いきさつ。
☝編集部のソガちゃんが岸から釣ったオオモンハタ。覚えたての日本語みたいに「ロックフィッシュ、タノシイ」ってめっちゃ言う。
たけさーん、こないだ磯に行ったらこんなオオモン(ハタ)が釣れて。でかくないすかー?
オレもロックフィッシュ釣りたーい。バスみたいな顔しててカッコイイしさ。でも道具がないんだよね、道具がさ。
ロックフィッシュなら強めのバスタックルでもできるんですよ。「Hパワー」くらいの長めのロッドでOKでやんす。
なら、オレ(バスアングラー)でもすぐに行けるってことかね?
(訳:すなわちそういうことですね、先輩)
その日の夜。
寝床についたらなんか妙に妄想が膨らんでしまった。
気になったが吉日。行かなきゃ気が済まないってもんですよね?
【次ページ:伊豆にイズ(いつ)いくの?】
渡船屋に到着。(中省略)
朝4時です。なんとも言えない高揚感は、この表情から読み取ってください。
足元には滑りにくいフェルトソールを。準備を終えていざ渡船に乗り込みましょう。(渡船は初体験です)
同船者の方々は、今日はじめてお会いした方ばかり。にも関わらず、みなさん荷物の積み下ろしに協力してくれます。釣り人って紳士だよね。
上陸する時、ほんのり緊張したものの無事に磯へ到着。テンション上がりすぎてるだけで、ポーズに意味はありません。
タックルはコレ。
DA PUMPも踊り出す「Made in USA」の8フィート近いフリッピングロッドに、リールは撃ちモノ用にこしらえたハイギアのベイトをセッティング。
メインラインはPEの1.5号。根ズレが多発するみたいなので、リーダーは船ハリスの6号(約24lb)をチョイス。
ワームは、ハタも釣り人も大好きな「ドライブクロー」。リグはいわゆるフリリグ系。狙う水深にあわせて、1オンス前後の重さを使いわけましゅ。
「うわーん。めっちゃ釣れそーじゃーん」の顔。(不眠)
実釣開始。
岩礁帯の隙間を舐めるように、コロコロ転がしながら探ります。まんまバス釣りのテキサスリグの使い方に近い。
角度を変えながら2~3投したところで、なんとあっさりバイトが。
フッキングが決まる!!!!
ゴリ巻きしていると……あれ? 急に軽くなるこの嫌な感覚。
やらかしたかこれ?
ファーストバイトはラインブレイクに。
もってない。そして、なによりお魚さん申し訳ない……。
凹んでもいられないので、リーダー結び直して再開。するとまた「コツコツ」っとバイトが。
フックアップ成功!
あがってきたのは……
いや、誰なんだチミは。
あとで調べたら「イトフエフキ」さんでした。
やさしくリリースして、再開です。
ただただ、もくもくとキャストを繰り返す。
ボトムの地形変化を感じながら、一心不乱に。
あの頃描いていた、“理想の大人”になれただろうか?
なんてエモいこと考えてたら、手前の根のエグレに落としたルアーに「ギュイーーーン」と強烈なバイトが。
一瞬、潜られそうになったものの、じっくりロッドで耐えていると……。
【次ページ:ついに待望の一匹が!】
じゃじゃ~ん!
祝・初ロックフィッシュです! アカハタくん、ありがとう!
ワームは強烈なオイニーで話題のバークレイ「クリッターホグ」。これも手持ちのバス用を転用しました。
1匹ゲットした後、渡船屋さんのはからいで3つほどの磯を転々。
その中でも、とりわけ反応のよかった場所でまとめ釣りできました。
ノンキーサイズを含め、アカハタを一人3~4匹手にできて感無量でござります。
あと同じ釣りをしていると、たまーにカサゴも釣れちゃたりね。
当日の最大魚は、編集部ソガちゃんが釣りあげたこの一本。
しかし、いい顔してますな。
ハタちゃんも。
ソガちゃんも。
というわけで、この一匹を持ち帰ることにしました。
文字通り、お命を「いただきます」。
その美味さ、もうシロハタ(降参)って感じ。アカハタなのに。
家に帰ってアカハタを調理。
刺し身が絶品だってんで、そのままレモン&岩塩でいただくことに。
う~ん♡ なんとも言えない歯ごたえと風味が広がりますな~。
ハタ系の刺し身って馴染みがないけど、タイとかスズキなんかとは全然違う、白身のウマさがたまらんのですぅ。普通に買ったら高級魚ってのもうなずけます。
ハタ最高じゃんか。できるなら来世で結婚したい!
ぜったい2回目あるな、コレ。
ソルトって、バスアングラーからするとめちゃめちゃ敷居が高くて、なんだか腰が重かったんです。
誘われてトライしてみたけど、まー面白いこと。道具も転用できたし、釣り方もバスに近いとくれば当然。
当日は出会えなかったけど、シャッドテールなどのいわゆる「巻きの釣り」でオオモンハタが狙えるみたいです。そっちも挑戦したいな~。
そして、導き出した結論がコレ。
「ロックフィッシュ、バス釣りやってるやつはだいたいハマる」説
はホントウです。
ご注意あれ!
今回のヒットルアー
ロックフィッシュの楽しみ方はこちらの記事をチェック
今回お世話になった渡船屋
愛海丸(なるみまる)
ロックフィッシュゲームに精通した、船長が営む船宿。
今回利用した渡船でのロックフィッシュゲームはもちろん、チャーター便でのロックフィッシュゲームも行なっています。毎年シーズン中には50センチを超えるオオモンハタが連発することも……お近くの方は、ぜひ立ち寄ってみてください。
静岡県賀茂群松崎町雲見391
TEL:0558-45-0722