いよいよ乗船当日
いよいよ乗船当日ということで、初めての船宿へは最低でも出船時間の1時間前に到着するようにしましょう。
準備や受付、また出船場所と受付場所が遠く離れている場所は、その間の移動など到着してから意外と時間がかかります。
ギリギリになると、船長はもちろんのこと他のお客さんにも迷惑が掛かってしまうので、余裕を持った時間に到着するようにしましょう!
釣り座の選び方は?
釣り船の中での自分が座る釣り座は、各船宿によって選び方が異なります。受付順が主流ですが、最近は公平を期すためじゃんけんや、くじ引き、ルアー釣りなどではローテーション制を採用している船宿もあります。
予約電話の際に釣り座の決め方についても聞いておく方がいいでしょう。
釣り座の呼び方と特徴
釣り座によって呼び名や場所による特徴があります。船の最前部をミヨシと呼びます。逆に最後部をトモと呼び、真ん中付近を胴の間と呼びます。
ルアー釣りでは、船は基本的に前に進むことが多く、魚へのファーストコンタクトを得やすいことからミヨシがいい釣り座とされています。
逆にエサ釣りでは、揺れの大きいミヨシよりも、安定して釣りができる胴の間や、トモが好まれる傾向にあります。
後は楽しむだけ!実釣中の注意点
乗船し、座席も確保したら出発までにタックル・仕掛けの準備を済ませましょう!後は高鳴る気持ちをおさえ、いざ出船。わからないことは船長に聞いて釣りを満喫してください!
と、その前に船での釣りを満喫するために、是非心がけておきたいことをお伝えしたいと思います。
隣人とは仲良くトラブルなく
乗合船に乗る際は、他のお客さんへの挨拶を是非心がけてみてください!
特に両隣のお客さんは、仕掛けがからんでしまったり、迷惑をかけることがあるかもしれません。必ず挨拶やコミュニケーションを取りましょう。
周りとコミュニケーションが取れると、釣り方なども共有出来て、結果的に自分の釣果がよくなるかもしれません!
移動時の注意点
移動時はとにかく動かないこと!これは非常に重要なポイントです!動くと不意に受けた波で船が揺れて転んでしまったり、どこかにぶつかってケガをしてしまったりと非常に危険ですので、移動中はその場から動かないようにしましょう。
ただし釣り座を絶対動いてはいけないという訳ではありません。例えば風が吹いていると片側は波をかぶって濡れるのに、もう片側は全く濡れなかったりします。こういう場合は、船が走り出す前に濡れない側に移動したり、船室に入って移動中を過ごしましょう。
船長からみたこういう人は危ない!!
一番危ない人、それはルールやマナーを守らない人です!例えば、シーバス船ではバーブレスフックを必須としていますが、バーブ付きのフックを使ってしまう方がどうしてもいてしまいます。
これは万が一、キャスティングの際などに人に引っかけてしまった場合に、簡単に針が抜けるようにという意味合いでルールを設定しています。もちろん刺さった側の体の保護をしているルールなのですが、実は刺してしまった側の責任の軽減も目的としています。
バーブがついたフックが刺さった場合、そのまま病院で手術という場合もあり得ます。その治療費や慰謝料などの刺してしまった側の人のことも考えて、船宿はルール作りをしているのです。魚を釣りたい一心でバーブ付きの針を使っている方ほど、周りが見えておらず人を釣ってしまう傾向にあります。
>>次ページでは装備を確認