
巻上長(ハンドル1回転あたりの長さ):90cm
ハンドル長さ:55mm



シマノのギアは2本柱!

ハガネギア

ハガネギアの画像
撮影:TSURI HACK編集部
お馴染みハガネギア。大々的にアピールされていることもあり、「使ったことあるよ〜」という方も多いのではないでしょうか。

ハガネギアの凄さは、切削をせずにプレスだけで成形されていること。冷間鍛造技術を用いて200トンの力をかけて金属の塊をプレスします。

軽自動車の車重が大体1トンなので、それら200台分の力でギュッと押しつぶすわけです。

金属の組織が寸断されずに高密度化するうえ、切削行程が減るのでコストパフォーマンスにも優れ、まさに“いいことだらけ”。

滑らかな巻き心地と耐久性を両立したシマノ製スピニングリールの根幹を支えているのです。

リールマニアが愛してやまないハガネの1台

ITEM
シマノ ツインパワーXD C3000HG
自重(g):235
ギア比:6.0
最大ドラグ力(kg):9.0
ナイロン糸巻量(号-m):2.5-180/3-150/4-100
フロロ糸巻量(号-m):2.5-160/3-130/4-100
PE糸巻量(号-m):1-400/1.5-270/2-180
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):88
ハンドル長(mm):55
ベアリング数 S A-RB/ローラー:9/1 


▼ツインパワーXDをインプレした記事です


マイクロモジュールギア

マイクロモジュールギアの画像
撮影:TSURI HACK編集部
ベイトリールに先行搭載され、スピニングリールでは14ステラから採用されました。ギアの歯面が従来のギアよりも圧倒的に細かいのが特徴です。

ギア同士が密に噛み合うために駆動力のロスが少なく、滑らかでパワフル、そして感度にも優れます。

現在ではマイクロモジュールギア2に進化し、18ステラと19ヴァンキッシュに搭載されました。

14ステラユーザーの編集部しみけんは18ステラを使った際に「(巻き心地とパワーが)雲泥の差やわ」と漏らしたようです。

中価格帯の19ストラディックにも搭載されており、今後はハガネギアの様に下位モデルにも普及していくだろうとリールマニアは予想しています。

リールマニアも興奮しまくりのウルトラハイコスパリール

ITEM
シマノ 19ストラディック2500SHG
自重(g):220
ギア比:6.0
最大ドラグ力(kg):4.0
ナイロン糸巻量(号-m):5-110、6-95、8-70
フロロ糸巻量(号-m):4-130、5-100、6-80
PE糸巻量(号-m):0.6-200、0.8-150、1-120
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):89
ハンドル長(mm):55
ベアリング数 S A-RB/ローラー:6/1


▼19ストラディックを特集した記事です


リールの「巻く」を支える重要技術!

リールの画像
撮影:TSURI HACK編集部
いかがでしたでしょうか。今回もやや暴走気味なリールマニアでしたが、リールに使われている技術について魅力がお伝えできていたら嬉しいです。

釣りに行く時、釣具屋さんでリールを回す時、こんなに凄い技術が使われているんだ……と、想いを馳せてみてはいかがでしょうか。

筆者の紹介

佐藤稜真

某リールチューンメーカー在籍時、全国のイベントで年間100台以上のリールをメンテナンスしていた経験を持つ。

中学生の頃からカタログのスペックを暗記するほどのリール好き。関東のフィールドでのエリアトラウト・シーバスフィッシングをメインにしている。

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ハイパーデジギアの画像
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佐藤 稜真
佐藤 稜真

TSURI HACK随一のリールマニア。特にスピニングリールをこよなく愛する気鋭の若手ライター。某リールチューンメーカー在籍時、Facebook・Instagram・Amazon運営を手がけながら全国のイベントで年間100台以上のリールをメンテナンスしていた経験を持つ。

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