大事な釣具に一大事!
釣具が壊れてしまったり、盗まれてしまった経験はないでしょうか。幸い見つかることもあるかもしれませんが、釣具が手元に戻ってくるのは稀なケースです……。
でも、安心して下さい。釣具の破損や、盗難に備えられる保険があるのをご存知ですか? 保険料も数百円という安価なものから用意されているのです。
万が一の備え『釣りの保険』
釣りの保険とは、どういう時に補償してもらえる保険なのでしょうか。保険会社や保険内容によって異なりますが、保険に加入しておくと例えばこんな時に安心です。
タックルが盗まれた!
外出先で盗まれたものを補償するものは、「携行品損害保険」などと呼ばれます。
自宅での盗難の場合は「住宅内生活用動産保険」、車内での盗難には「車内携行品損害保険」などがそうです。
竿を折ってしまった……
木の枝に引っ掛けて折ってしまったり、ぶつけて折ってしまったりした時に安心なのが「携行品損害保険」です。
自宅でのトラブルには「住宅内生活用動産保険」や「火災保険」、自動車事故で折ってしまった場合は「車内携行品損害保険」などが該当します。
怪我・遭難をした
レジャー中の怪我で診察を受けたり、入院したりしたときに補償される傷害保険です。
また、渓流釣りなどでの遭難時に民間のレスキューヘリが出動した場合、決して安くはない捜索費用がかかります。これは「救援者費用保険」で備えることができます。
誰かに怪我を負わせてしまった
キャストをする際、他者にフックが当たって怪我をさせてしまったなどのトラブル。
賠償責任に問われ、高額な賠償金が必要になってしまうケースも考えられます。「個人賠償責任補償保険」で備えることができます。
人に借りたタックルを壊してしまった
人に借りたものを使い、壊してしまったときの弁償費用などを補償してくれるのが「受託物賠償責任保険」などです。
気を付けて使っていても、万が一ということもあるかもしれません。もしもの時に安心です。
残念ながら補償されないケースも
加入する保険の種類やプランなどによって、補償されるケースとそうでないケースがあります。特に、不注意による紛失などは補償されないことが多いようです。
また、いざというときに「釣具が対象外だった!」ということがないように、保険内容をしっかり確認してから加入することが必要です。
申請に必要なものを準備しておこう
携行品損害保険に補償を申請する場合、釣具購入時の領収書か保証書などが必要です。
その他に、釣具が壊れてしまった様子や状況が分かる写真、修理する場合は修理の見積書などを提出します。
盗難の場合は警察に盗難届けを出し、その際の受理番号を保険会社へ提出します。